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【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲

易しく自分でも簡単に弾ける、そしてかっこよくて華やかな聞き映えする曲をお探しではありませんか?

ピアノを習い始めて間もない段階で出演する発表会では、無理もなく弾けるレベルでありながら、聴き映えする華やかな作品を選ぶことが重要です。

特にお子さまの場合は、本人の好みを優先しつつも、指の届く範囲などにも気を配りながら作品や楽譜を選定する必要があります。

そこで本記事では、ピアノを習い始めて間もないお子さまや、大人になってピアノをはじめた方の発表会曲としておすすめの、聴き映えする初級者向け楽曲をご紹介します。

音域の広さや演奏のポイントなどにも触れてきますので、ぜひ発表会曲選びの参考にしてくださいね。

【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲(21〜30)

かいぞくRoger Grove

かいぞく ロジャー・グローブ
かいぞくRoger Grove

海賊の冒険をテーマにしたアップテンポな本曲は、力強さと躍動感があふれるピアノソロ曲です。

船出の様子や大海原での嵐、宝物発見のワクワク感など、ストーリー性豊かな展開が魅力的で、一度聴いたら誰もが引き込まれてしまいます。

原曲にもピアノがありますが、ソロ版では新たな装飾やアレンジが加えられ、3ページ構成で物語を音で表現しています。

2023年11月に発売された本作は、冒険心をくすぐる楽しい楽曲に仕上がっており、演奏する喜びと聴く楽しさを両立。

ピアノ発表会でも大活躍することが間違いなしの1曲で、男の子のかっこいい演奏曲として人気を集めています。

カーニバルの舞踏会William Gillock

【ピアノ発表会おすすめ】カーニバルの舞踏会 ♫ ギロック / Carnival Ball, Gillock
カーニバルの舞踏会William Gillock

ブラジルのカーニバルをイメージした華やかでリズミカルな楽曲で、サンバのリズムとメロディーが印象的な作品です。

左手のシンコペーションと右手の軽快なフレーズが魅力的で、ラテン音楽の躍動感が見事に表現されています。

1969年に出版された本作は、シンプルながらも情熱的な雰囲気を醸し出し、演奏する人も聴く人も思わず体が揺れだすような中毒性があります。

男の子にぴったりの元気がいっぱいでかっこいい曲調で、ピアノ発表会で演奏すれば会場を盛り上げることが間違いなしです。

演奏の難しさを感じさせない自然な流れと、聴衆を魅了する舞台映えの良さを兼ね備えた、素晴らしい1曲です。

【初級者向け】やさしい&弾きやすい!ピアノ発表会で聴き映えする曲(31〜40)

ブルグミュラー25の練習曲 Op.100 第25番「貴婦人の乗馬」Johann Burgmüller

1851年に公開されたアルバム『25の練習曲 Op.100』を締めくくる、華やかで勇壮な一曲です。

この楽曲の原題は「騎士らしさ」を意味しており、その名の通り、凛々しくも優雅な物語の主人公になったような気分を味わえます。

馬が軽やかにステップを踏むようなスタッカートや、クライマックスへ向かう音階は聴いているだけで心が躍りますね。

演奏では音の強弱やタッチの違いで場面の移り変わりを表現できるかがカギとなるでしょう。

物語を想像しながら、自分だけの表現を見つけていく楽しさを感じられる作品です。

ピアノソナタ 第19番 Op. 49-1 第1楽章Ludwig van Beethoven

L.V.ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第19番 op.49-1 第1楽章|小林音楽教室(東京)
ピアノソナタ 第19番 Op. 49-1 第1楽章Ludwig van Beethoven

穏やかで親しみやすい楽曲で、1797年頃の作曲当時は、ベートーヴェンが弟子や友人のために書いたとされています。

2つの楽章からなる本作は、第1楽章では静かな感情を湛えながらも穏やかなメロディーが印象的。

第2楽章は明るく快活で、6/8拍子の軽快なリズムが心地よく響きます。

ピアノ演奏のテクニックにそれほどこだわらなくても楽しめ、子どもや大人、音楽ファン誰もがベートーヴェンの魅力を存分に味わえる一曲です。

音楽愛好家やピアノを学ぶ方が最初に触れるベートーヴェン作品として、ぴったりな作品といえるでしょう。

こども音楽会 Op.210 第15曲「小さなロマンス」Cornelius Gurlitt

オルゴールから流れてくるようなかわいらしいメロディが印象的な、コルネリウス・グルリットの『小さなロマンス』。

多くのピアノ初級楽譜に収録されており、発表会曲としても人気の高い作品です。

ゆったりとした分散和音と、シンプルな単旋律で構成されているため、ピアノを習い始めて間もないお子さまでもチャレンジしやすいはず!

発表会の会場でより美しく演奏できるよう、左右の音のバランスに気を配りながら演奏できるとよいでしょう。

モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ピアニスト 近藤由貴/Mozart: Ave Verum Corpus Piano, Yuki Kondo
モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」 K.618Wolfgang Amadeus Mozart

ゆったりとした演奏が魅力的なモーツァルトの作品『アヴェ・ヴェルム・コルプス』。

今回はその中からこちらの『モテット「アヴェ・ヴェルム・コルプス」K.618』を紹介したいと思います。

この『アヴェ・ヴェルム・コルプス』の難易度は中級と言われることが多いですが、K.618においては初級といっても問題ないでしょう。

しっかりとペダルの操作とリズムを徹底すれば、初心者でも良い演奏に聴こえると思います。

特別、難しい部分もないので、基礎的なトレーニングを終えた方は、ぜひ挑戦してみてください。

ジプシーの踊りHeinrich Lichner

ジプシーの踊り ピアノ(リヒナー)ピアニスト 近藤由貴/Lichner: Gipsy Dance Piano,Yuki Kondo
ジプシーの踊りHeinrich Lichner

ドイツの作曲家、ハインリヒ・リヒナーによる『ジプシーの踊り』は発表会の定番曲としても人気の1曲で、初級から中級者へと手が届きそう……というくらいの方におすすめの楽曲です。

どこか異国情緒があふれる旋律は情熱的な踊りをイメージさせますし、この曲を弾きこなせたら発表会でも注目を集めることは間違いないでしょう。

スタッカートを使った左手の伴奏はスピードについていけずにバランスを崩してしまいがちですから、歯切れがよくも右手の旋律の邪魔にならない力加減を意識して弾いてみてください。

右手の旋律はなめらかに弾くためにもまずはテンポダウンした上で、正確に弾けるまでじっくり練習してくださいね。

中間部でがらりと曲調が変わる際にも、しっかりとメリハリをつけて楽曲の持つドラマ性をうまく表現してみましょう。