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【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選

クラシックのピアノ曲といえば、優美な旋律や癒やしを与えてくれる穏やかな曲調の作品をイメージされる方が多いかもしれませんね。

しかしこちらの記事でご紹介するのは、そんなイメージを覆すような激しくも美しい、ダイナミックでかっこいいクラシックのピアノ曲の中で、さまざまな作曲家によるピアニストを学習者にとって憧れの上級者向けの作品を集めました!

かっこいいクラシック曲は演奏効果も高いため、発表会やおさらい会でも映えること間違いなし!

テクニック的にも難しく華やかなピアノ曲をお探しの方は必見です!

【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選(11〜20)

トッカータ ハ長調 Op.7Robert Schumann

シューマン: トッカータ ハ長調,Op.7 Pf.フレディ・ケンプ:Kempf,Freddy
トッカータ ハ長調 Op.7Robert Schumann

シューマンの難曲として名高い作品、『トッカータ ハ長調 Op.7』。

「トッカータ」は日本語で「触れる」といった意味で、シューマンは演奏家の手慣らしをかねた即興曲として作ったようです。

しかしこの作品、決して簡単な曲ではありません。

むしろ、シューマンの作品のなかでもトップクラスの難易度をほこります。

高い演奏効果を追い求めた結果、難所が非常に多く、第1主題も第2主題も高度なテクニックを求められる仕上がりとなっています。

ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」Frederic Chopin

【ピアノ】子犬のワルツ/ショパン/Minute Waltz/Chopin/Piano/CANACANA
ワルツ 第6番 変ニ長調「小犬のワルツ」Frederic Chopin

ピアノ独奏のために書かれたこの楽曲は、軽快で華やかなメロディが特徴的です。

右手の速いスケールと左手の安定したワルツリズムが絶妙に組み合わさり、まるで小犬が楽しげに駆け回る様子を描写しているかのようです。

1846年から1848年にかけて作曲され、デルフィナ・ポトツカ伯爵夫人に献呈されました。

演奏時間は約1分半から2分と短めですが、高度な技術と表現力が要求される曲でもあります。

クラシック音楽ファンはもちろん、ピアノ演奏を学ぶ方にもおすすめの一曲です。

映画やアニメのBGMとしても使用され、幅広い層に親しまれています。

12の練習曲 Op.12 第10番「革命」Frederic Chopin

革命のエチュード(ショパン)Chopin – Etude in C minor, Op.10 No.12 “Revolutionary”
12の練習曲 Op.12 第10番「革命」Frederic Chopin

ピアノ発表会で演奏される作品は技術を重視したものが多いため、聴き映えしにくい傾向にあります。

フレデリック・ショパンの名作であるこちらの『12の練習曲 Op.12 第10番「革命」』は、技術的にも難しい作品でありながら、音楽作品としても高く評価されています。

まさに聴き映えのする楽曲としてはうってつけの作品と言えるでしょう。

右手の主題が有名な作品ですが、左手の速い16分音符のアルペジオもなかなかに難しいので、演奏に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。

12の超絶技巧練習曲 Op.11 第10番「レズギンカ」Sergey Lyapunov,

第35回ピティナ コンペティション全国決勝 特級 銅賞 太田実花
12の超絶技巧練習曲 Op.11 第10番「レズギンカ」Sergey Lyapunov,

セルゲイ・リャプノフの名作『12の超絶技巧練習曲』。

この作品はフランツ・リストの名作『超絶技巧練習曲』に対抗して、リストが使用しなかった12の調を使って作曲されました。

対抗しているのは調だけではなく、演奏もリストのものと肩を並べる圧倒的な難易度を誇ります。

その中でも特にオススメしたいのが、こちらの『12の超絶技巧練習曲 Op.11 第10番「レズギンカ」』。

舞踊音楽をベースとしており、鍵盤を非常に強くたたき続けるハードな演奏が特徴です。

難易度のベクトルとしては『鬼火』に近い感じですね。

超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」Franz Liszt

辻井伸行 / リスト: 超絶技巧練習曲集 より 第4曲 マゼッパ
超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」Franz Liszt

あらゆるピアノ作品のなかでもトップクラスの難易度をほこることで知られているリストの名作『超絶技巧練習曲 第4番「マゼッパ」』。

すべての面において難しいという作品ではないものの、オクターブと重音については異常な難易度をほこります。

ロマン派以降のヴィルトゥオーゾ・ピースで頻繁に登場する、半音階のオクターブや、アレグロ・デチーゾからの圧巻の演奏など、魅力がつまった作品です。

とりあえず技巧的な1曲を聴きたいという方はぜひチェックしてみてください。

トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

トルコ行進曲/モーツァルト/Turkish March/Mozart/ピアノ-Piano/CANACANA
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

陽気で軽快な旋律が印象的な本作は、18世紀後半に流行したトルコ風音楽の影響を受けた名曲です。

オスマン帝国の軍楽隊を模倣した独特のリズムと、シンバルや太鼓を思わせる力強い音色が特徴的。

1783年頃に作曲されたこの曲は、ウィーン時代のモーツァルトの創造性が遺憾なく発揮された傑作といえるでしょう。

親しみやすい旋律とエキゾチックな雰囲気が見事に融合しており、クラシック音楽入門者から上級者まで幅広く楽しめる一曲です。

華やかな演奏会や発表会でもきっと映えることでしょう。

【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選(21〜30)

ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin

Chopin:Nocturne No.8 Des-dur Op.27-2 Shohei Sekimoto(pf.)
ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin

難曲の多いショパンの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『ノクターン 第8番 Op.27-2』。

ショパンと言えば左手の伴奏形が難しいことで知られていますが、本作でもそれは健在で、大きな跳躍を含む分散和音の伴奏型が用いられています。

右手の単旋律で見られる装飾的変化も印象的で、非和声音を盛り込んだ即興的なパッセージが登場します。

さらに、演奏が進むごとに、それらのパートの使用頻度が高くなっていくため、体力的にも相当な実力が求められる難曲です。