クラシックの人気曲ランキング
今から数百年前に作曲され、今なお愛されているクラシックの名曲たち。
私たちが普段生活をしていても、さまざまな場面で耳にする機会がありますよね!
また、クラシックファンの方であればオーケストラの演奏を聴きにいったり、ピアノやバイオリンをされている方ならご自身で演奏したことがあるという方も多いと思います。
音楽としてこれほどまでに世界中で聴かれて愛されているジャンルはないとも言えるクラシックの名曲を、ランキング形式で紹介していきますね!
クラシック入門者の方だけでなく、クラシックファンの方にも見ていただきたい、名曲だらけのランキングです。
クラシックの人気曲ランキング(41〜50)
交響詩「ツァラトストラはかく語りき」より導入部Richard Strauss43位

テレビ番組やCMでよく耳にするフレーズですが、『ツァラトストラはかく語りき』という曲名をご存じの方は少ないかもしれませんね。
この曲は、1900年前後のドイツの作曲家のなかでも特に有名な人物のひとり、リヒャルト・シュトラウスによって書かれました。
この曲は、哲学者で詩人のニーチェの有名な散文詩を音楽で表現したものです。
この導入部では、ある朝ツァラトゥストラがあかつきとともに目覚め、太陽に感謝を語りかける場面が見事なオーケストレーションによって再現されています。
月の光Claude Debussy44位

19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの作曲家、クロード・ドビュッシーが手掛けた『ベルガマスク組曲』のなかでも特に知名度の高い1曲。
ポール・ヴェルレーヌの詩にインスパイアされたこの作品は、静寂と美のなかに潜む感情の深さを見事に表現しています。
1900年頃に作曲された本作で、ドビュッシーは革新的な和声法と旋法を用いました。
聴く人の心に深く響く穏やかなメロディに耳を傾けながら、安らぎのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
バラード 第4番ヘ短調 Op.52Frederic Chopin45位

『12の練習曲 Op.25-6』や『12の練習曲 Op.25-11「木枯らし」』などショパンの難しい作品は多く存在しますが、最もショパンらしさが発揮されている高難易度の作品といえば、こちらの『バラード 第4番ヘ短調 Op.52』ではないでしょうか?
重音が多く、難解なパッセージも幾度となく出現する作品で、ショパンのなかでも屈指の難易度をほこります。
この重音の多さがショパンらしさを物語っているため、ショパンの作品が好きな方にとっては非常に親しみやすいでしょう。
ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章Frederic Chopin46位

激しさときらびやかさが印象的なショパンの名曲『ピアノソナタ第3番 ロ短調 Op.58 第4楽章』。
この作品のポイントはなんといっても冒頭部分と終盤ではないでしょうか。
冒頭の部分は転調が繰り返されるため、圧倒的な没入感を持っています。
終盤に関してはロンド形式の特徴である激しいものに仕上がっています。
そんな本作は、高難易度の作品として有名です。
上級のなかでも上位に入る楽曲ではありませんが、それらに近いだけの難易度を持っています。
特に3版の難易度は相当に高いのでチェックしてみてください。
ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53 「英雄ポロネーズ」Frederic Chopin47位

19世紀ヨーロッパを代表する作曲家フレデリック・ショパンは、ポーランドの国民感情と結びつきの強い音楽を生み出しました。
彼の代表作『ポロネーズ 第6番 変イ長調 Op.53』は、力強いリズムと半音階的な上昇進行、低音オクターヴによる音量効果が特徴的な傑作です。
高度な技術と詩的感性が要求されるこの曲には、ショパンの愛国心と、ポーランドの栄光への讃歌が込められているといわれています。
長きにわたり聴衆を魅了し続けている憧れのショパンの名曲に、挑戦してみては?
ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」第1楽章Ludwig van Beethoven48位

切なさに満ちたあまりにも美しい旋律からはじまる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲『ソナタ第14番 嬰ハ短調 Op.27-2「月光」』。
ゆったりと繰り返される三連符が印象的な第1楽章は、ピアノ初心者でも挑戦しやすい作品として知られています。
譜読みしやすく手になじみやすい曲ではありますが、よどみなく正確にリズムを刻みながらメロディラインを響かせるためには、高い集中力と指先への意識が求められます。
和声の変化にしっかりと耳を傾けながら、曲の世界観に入り込んで演奏しましょう。
クライスレリアーナ Op.16 第7曲Robert Schumann49位

非常に情熱的で劇的な表現が特徴的なこの曲。
急速なテンポとハ短調の調性が融合し、聴く者の心をつかみます。
約2分30秒の短い演奏時間ながら、ロベルト・シューマンの内面的な葛藤や情熱が凝縮されています。
激しいアクセントを持つアルペッジョの繰り返しが緊張感を高め、中間部のフガートとの対比が印象的です。
1838年に作曲された本作は、シューマンがクララ・ヴィークとの結婚に反対され苦悩していた時期の作品。
ロマン派音楽の特徴である感情表現の豊かさが存分に発揮されており、ピアノ演奏の技術と表現力が試される1曲です。
クラシック音楽の深い感動を味わいたい方におすすめの名曲です。