【音楽葬】故人をしのぶBGM|安息を願うレクイエムや鎮魂歌にも注目
最近では「音楽葬」という言葉も聞かれるようになり、お葬式で故人をしのんで音楽を流すことが多くなっています。
また、感謝の気持ちや愛情を伝える手段として、音楽に思いを託す形で生前に選曲を済ませる方も増えているのだそうです。
そこでこの記事では、故人をしのぶ曲、葬儀のBGMとしてオススメな曲をいくつか紹介していきます。
故人への思いをつづった曲や、これまでの感謝を伝える曲、レクイエムをはじめとするクラシックや落ち着いた雰囲気のJ-POPなど、さまざまなタイプの作品を集めましたので、ぜひ参考にしてください。
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【音楽葬】故人をしのぶBGM|安息を願うレクイエムや鎮魂歌にも注目(11〜20)
レクイエム 変ロ長調Johann Christian Bach

数々の名曲を遺したバロック時代の大作曲家、ヨハン・セバスティアン・バッハの末息子であるヨハン・クリスティアン・バッハによるミサ曲。
22歳のときに、滞在していたイタリアで書かれたとされています。
ヨハン・クリスティアン・バッハは、偉大な父親や後進のハイドン、モーツァルトらの影に埋もれてしまった作曲家ですが、生前はドイツ、イギリス、イタリアで活躍し大きな名声を得ていました。
日本では長く知られていませんでしたが、古典的なバロック音楽の要素も残しつつ、イタリアの教会音楽の様式も取り入れられた優美で壮麗な響きは必聴です。
レクイエム ニ短調 Op.48Gabriel Fauré

三大レクイエムのひとつに挙げられるガブリエル・フォーレの『レクイエム』は、通常レクイエムに組み込まれている「怒りの日」が入っておらず、ミサ曲として成立していないことから、「死の恐怖が表現されていない」などと批判を受けました。
フォーレ自身は死を痛ましいものではなく、幸福への解放と捉えていたといわれています。
他のレクイエムにはない安らぎに満ちたこの作品は、レクイエムの本来の意味「安息を」を体現しているかのようです。
もしも、僕がいなくても。平井大

そのストーリー性から、多くの支持を集めている『もしも、僕がいなくても』。
こちらは、もうすぐ亡くなってしまう男性が、まだ見ぬ我が子に向けて手紙をしたためるという内容です。
歌詞の大部分は手紙の文面で構成されていて、大人になるまでを応援するメッセージが込められています。
曲のタイトルともリンクしている、ラストのフレーズにも注目ですよ。
曲中では誰に向けた手紙か明言されていないので、親子関係を恋愛関係や、友達関係に置き換えて聴いて、感情移入できるのもオススメポイントです。
ここにしか咲かない花コブクロ

優しく包み込むようなメロディと心に響く歌詞で、聴く人を温かな気持ちにさせてくれるコブクロの名曲です。
人生の困難に直面しながらも、その場所にしかない大切なものを見つめ直すメッセージが込められており、静かな希望に満ちた楽曲に仕上がっています。
2005年5月に日本テレビ系ドラマ『瑠璃の島』の主題歌として、沖縄の島を舞台にした作品との出会いから生まれた本作は、豊かな自然描写と心の安らぎを表現した歌詞で、多くの人々の心をつかみました。
大切な人を見送る場面で、温かな記憶とともに故人への感謝をささげたい方にオススメの1曲です。
レクイエム ニ短調 K.626Wolfgang Amadeus Mozart

この曲は、匿名の使者を通じて作曲を依頼され書いたものであり、モーツァルトは亡くなる直前まで作曲に取り掛かっていました。
しばらく病床にあったモーツァルトは、多くの未完部分を残したまま35歳の若さで世を去ってしまいました。
レクイエムとは、本来はカトリック教会で執り行われる儀式「死者のためのミサ」で演奏されることを目的に書かれた典礼用の声楽曲です。
歌詞はラテン語による典礼文が使われ、聖書に基づいた言葉や聖句そのものから成っています。
神への賛美や、神と一体となることだけでなく、聖書にある「最後の審判」の描写と、その裁きから死者が救われ永遠の安息を求める祈りが歌われています。
ありがとう・・・KOKIA

シンガーソングライターのKOKIAさんが1999年にリリースした3枚目のシングル『ありがとう・・・』。
日本だけでなく香港でもヒット、そしてカバーソングも歌われているのもうなずける感動の1曲です。
心が洗われるようなやさしいメロディにスッと入ってくるKOKIAさんの歌声、そしてとてもシンプルで多用する言葉だけれども大切な言葉『ありがとう』がグッとくる1曲。
亡くなった方へ伝えたい言葉、たくさんあると思いますがひとつだけえらぶとしたら『ありがとう』ではないでしょうか。
【音楽葬】故人をしのぶBGM|安息を願うレクイエムや鎮魂歌にも注目(21〜30)
千の風になって秋川雅史

アメリカ発祥の詩『Do not stand at my grave and weep』を、小説家の新井満さんが和訳し自ら曲を付けた『千の風になって』。
さまざまなアーティストがカバーしたことでも知られています。
穏やかで美しいメロデイと、自分のお墓の前で泣かないでほしいという語りかけは、残された人の心にすーっとしみ込むように癒やしを与えてくれます。






