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【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽

ピアノ発表会は、ご家族やご友人をはじめ、さまざまな方に積み重ねてきた練習の成果を披露できる絶好の機会。

高度なテクニックを要する上級者向けのピアノ曲は、発表会でも聴き映えすることでしょう。

本記事では、ピアノ経験をある程度重ねてきた方が発表会で披露するのにピッタリの、聴き映えする作品をご紹介します。

高難度でも意外に聴いている人には難しさが伝わらないものもありますが、今回紹介するのは会場の観客をグッと引きつけられるすてきな作品ばかりです。

普段の練習曲よりも思い切って少し背伸びしたレベルの作品を選び、今までの努力を信じて堂々と演奏してみてくださいね!

もくじ

【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽(1〜20)

「パガニーニ大練習曲」より第6曲「主題と変奏」Franz Liszt

リスト:「パガニーニ大練習曲」より第6曲「主題と変奏」
「パガニーニ大練習曲」より第6曲「主題と変奏」Franz Liszt

優美で気品があふれる旋律と華麗なピアノ技巧が融合した傑作です。

パガニーニのヴァイオリン曲を見事にピアノ用に編曲し、1851年に改訂版として世に送り出されました。

原曲の持つ優雅さはそのままに、ピアノならではの表現力を存分に引き出した本作は、聴衆を魅了する魔法のような音色を奏でます。

両手の絶妙な交差やアルペジオの連続など、技巧的な難しさを感じさせない流麗な演奏は、まさに音楽の芸術性を体現しています。

演奏時間は約2分と短めながら、豊かな音楽性と高度な技巧を兼ね備えた本作は、ピアノ演奏の醍醐味を存分に味わえる逸品です。

ステージで存在感を放ちたい方や、ピアノの可能性に挑戦したい方におすすめの一曲といえるでしょう。

12の練習曲 Op.10 第5番「黒鍵」Frederic Chopin

黒鍵のエチュード/Etude Op10-5/ショパン/Chopin/ピアノ/Piano/CANACANA
12の練習曲 Op.10 第5番「黒鍵」Frederic Chopin

上級者になりたての方にオススメしたい作品が、こちらの『12の練習曲 Op.10 第5番「黒鍵」』。

フレデリック・ショパンの名作で『黒鍵のエチュード』というタイトルでも知られています。

チェルニー40番程度の演奏難易度ではあるものの、エチュードの難易度は決して低いものではなく、基礎以上の演奏ができる方でなければ美しく弾くことは難しいと思います。

手が小さく速い演奏が好みの方にとっては、弾きやすい部類の作品なので、ぜひチェックしてみてください。

15の熟達した練習曲 作品72 第2番Moritz Moszkowski

モショコフスキ : 15の熟達した練習曲 作品72 第2番 【17_情熱的でかっこいい楽譜と解説付きクラシックピアノ曲】
15の熟達した練習曲 作品72 第2番Moritz Moszkowski

情熱的な旋律と緻密な技巧が織りなす、ロマン派の傑作。

2分程度という短い演奏時間ながら、左手に響く3連音符が印象的な本作は、聴く人の心を確実につかんでいきます。

アレグロ・ブリランテの指示通り、輝かしい雰囲気を醸し出すアプローチが求められ、豊かな表現力と確かな技術が必要とされます。

手首の回転を意識した繊細なタッチで、音の粒をきらびやかに響かせることで、華やかな発表会の舞台を彩ることでしょう。

1903年にパリで出版されたこの曲は、ツェルニーの先にある新たな音楽の扉を開く、魅力的なレパートリーとなっています。

すべての短調による12の練習曲 第2番 ニ短調 モロッシアのリズムでCharles Valentin Alkan

Charles-Valentin Alkan – Etude Op. 39 No. 2 “En rythme molossique” (GSARCI BIRTHDAY PRESENT)
すべての短調による12の練習曲 第2番 ニ短調 モロッシアのリズムでCharles Valentin Alkan

力強い3拍子のリズムが印象的なピアノ独奏曲です。

古代ギリシャの詩の韻律を意識した重厚な和音の響きは、まるでオーケストラの演奏を思わせるような壮大さを感じさせます。

1857年に出版された本作は、約8分30秒の演奏時間の中で、ピアノの表現力を存分に引き出す魅力的な楽曲となっています。

練習を重ねてきた方なら、その実力を存分に発揮できる曲でしょう。

重厚な和音とダイナミックな展開で、聴衆を魅了する演奏効果の高い作品です。

発表会でインパクトのある演奏を目指す方や、オーケストラのような豊かな響きを追求したい方にお勧めしたい一曲です。

スペイン組曲 第1集 作品47『アストゥリアス』Isaac Albéniz

スペイン各地の風景や文化を音楽で描写した、情熱的で印象的なピアノ組曲『スペイン組曲 第1集 作品47』から、魅力的な楽曲をご紹介します。

神秘的な雰囲気を持つ中間部と、力強いリズム主題が織りなすコントラストが見事な本作は、ギター的な奏法をピアノで表現する独特の技法が用いられています。

1886年に作曲された本作は、映画やテレビ番組、CMなどでも使用されており、多くの人々の心を捉えてきました。

ピアノ技術を持ち合わせた方や、表現力が豊かな演奏を目指す方におすすめです。

スペインの民族音楽の要素を取り入れた味わい深い曲調は、発表会で聴衆を魅了することでしょう。