クラシックの人気曲ランキング
今から数百年前に作曲され、今なお愛されているクラシックの名曲たち。
私たちが普段生活をしていても、さまざまな場面で耳にする機会がありますよね!
また、クラシックファンの方であればオーケストラの演奏を聴きにいったり、ピアノやバイオリンをされている方ならご自身で演奏したことがあるという方も多いと思います。
音楽としてこれほどまでに世界中で聴かれて愛されているジャンルはないとも言えるクラシックの名曲を、ランキング形式で紹介していきますね!
クラシック入門者の方だけでなく、クラシックファンの方にも見ていただきたい、名曲だらけのランキングです。
クラシックの人気曲ランキング(21〜30)
ハンガリー狂詩曲 第2番Franz Liszt22位

超絶技巧を要する難曲を数多く作曲したピアノの魔術師フランツ・リストの『ハンガリー狂詩曲 第2番』。
こちらの曲も例にもれず非常に難易度が高く、プロのピアニストでも演奏に苦戦する作品の一つです。
重厚な雰囲気から始まり、徐々に華やかさを増していく様子は、まさに圧巻!
明るく美しいメロディと力強いリズムは、長年にわたり多くのピアノ学習者やピアノ愛好家を魅了し続けています。
弾きこなすには相当な練習が必要になりますが、ドラマチックな世界観を楽しみながらチャレンジしてみてください!
ピアノソナタ ロ短調 S.178Franz Liszt23位

1849年から1853年にかけて作曲され、ピアノ音楽の金字塔として知られる名作です。
従来のソナタ形式を革新し、単一楽章でありながら伝統的な4楽章構成を内包する斬新な構造が特徴です。
冒頭の静かな下降音型から力強いオクターブ、荘厳な旋律まで、音楽的なコントラストに富んでいます。
緻密な構造と深い表現力を持つ本作は、クラウディオ・アラウやマルタ・アルゲリッチなど、多くの名手たちによって演奏されてきました。
壮大な音楽建築のような構造と高度な技巧を要する演奏は、ピアノの表現力を極限まで追求したい方におすすめです。
1857年、ベルリンでハンス・フォン・ビューローによって初演された際は評価が分かれましたが、現代では重要な作品として認識されています。
シャコンヌTomaso Antonio Vitali24位

『シャコンヌ』とはもともと舞曲の形式を表す名前をそのまま題名にしている曲です。
冒頭に短い定型の旋律・和音があらわれ、それがその後ひたすら繰り返されるという単純な形式の曲なのですが、そんな曲を作曲者のトマソ・アントニオ・ヴィターリはとても華麗な曲に仕上げています。
メロディーを聴いているだけでハーモニーの移り変わりが手に取るようにわかり、旋律の美しさにうっとりとしてしまう名曲です。
いろいろなバージョンや、ほかの作曲家が作った『シャコンヌ』を聴き比べると楽しめると思います
ベルガマスク組曲第3曲「月の光」Claude Debussy25位

クロード・ドビュッシーが生み出した名曲は、月の光を音で表現したかのような幻想的な雰囲気が特徴です。
ピアノの優しい音色が織りなす美しい旋律は、まるで月明かりに照らされた夜の景色を目の前に浮かび上がらせるようです。
1905年に改訂版が出版された本作は、1971年8月に放送されたNHKの『みんなのうた』でも取り上げられ、日本でも広く親しまれています。
疲れた心を癒やしたい時や、ゆったりとした時間を過ごしたい時におすすめの一曲です。
優雅な旋律に身を委ねれば、日々の騒がしさから離れ、穏やかな気持ちで過ごせることでしょう。
巡礼の年 第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」S.162 第3曲「タランテラ」Franz Liszt26位

フランツ・リストの集大成といっても過言ではない作品『巡礼の年 第2年への追加「ヴェネツィアとナポリ」S.162 』の第3曲『タランテラ』。
20代から60代までに断続的に作られた作品で、ロマン主義から印象主義へ移り変わる様子が味わえます。
そんな本作は、フランツ・リストの作品というだけあって、高い難易度をほこります。
細かい装飾音が連続する部分が非常に難しいのですが、ここは高い演奏効果を発揮する部分でもあるため、聴いている分には非常に魅力的な作品です。
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin27位

管弦楽とピアノによる協奏曲的作品、『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22』。
後にピアノ独奏版として編曲された本作は、ショパンの作品のなかでも屈指の難易度をほこることで知られています。
そんな本作のポイントは、なんといってもコーダの付いた三部形式。
右手の装飾音に高度な技巧が要求されるため、繊細なタッチを苦手とする演奏家からは避けられています。
華やかで明るい繊細が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。
交響曲第5番「運命」Ludwig van Beethoven28位

クラシック音楽の巨匠ベートーヴェンが作曲した、オーケストラの名曲中の名曲。
冒頭の「ダ・ダ・ダ・ダーン」という動機は、世界中で広く知られています。
ベートーヴェンは聴力を失いつつある中で本作を書き上げました。
全4楽章からなり、「あらがうことのできない運命の到来」を象徴する第1楽章から、クライマックスに向かって突き進む第4楽章まで、ドラマティックな変化を通して苦悩から歓喜への旅路を描いています。
1808年12月にウィーンで初演され、その後オーケストラのレパートリーの中心的な作品としての地位を確立。
形式美と構成の完璧さにおいて、他の作品にはない緻密さが感じられる傑作です。