【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選
クラシックのピアノ曲といえば、優美な旋律や癒やしを与えてくれる穏やかな曲調の作品をイメージされる方が多いかもしれませんね。
しかしこちらの記事でご紹介するのは、そんなイメージを覆すような激しくも美しい、ダイナミックでかっこいいクラシックのピアノ曲の中で、さまざまな作曲家によるピアニストを学習者にとって憧れの上級者向けの作品を集めました!
かっこいいクラシック曲は演奏効果も高いため、発表会やおさらい会でも映えること間違いなし!
テクニック的にも難しく華やかなピアノ曲をお探しの方は必見です!
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【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選(71〜80)
舟歌 Op.60 CT6 嬰ヘ長調Frederic Chopin

「舟歌」とは水の都ヴェネツィアのゴンドラをイメージしたピアノ曲であり、もともとは船頭が船に乗って口ずさんでいた歌が由来なのだとか。
クラシック音楽としての「舟歌」はメンデルスゾーンの『無言歌集』に収録された作品をはじめとしてさまざまな作曲家が世に残していますが、本稿では特に有名なフレデリック・ショパンによるピアノ独奏曲を紹介しています。
通常の「舟歌」はゆったりとした8分の6拍子で構成されるのですが、ショパンの『舟歌』は8分の12拍子を用いて雄大な、そして優雅な雰囲気を演出していることが特徴ですね。
ショパンにとっては晩年に近い後期の作品で、非常に評価も高く上級者レベルの技術が要求される楽曲でもあります。
陽光に照らされた水面に浮かぶゴンドラを思い浮かべながら、暑い夏の日にぜひこの曲を聴いてみてください!
巡礼の年 第3年 S.163/R.10 A283 第4曲 エステ荘の噴水Franz Liszt

水の動きを表現したピアノ曲というのは、そのテーマや実際に鳴らされる響きも含めて暑い夏にちょっとした「涼」を与えてくれるものですよね。
こちらの『エステ荘の噴水』は、ハンガリー出身のピアニスト兼作曲家で超絶技巧でも知られるフランツ・リストによるピアノ独奏曲集『巡礼の年』の『第3年』の第4曲で、代表作の1つとして知られる作品。
繊細かつ大胆なアルペジオで水の動きを表現した華麗な楽曲であり、後にモーリス・ラヴェルの『水の戯れ』やクロード・ドビュッシー『水の反映』に直接的な影響を与えたとも言われています。
全編に渡ってアルペジオやトレモロの響きが実に美しくドラマチックですが、暑苦しいものではなくどこまでも繊細でロマンチックというのが本当に素晴らしいですよね。
暑くて眠れない夏の夜、きらきらと舞う水をイメージしながらぜひ聴いてみてほしいです。
軍隊ポロネーズFrederic Chopin

明るく威厳のある曲想から『軍隊ポロネーズ』として知られている『ポロネーズ第3番イ長調 作品40-1』。
堂々たる曲調とリズムは、フレデリック・ショパンの祖国ポーランドの雄大さを表現しているともいわれています。
ひねりのないシンプルな構成で作曲されているため、親しみを感じやすいのもこの曲の魅力の一つ。
最初から最後まで力強さを保ったまま演奏するためには、腕や肩の力を抜くことが大切です。
和音の連続で体が固まりやすいので、まずは少し簡単にアレンジされた楽譜から挑戦してみるのもよいかもしれませんね。
12の練習曲 Op.25-10Frederic Chopin

ひとくちに難しいピアノ作品といっても、その難しさは多岐にわたります。
音符が細かく指の俊敏な動きを求められたり、持久力が必要だったりとさまざまな難しさがありますが、最も分かりやすい高難易度の条件といえば、やはりオクターブではないでしょうか?
ショパンの名作『12の練習曲 Op.25-10』は、そんなオクターブが難しい作品です。
ポジションがしっかりと取れていないと演奏が難しいため、演奏家の基礎レベルを知るにはうってつけの楽曲といえるでしょう。
演奏会用アレグロ イ長調 Op.46Frederic Chopin

難曲として知られるショパンのピアノ独奏曲『演奏会用アレグロ』。
今回はその中から、こちらの『演奏会用アレグロ イ長調 Op.46』をオススメしたいと思います。
本作の難しさはなんといっても、速いオクターブ。
手の大きさはもちろんのこと、すばやく正確なポジショニングも求められる高難易度の作品です。
ただただ難しいだけではなく、ショパンならではの洗練された演奏効果もすばらしいので、ぜひチェックしてみてください。
映像 第1集 水の反映Claude Debussy

美しく揺らめく水面に反射する光のきらめき……映像的、絵画的なイメージを想起させる美しい楽曲ですね。
水をテーマとしたクラシックのピアノ曲としては、直接的な影響を受けたフランツ・リストの『エステ荘の噴水』、そしてモーリス・ラヴェルの『水の戯れ』と並んで有名な曲として知られるクロード・ドビュッシーの『水の反映』を紹介します。
ピアノ曲集『映像 第1集』として発表された楽曲で、水の動きそのものに着目した『水の戯れ』とはまた違う視点で描き出された、作者の繊細な感性を通して生まれた音世界は、暑い日差しの威力を和らげてくれるような効果も持っておりますね。
古典的な作法から外れた自由な作曲方法で知られるドビュッシーの曲ですから、がちがちのクラシック曲は苦手……という方もぜひチェックしてみてください!
24の前奏曲 Op.28-24Frederic Chopin

ショパンの名作『24の前奏曲』。
独立した作品として捉えられたプレリュードで、完成された世界観を持っているのが魅力です。
その中から今回は、こちらの『24の前奏曲 Op.28-24』を紹介したいと思います。
第16番の変ロ短調には劣りますが、その次に難しい作品と言えるでしょう。
情緒豊かで重く激しい旋律は、演奏家の技量を問いますが、その分、演奏効果も高いので、ぜひさまざまな演奏家を聴き比べてみてください。