クラシックの人気曲ランキング
今から数百年前に作曲され、今なお愛されているクラシックの名曲たち。
私たちが普段生活をしていても、さまざまな場面で耳にする機会がありますよね!
また、クラシックファンの方であればオーケストラの演奏を聴きにいったり、ピアノやバイオリンをされている方ならご自身で演奏したことがあるという方も多いと思います。
音楽としてこれほどまでに世界中で聴かれて愛されているジャンルはないとも言えるクラシックの名曲を、ランキング形式で紹介していきますね!
クラシック入門者の方だけでなく、クラシックファンの方にも見ていただきたい、名曲だらけのランキングです。
クラシックの人気曲ランキング(21〜30)
12の練習曲 Op.25-6Frederic Chopin29位

ショパンの楽曲のなかでも最高難度をほこると言われている作品、『12の練習曲 Op.25-6』。
手と指の柔軟性が非常に求められる作品で、難易度の高い三度が何回も登場します。
冒頭の三度半音階で挫折したという方も多いのですが、三度半音階はリストの作品にも頻繁に登場します。
このことから超上級者向けの作品の登竜門のような側面も持ち合わせているといえるでしょう。
粒立った音を表現できている演奏家の作品はすばらしいので、ぜひチェックしてみてください。
亡き女王のためのパヴァーヌMaurice Ravel30位

繊細な音楽で知られるフランスの代表的な作曲家、モーリス・ラヴェル。
その手によって生み出された『亡き王女のためのパヴァーヌ』は、聴く者の心を穏やかな時間へと導く名曲です。
温かく透明感のあるメロディが織りなすまるで水彩画のような楽曲は、1902年の初演以降、世界中のピアノファンに愛され続けています。
ピアノ1台で紡がれる静寂の中の旋律は、忙しい日常を忘れさせるひとときを提供してくれるでしょう。
一息つきたい夜のひとときや、穏やかな朝時間にぜひ耳を傾けてみてください。
クラシックの人気曲ランキング(31〜40)
水の戯れMaurice Ravel31位

フランスの作曲家モーリス・ラヴェルによる印象派音楽の代表作です。
1901年に作曲されたこの曲は、水の動きや光の反射を音楽で表現しており、ピアノ曲における新たな可能性を追求しています。
複雑な和声や七の和音、九の和音の使用など、当時としては革新的な要素が含まれていますが、これらの技術は水の流れや滴る様子、波の動きなどを巧みに表現するために用いられています。
本作は、水の音や飛沫、滝、小川の音をイメージして作曲されており、聴いているとまるで水辺に佇んでいるような気分になれます。
自然の中でリラックスしたい方や、ピアノ音楽の新しい表現に興味がある方におすすめの一曲です。
アルハンブラの思い出Francisco Tárrega32位

繊細で美しいギターの音色が心に染み入る名作です。
圧巻のトレモロ奏法によって生み出される幻想的な旋律は、クラシックギターの限りない可能性を証明しました。
フランシスコ・タレガさんが1896年に制作したこの楽曲は、グラナダのアルハンブラ宮殿から受けた深い感動を音楽で表現しています。
本作は映画『キリング・フィールド』のサウンドトラックに採用され、また韓国ドラマのBGMとしても使用されたことで、より多くの人々の心をつかみました。
穏やかな気持ちで音楽に浸りたい時、心を落ち着かせたい時にオススメの1曲です。
まるで噴水のせせらぎのように流れるメロディーに身を委ねれば、静かな安らぎに包まれることでしょう。
クシコスポストHermann Necke33位

軽快なリズムと躍動感のあるメロディが印象的な珠玉の1曲です。
馬車が草原を駆け抜ける様子や、馬のひづめの音をイメージしながら、左手の速いパッセージと右手の跳躍的なメロディで表現された作品となっています。
ポップな雰囲気ながらも、中間部では優雅で落ち着いた旋律も織り交ぜられ、聴き手を魅了します。
日本では運動会のBGMとして定着し、幅広い世代に親しまれており、1990年代のゲームソフト『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』でも採用されました。
華やかで聴き映えのする本作は、手の小さな方でも演奏しやすいアレンジが施されており、ピアノ発表会を盛り上げたい方にぴったりの曲です。
主よ、人の望みの喜びよJ.S.Bach34位

バロック音楽の巨匠、バッハによって生み出された穏やかで温かみのある珠玉の作品です。
1723年に教会カンタータとして作曲された本作は、豊かな調べと美しいハーモニーによって、至福のひとときを演出する結婚式の定番曲として永きにわたって愛され続けています。
透明感のある旋律は、人生の門出を迎えるカップルの未来への希望と喜びを優しく包み込んでくれることでしょう。
イギリスのピアニスト、マイラ・ヘスさんによるピアノ編曲版が1926年に発表され、その後もさまざまな楽器編成での演奏が可能となり、幅広い層に親しまれています。
厳かな挙式シーンはもちろん、フォトスライドショーのBGMとしても最適です。
ラデツキー行進曲Johann Strauss I35位

オーストリアのウィーン出身の作曲家であるヨハンシュトラウスによる行進曲。
クラシック音楽の中でもとても人気の高い楽曲ですよね!
「ラデツキー」とはオーストリアの将軍の名前で、当時の激しい民族統一紛争を鎮圧したとても優秀な人物。
『ラデツキー行進曲』は鎮圧に成功した記念の祝典のために依頼された楽曲だそうです。
小太鼓で始まる軽やかなイントロから緩急のあるメロディが秀逸で1歩1歩楽しく行進できますね。
運動会の入退場にはぜひこの曲を選曲してみてはいかがでしょうか。