クラシックの人気曲ランキング
今から数百年前に作曲され、今なお愛されているクラシックの名曲たち。
私たちが普段生活をしていても、さまざまな場面で耳にする機会がありますよね!
また、クラシックファンの方であればオーケストラの演奏を聴きにいったり、ピアノやバイオリンをされている方ならご自身で演奏したことがあるという方も多いと思います。
音楽としてこれほどまでに世界中で聴かれて愛されているジャンルはないとも言えるクラシックの名曲を、ランキング形式で紹介していきますね!
クラシック入門者の方だけでなく、クラシックファンの方にも見ていただきたい、名曲だらけのランキングです。
クラシックの人気曲ランキング(31〜40)
ピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83 第1楽章Sergei Prokofiev36位

プロコフィエフの難曲として名高い『ピアノソナタ第7番 変ロ長調 Op.83』の第1楽章。
『戦争ソナタ』とも呼ばれる作品で、第二次世界大戦中の混沌とした世界観が表現されています。
演奏効果の高い本作ですが、演奏者に高度な技巧も要求します。
特に第3楽章のピアノ曲には珍しい7拍子の曲で、8分音符単位で2-3-2で構成されています。
リズムを取ることだけでも高い難易度をほこる難曲といえるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
メフィスト・ワルツ 第1番 s.514 『村の居酒屋での踊り』Franz Liszt37位

ピアノ演奏史に残る超絶技巧の名曲として知られる悪魔的な舞曲です。
1861年に公開された本作は、村の居酒屋での妖艶な舞踏会を題材に、冒頭から激しいリズムと五度の和音で聴き手を魅了します。
中間部では夜鶯のさえずりを模した繊細な音の表現があり、情熱的なワルツと対照的な美しさを放ちます。
管弦楽曲からピアノ独奏用に編曲された本作は、ヴラディーミル・アシュケナージなど、世界的なピアニストたちによって演奏されています。
ロマン派音楽の革新的な和声進行と、狂おしいまでの技巧が渦巻く本作は、華麗なステージを目指すピアニストや、クラシック音楽の極みに挑戦したい方におすすめの一曲です。
超絶技巧練習曲 第5番 『鬼火』Franz Liszt38位

フランツ・リストの楽曲は、超絶技巧と詩的表現を兼ね備えた名曲として高い評価を受けています。
本作は、夜に浮かぶ揺らめく青白い光の幻想的なイメージを象徴しています。
半音階的な速い音型が絶えず続き、音の揺らぎが「鬼火」の幻想的な動きを思わせます。
変ロ長調の調性感を持ちながらも、時折現れる不協和音的な響きやリズムの変則性が、神秘的な雰囲気を作り出しています。
1851年に完成したこの曲は、ピアノ音楽の発展に大きく貢献しました。
クラシック音楽に興味がある方や、技術的な挑戦を求めるピアニストの方におすすめの一曲です。
パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 第18変奏「アンダンテ・カンタービレ」Sergei Rachmaninov39位

偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフ。
ピアニストとしても才を持っており、生前は多くの名作を作り出してきました。
その中でも特にオススメしたい、美しい感動を誘う名作が、こちらの『パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 第18変奏「アンダンテ・カンタービレ」』。
本作と肩を並べる感動の名作として『ヴォカリーズ』がありますが、こちらは哀愁のただよう悲しいメロディーとは真逆の希望を抱かせるような感動的なメロディーに仕上げられています。
スペイン狂詩曲 S.254Franz Liszt40位

ピアノの超絶技巧者として知られるフランツ・リストの作品の中でも、特に難易度の高い曲とされるのが『スペイン狂詩曲』です。
リストが1845年にスペイン訪問の際に受けた印象をもとに作曲されたこの曲は、スペインの民俗舞曲の旋律を随所に取り入れ、華麗なピアニズムで彩られた聴きごたえのある1曲となっています。
全編にちりばめられた超絶技巧的なパッセージは国際コンクールなどでもたびたび取り上げられる一方で、演奏できるピアニストはごくわずか。
高度なテクニックと表現力、充実した体力を兼ね備えたプロフェッショナルのためのレパートリーといえるでしょう。
クラシックの人気曲ランキング(41〜50)
半音階的大ギャロップFranz Liszt41位

リストの名作『半音階的大ギャロップ』。
『超絶技巧練習曲』の『マゼッパ』や『鬼火』とともに、リストの難曲として名高い作品ですね。
そんな本作の難所はなんといっても4-5指を用いた細かい動きではないでしょうか?
指がつりそうになるいやらしい構成に加えて、幅広い跳躍やオクターブも連発します。
並の上級者では正しく演奏することが難しい作品です。
他のリストの作品に比べると、演奏効果がやや低く、芸術性の観点では低い評価を受けることもある作品ですが、増三和音や全音音階の響きが好きな方にとってはツボに入る1曲といえるでしょう。
華麗なる大円舞曲Frederic Chopin42位

素晴らしい華やかさと優雅さを兼ね備えた印象的なワルツです。
冒頭のファンファーレのような旋律から始まり、明るく爽やかな雰囲気が漂います。
フレデリック・ショパンらしい技巧的な要素と抒情性が見事に融合しており、聴く人を魅了する魅力にあふれています。
華麗な旋律とリズミカルな演奏が特徴的で、ピアノの表現力を存分に引き出す名曲といえるでしょう。
1833年に発表されたこの曲は、ウィーンの音楽シーンに影響を受けつつも、ショパンによる独自の個性が光る作品です。
ピアノ演奏に挑戦したい方や、クラシック音楽の魅力を感じたい方にぜひおすすめしたい1曲です。