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【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽

ピアノ発表会は、ご家族やご友人をはじめ、さまざまな方に積み重ねてきた練習の成果を披露できる絶好の機会。

高度なテクニックを要する上級者向けのピアノ曲は、発表会でも聴き映えすることでしょう。

本記事では、ピアノ経験をある程度重ねてきた方が発表会で披露するのにピッタリの、聴き映えする作品をご紹介します。

高難度でも意外に聴いている人には難しさが伝わらないものもありますが、今回紹介するのは会場の観客をグッと引きつけられるすてきな作品ばかりです。

普段の練習曲よりも思い切って少し背伸びしたレベルの作品を選び、今までの努力を信じて堂々と演奏してみてくださいね!

もくじ

【上級者向け】聴き映え重視!ピアノ発表会で弾きたいクラシック音楽(41〜60)

ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章Frederic Chopin

【感謝!90万人】ショパン – ピアノ・ソナタ第3番第4楽章 – Chopin Piano Sonata No.3 h-moll Op.58-4 Finale – クラシック – CANACANA
ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章Frederic Chopin

激しさときらびやかさが印象的なショパンの名曲『ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章』。

この作品のポイントはなんといっても冒頭部分と終盤ではないでしょうか。

冒頭の部分は転調が繰り返されるため、圧倒的な没入感を持っています。

終盤に関してはロンド形式の特徴である激しいものに仕上がっています。

そんな本作は、高難易度の作品として有名です。

上級のなかでも上位に入る楽曲ではありませんが、それらに近いだけの難易度を持っています。

特に3版の難易度は相当に高いのでチェックしてみてください。

前奏曲 ト短調 Op.23-5Sergei Rachmaninov

セルゲイ・ラフマニノフさんが1901年に完成させた傑作。

ロシアの風土をほうふつとさせる重厚で情熱的なメロディが特徴的です。

歯切れのよいリズムや、オクターブ以上の音を着実につかむことが求められる和音の連続、オクターブの連打など、高度なテクニックを要するフレーズがたびたび現れますが、中間部では彼の作品らしいロマンチックな旋律を楽しめます。

曲全体に演奏者と聴衆の両方を引き込む魅力的な要素がちりばめられており、発表会で披露するのにピッタリの1曲。

テクニックと表現力ともに大きな成長を期待できる作品です。

ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin

Chopin:Nocturne No.8 Des-dur Op.27-2 Shohei Sekimoto(pf.)
ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin

難曲の多いショパンの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『ノクターン 第8番 Op.27-2』。

ショパンといえば左手の伴奏形が難しいことで知られていますが、本作でもそれは健在で、大きな跳躍を含む分散和音の伴奏型が用いられています。

右手の単旋律で見られる装飾的変化も印象的で、非和声音を盛り込んだ即興的なパッセージが登場します。

さらに、演奏が進むごとに、それらのパートの使用頻度が高くなっていくため、体力的にも相当な実力が求められる難曲です。

厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54Felix Mendelssohn

Mendelssohn:Variations sérieuses Op.54|メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲 作品54
厳格な変奏曲 ニ短調 Op.54Felix Mendelssohn

ドイツの作曲家フェリックス・メンデルスゾーンのピアノ作品のなかでも、広く親しまれている楽曲の一つである『厳格な変奏曲』。

1841年に、ベートーヴェンの記念碑建設資金を集めるために書かれた本作は、17の変奏から成り立っています。

荘厳な主題を基に、リズムやテンポの変化を通じて劇的な展開が繰り広げられ、技術的な難しさと内面的な深さを兼ね備えた作品となっています。

テクニック的に高度な難易度ですが、メンデルスゾーンの音楽的深さと芸術性を感じられる1曲です。

ピアノソナタ 第21番 Op.53「ワルトシュタイン」Ludwig van Beethoven

ベートーヴェン:ワルトシュタイン (L.V.Beethoven : Sonate für Klavier Nr.21 “Waldstein” C-Dur Op.53) /亀井聖矢
ピアノソナタ 第21番 Op.53「ワルトシュタイン」Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作『ピアノソナタ 第21番 Op.53「ワルトシュタイン」』。

この楽曲はベートーヴェンの作品のなかでも、特に難しい作品として有名です。

難易度としては最上級の一つ下といったところでしょうか。

分かりやすく言うなら『ラ・カンパネラ』よりは簡単という感じですね。

一つひとつの難易度は異常に難しいというわけではないものの、全体を通してみると演奏が難しい作品です。

8分音符をただ弾いているだけになりやすい作品なので、しっかりと楽曲の理解を深めて表現力を意識しましょう。