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【2025】まずはここから!おすすめの洋楽ポストロックバンドまとめ

ポストロックという言葉を聞いたことはありますか?

文字通りロックの基本的なスタイルから逸脱し、実験的なサウンドと壮大な音像で聴く人を魅了する音楽ジャンルです。

定義は曖昧でバンドによってアプローチは様々ですが、ギターやドラムといった生楽器を使いながらも、エレクトロニックな要素も取り入れた独特の世界観は、一度聴いたら虜になってしまうほど。

この記事では、ポストロックの醍醐味を体感できる海外の有名バンドをご紹介します。

最近ポストロックなるジャンルに興味を持った方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

【2025】まずはここから!おすすめの洋楽ポストロックバンドまとめ(11〜20)

A Gallant GentlemanWe Lost The Sea

We Lost The Sea – A Gallant Gentleman – Live at Studios 301 (Official Video)
A Gallant GentlemanWe Lost The Sea

壮大な音の風景で聴く人の心をわしづかみにする、オーストラリア出身のポストロックバンド、ウィー・ロスト・ザ・シー。

2007年に結成され、2015年に発表された名盤『Departure Songs』は、ファンから「2010年代最高傑作」と称されるほど高い評価を得ています。

このアルバムの楽曲がNetflixドラマ『After Life』で印象的に使われていたのを覚えている方もいるかもしれませんね。

ボーカルの逝去という悲劇を乗り越え、完全にインストゥルメンタルへと舵を切った彼らの音楽は、言葉以上に雄弁に感情を物語ります。

まるで壮大な映画を一本観終えたかのような感動と余韻に浸れるはず。

インスト音楽の世界に深く身を沈めてみたい、そんな気持ちに応えてくれるバンドです。

BreathturnHammock

幾重にも重なるギターのレイヤーで、聴く人を幻想的な音の世界へと誘うアメリカのデュオ、ハンモック。

アンビエントやシューゲイザーの要素を溶け込ませた、美しくも奥深い音楽性が魅力です。

2005年のデビュー直後から注目され、2012年の2枚組LP『Departure Songs』は年間最優秀アルバムに選ばれるなど高い評価を得ています。

2010年の大洪水でメンバーの自宅がほぼ全壊するという悲劇を乗り越え、コメディアンのリッキー・ジャーヴェイスさんに「まるでRadioheadによる最高の映画音楽」と絶賛されたエピソードも有名です。

日々の喧騒から離れ、壮大で美しい音の波に身を委ねたいときにぴったりではないでしょうか。

GnosisRussian Circles

Russian Circles – “Gnosis” (Official Video)
GnosisRussian Circles

重厚さと繊細さを併せ持ち、聴く者を圧倒するサウンドを構築するアメリカのインストゥルメンタル・トリオ、ロシアン・サークルズ。

ポストメタルとポストロックを巧みに融合させた彼らの音楽は、まるで壮大な物語を聴いているかのような感覚にさせてくれます。

2006年のデビュー以降、3ピースとは思えないほどの音の壁を築き上げてきました。

2013年リリースの傑作アルバム『Memorial』は、静と動の劇的な対比が絶賛され、Metacriticで88点という高スコアを記録するなど、多くのメディアで年間ベストに選出されました。

轟音と静寂が描く音の渦に飛び込めば、日常を忘れてしまうこと間違いなしです。

インスト音楽の深淵を覗いてみたいあなたにこそ、体感してほしいバンドです。

East HastingsGodspeed You! Black Emperor

日本人からすると思わずギョッとするバンド名ですが、1976年に暴走族をテーマとした日本のドキュメンタリー映画『ゴッド・スピード・ユー! BLACK EMPEROR』からそのグループ名を拝借したミステリアスな大所帯のバンドで、ポストロックとされるジャンルの中でも非常に重要な存在として著名な存在がカナダはモントリオール出身のGodspeed You! Black Emperorです。

その楽曲はシリアスなテーマを多く扱っており、圧倒的な大作志向でダークな音像は聴く人を選ぶかもしれませんが、一度ハマってしまえば抜け出せない世界はぜひ体験してみてほしいですね。

AtlasBattles

2000年代のポストロックを別次元へと押し上げたバンドといえば、やはりこちらのバトルスでしょう。

ドン・キャバレロなどで知られるギタリストのイアン・ウィリアムスさん、90年代のオルタナティブメタル・バンドとして著名なヘルメットのドラマーだったジョン・ステイナーさん、リンクスのデイヴ・コノプカさん、フリージャズの世界で巨匠と呼ばれるアンソニー・ブラクストンさんの実子であるタイヨンダイ・ブラクストンさんという卓越したミュージシャンたちによる4人組としてスタート、ジャンルを横断する独創的なスタイルで日本でも熱狂的なファンベースを生み出しました。

現在はデュオとして活動中ですが、彼らの作品はどれも興味深いものばかりですからぜひチェックしてみてほしいですね。

Good Morning CaptainSlint

Slint – (1991) – Good Morning Captain
Good Morning CaptainSlint

アメリカはケンタッキー州を拠点としたスリントは、ポストロックやマスロックと呼ばれるジャンルの源流であり、ジャンルの形成を語る上でもUSインディーズの歴史においても非常に重要な存在です。

1988年にスティーヴ・アルビニさんと共にレコーディングしてリリースされた『Tweez』、メンバーチェンジを経て発表された1991年のセルフタイトルのアルバムとリリースした作品は2枚ですが、どちらも後年再評価が進んで多くのミュージシャンに影響を与え続けているのですね。

複雑に絡み合うギターのリフやリズム、変拍子やメロディとはまた違うヴォーカルの使い方などまさにロックのその先をいくスタイルを提示しており、聴きやすいというわけではないですが、ポストロックの歴史に興味がある方は必ず体験すべきバンドと言えましょう。

【2025】まずはここから!おすすめの洋楽ポストロックバンドまとめ(21〜30)

LimerickBardo Pond

Bardo Pond – “Limerick” (Official Music Video)
LimerickBardo Pond

重厚なギターの歪みが雪崩のように押し寄せる、アメリカ出身のバンド、バード・ポンド。

1991年に結成された彼らの音楽は、サイケデリックやドローン、ノイズといった要素が渦巻く壮大な音世界を描き出します。

イゾベル・ソレンバーガーさんの幻想的な歌声とフルートが、その轟音の中に一筋の光を差し込んでいるかのようです。

1996年に出た名盤『Amanita』でそのスタイルを確立。

即興演奏を軸とした長尺の楽曲は、まるで終わらない夢の中にいるような感覚にさせてくれます。

大きな賞とは無縁ですが、Boredomsが2007年に行った企画にドラマーが参加するなど、その実力は折り紙付き。

轟音と静寂が同居する音の洪水に、あなたも身を委ねてみませんか?