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【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲

易しく自分でも簡単に弾ける、そしてかっこよくて華やかな聞き映えする曲をお探しではありませんか?

ピアノを習い始めて間もない段階で出演する発表会では、無理もなく弾けるレベルでありながら、聴き映えする華やかな作品を選ぶことが重要です。

特にお子さまの場合は、本人の好みを優先しつつも、指の届く範囲などにも気を配りながら作品や楽譜を選定する必要があります。

そこで本記事では、ピアノを習い始めて間もないお子さまや、大人になってピアノをはじめた方の発表会曲としておすすめの、聴き映えする初級者向け楽曲をご紹介します。

音域の広さや演奏のポイントなどにも触れてきますので、ぜひ発表会曲選びの参考にしてくださいね。

【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲(61〜80)

さよならドイツ民謡

さよなら ドイツ民謡(ピアノ楽譜)
さよならドイツ民謡

日本でも人気のドイツ民謡『さよなら』。

童謡になっている他のドイツ民謡に比べると、ややマイナーな部類ではありますが、ピアノ発表会ではわりと耳にする作品です。

そんなこの作品の難易度は、ちゃんとした演奏をするなら、初級のなかでも真ん中程度。

最低限の演奏であれば初級のなかでも下位にあたる作品です。

速度表記に関してはそれほど難しいわけではありませんが、抑揚を主体とした表現力がものを言う作品なので、そういった部分を鍛えたいときにオススメです。

小人の踊りAnton Diabelli

「4期のピアノ名曲集 第1巻」ディアベリ/小人の踊り
小人の踊りAnton Diabelli

ディアベッリの名作『小人の踊り』。

今回、紹介している作品のなかではマイナーな部類にあたりますが、実は小学生でも演奏できるほど簡単な楽曲です。

構成としては典型的な古典派といった感じで、伴奏とメロディーに分けられたシンプルなものにまとめられています。

そんなこの楽曲のポイントは、短前打音。

中級以上の楽曲では頻繁に登場するテクニックなので、初心者の方で短前打音を覚えたい方は、この作品から学んでみてはいかがでしょうか?

ガラスのくつWilliam Gillock

【ピアノ発表会おすすめ】ガラスのくつ ♫ ギロック / The Glass Slipper, Gillock
ガラスのくつWilliam Gillock

音楽教育界のシューベルトと称されるほど、美しいメロディーセンスが印象的な作曲家、ウィリアム・ギロック。

彼の作風は高度なテクニックを使用せず、豊かな表現で楽曲の魅力を引き出すといったものでした。

そのため、初心者の課題曲としてギロックの作品は頻繁に登場します。

今回はその中でもこちらの『ガラスのくつ』を紹介したいと思います。

三拍子になれるにはうってつけの作品なので、本格的なワルツに取り組む前にこの楽曲を取り組んでみると良いでしょう。

ガボットFrançois-Josehp Gossec

ガボット ゴセック ピアノ  [ Gavotte Piano Francois Joseph Gossec ]
ガボットFrançois-Josehp Gossec

タイトルを知らなかったとしても、こちらの『ガボット』の実際に旋律を耳にすればすぐに「あの曲か」と思い当たるはず。

テレビ番組やCMのBGMなどでもおなじみの『ガボット』は、もともとはフランスの作曲家フランソワ=ジョセフ・ゴセックによるオペラ作品の中で使われた楽曲で、本来はバイオリンとオーケストラによって演奏される作品です。

この楽曲の上品な軽やかさの秘密は何といってもスタッカートの多さで、下から上へと動く左手の伴奏は慣れないとミスタッチが多くなってしまうかもしれません。

中間部からスラーなどを使った繊細で優美な展開へと変わるところにも注意しつつ、メリハリをつけた演奏を心がけましょう。

ウインナーワルツGillock William

ギロック :ウィンナーワルツ ピアニスト 近藤由貴/Gillock: In Old Vienna Piano, Yuki Kondo
ウインナーワルツGillock William

音楽教育者として多大な功績を果たし、子ども向けのピアノ曲も多く世に残したウィリアム・ギロック。

彼が発表した作品集『こどものためのアルバム』はタイトル通り、子どもたちの教材としても世界的に愛され続けている楽曲が多く収録されており、本稿で取り上げている『ウインナーワルツ』もまさにその1つなのですね。

通常の3拍子とは違って、2拍目が若干短くなって1拍目にずれこんで聴こえるような、テンポも速いワルツというのが特徴で、短い楽曲ながらロマン派風の優雅なメロディとドラマチックな展開は発表会でも映えることは間違いないでしょう。

先ほど述べた特徴的なワルツのリズムをつかむまでにある程度練習が必要ではありますが、高度な技術を求められるわけではなく、指の力のさじ加減や表現力が物を言うタイプの作品ということに注意して、自分なりの表現を目指してみましょう!