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【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲

易しく自分でも簡単に弾ける、そしてかっこよくて華やかな聞き映えする曲をお探しではありませんか?

ピアノを習い始めて間もない段階で出演する発表会では、無理もなく弾けるレベルでありながら、聴き映えする華やかな作品を選ぶことが重要です。

特にお子さまの場合は、本人の好みを優先しつつも、指の届く範囲などにも気を配りながら作品や楽譜を選定する必要があります。

そこで本記事では、ピアノを習い始めて間もないお子さまや、大人になってピアノをはじめた方の発表会曲としておすすめの、聴き映えする初級者向け楽曲をご紹介します。

音域の広さや演奏のポイントなどにも触れてきますので、ぜひ発表会曲選びの参考にしてくださいね。

【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲(111〜120)

女王様のメヌエットWilliam Gillock

【はじめてのギロック】女王様のメヌエット
女王様のメヌエットWilliam Gillock

音楽教育界のシューベルトと称されるほど、いくつもの子ども向けの名曲を生み出してきたアメリカ出身の作曲家、ウィリアム・ギロックさん。

子どもが取り組む初心者向けの作品といえば、彼の作品は定番ですよね。

そんな彼の作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『女王様のメヌエット』。

暗い雰囲気が印象的な作品で、技術的にはややスタッカートが効いた演奏ではあるものの、基本的には演奏しやすい三拍子に仕上げられています。

【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲(121〜130)

大きな古時計Henry Clay Work

「大きな古時計」世界最高峰のピアノ「スタインウェイ」で弾く Grandfather Clock
大きな古時計Henry Clay Work

アメリカのポピュラーソングであり、日本でも童謡唱歌として親しまれている『大きな古時計』。

シンプルなメロディが繰り返されるため、ピアノ初心者の方でも取り組みやすい作品です。

右手はおなじみの歌のメロディをなぞっていきますが、左手のアレンジ次第でさまざまな雰囲気に変化させられます。

はじめは単音で、慣れてきたらご紹介している楽譜のように和音にしたり、分散和音にしたり、少しリズムを加えてポップにしたりなど、演奏の上達に合わせていろいろなバージョンに挑戦してみましょう。

ラデツキー行進曲Johann Strauss I

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤーコンサート」で演奏される曲としても知られる、ヨハン・シュトラウス1世作曲の『ラデツキー行進曲』。

この曲を聴くと新たな1年の始まりを実感する、という方も少なくないはず。

観衆が手をたたきながら演奏を聴いている光景もおなじみですよね。

この曲の特徴は、やはり手拍子でリズムを刻みたくなるような軽快さ!

ご紹介している楽譜は、オーケストラの音のなかでも特に重要な音のみで構成されていますので、テンポを一定に保ちながら軽やかかつ力強い音で演奏できるといいですね。

こども音楽会 Op.210 第7曲「狩りの曲」Cornelius Gurlitt

グルリット, コルネリウス:こども音楽会 狩の曲,Op.210-7  pf. 鴨田 友梨香:Kamoda, Yurika
こども音楽会 Op.210 第7曲「狩りの曲」Cornelius Gurlitt

子供らしいかわいらしさにあふれたコルネリウス・グルリットのピアノ曲集『こども音楽会 Op.210』。

第7曲『狩りの曲』は、小さな子供が野原を駆けまわっている様子を連想させるような、快活で明るい1曲です。

軽やかなスタッカートや音の粒をそろえて弾く連符、2音間のスラーなど、基本的なテクニックも含まれているため、発表会で立派に演奏できれば、これからピアノを続けていくうえでの大きな自信につながるはずです!

エリーゼのためにLudwig van Beethoven

エリーゼのために (ベートーヴェン) 横内愛弓
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノを習い始めた方の多くが憧れる名曲『エリーゼのために』。

日本人にとって、クラシック作品の中で曲名を答えられる確率が最も高い作品ともいわれています。

切なく美しいメロディは非常に覚えやすく、全体のテンポもゆったりしているため、初心者の方でも取り組みやすい作品です。

テーマが再び戻ってくる前の中間部の盛り上がる部分では、細かい指の動きが求められますが、最適な指使いを選んで丁寧に練習すればクリアできるはず!

穏やかな部分と激しさをともなう部分の変化にも注目しながら、表情豊かに演奏しましょう。

くまのプーさんThe Sherman Brothers

ディズニーの人気作品、『くまのプーさん』。

同名のタイトルであるこちらの楽曲は、メインテーマの1つです。

原曲ではあまり感じない方かと思いますが、ピアノになると急に叙情的に聴こえるのが特徴で、非常に聴き映えします。

その分、表現力が要求される作品なので、リズム感などの基礎的な技術はもちろんですが、解釈などの感性も必要です。

やや両手の距離が遠い作品ではありますが、基本的には4歳児でも取り組める難易度なので、発表会を控えている方はぜひチェックしてみてください。

さんぽ久石譲

さんぽ 簡単ゆっくりピアノ楽譜 となりのトトロ
さんぽ久石譲

国内外で愛され続けているジブリ映画『となりのトトロ』のオープニング主題歌として大ヒットした『さんぽ』。

現在でも幼稚園や保育園では必ずといってよいほど歌われており、ピアノの発表会でも頻繁に演奏されている人気の楽曲です。

躍動感あふれるメロディですが、意外にも「でこぼこじゃりみち」の部分の1音以外は1オクターブに収まっているため、ピアノ初心者の方や小さな手のお子さまでも挑戦しやすいんです!

映画のオープニングを思い浮べながら演奏し、弾むリズムでワクワク感を表現しましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回は初級者向けのピアノ作品の中でも、かっこよくて聴き映えのする華やかな作品を中心にご紹介しました!

ピアノを始めたばかりのお子さまや、ブランクのある大人の方でもチャレンジしやすい曲ばかりですが、しっかり取り組むことで、テクニックや強弱、表現の付け方など、ピアノを演奏するうえで重要な基礎部分を十分に身につけられます。

今回の紹介でこの楽譜なら弾けそう、この曲なら弾けそうという曲が見つかったのなら幸いです。

お気に入りの1曲を丁寧に仕上げて、発表会で演奏しましょう!