サイケデリックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】
サイケデリック音楽は、1960年代のカウンターカルチャーから生まれた革新的な音楽ジャンルです。
電子音響やエフェクト、幻想的なサウンドスケープを特徴とし、時代を超えて音楽シーンに大きな影響を与え続けています。
本記事では、さまざまなジャンルに派生している「サイケ」の中でも特にサイケデリックロックを中心とする名盤の中から、特に音楽史に大きな影響を与えた作品をご紹介します。
これらのアルバムは、現代のオルタナティブロックやプログレッシブロックにも大きな影響を与えた、まさに音楽の革新的な転換点と言えるでしょう。
2010年代以降にリリースされた重要盤もいくつか紹介していますから、近年のサイケに興味がある方もぜひ!
サイケデリックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】(21〜30)
Former Reflections Enduring DoubtRed Krayola

祈り系サイケデリックな一曲。
混沌系の大作アルバムより、聴きすぎたトレモロエフェクトのブッ飛んだ伴奏がファンにはたまらないでしょう。
不協和音というのは必ずしも不協和ではなくて、示唆を持つときがあるんだな、と感じます。
Vincebus EruptumBlue Cheer

1968年に発売された、Blue Cheerのデビューアルバムです。
サイケデリック色の強い、ハードでヘヴィで骨太なブルースロックサウンドは、のちのハードロック、ヘヴィロックシーンにも多大な影響を与え、ロックの歴史上、重要なグループの一つです。
サイケデリックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】(31〜40)
When You’re A Free ManThe Moody Blues

脱力感たっぷりの72年の作品。
クリムゾン的に聴こえる空間を活かしたギター&シンセサウンドが気持ちいいです。
メロディアスロックとしての側面も持っていてどちらかという涼やかなバラード的要素に仕上がっていて聴きやすいです。
PearlJanis Joplin

女性ロックシンガーのJanis Joplinの名作「Pearl」です。
しゃがれた声で力強く歌うところがとても魅力的で、今でも若い方からファンが出ることも多い人です。
このような力強さに憧れる女性にとっての理想像のような人ではないでしょうか?
Forest NativityFrancis Bebey

カメルーン出身のフランシス・ベベイによるパフォーマンス。
伝統楽器とエレクトロを織り交ぜた呪文のようなこの曲は、サイケの新たな色彩感。
ボイスに掛かるリヴァーブの感じに下っ腹がムズムズと熱くなってきて酔いますよ。
Blue MelodyTim Buckley

サイケのニュアンスはやがてアシッドへと昇華されます。
その一人が彼です。
ルーズなグルーヴな中に時折現れる影の感じが魅力です。
唱えるような歌い方や執拗に揺れるボーカルはサイケの精神でしょうが、飾っておらず自然です。
Trout Mask ReplicaCaptain Beefheart

ブルースを基調としながらも、フリージャズや民族音楽、現代音楽とを入れ込んで、独自のサイケデリックなサウンドにしてしまった問題作です。
ハチャメチャに聴こえるところもありますが、のちにこのサウンドが、パンクやニューウェーブシーンにも影響を与えました。