【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選
クラシックのピアノ曲といえば、優美な旋律や癒やしを与えてくれる穏やかな曲調の作品をイメージされる方が多いかもしれませんね。
しかしこちらの記事でご紹介するのは、そんなイメージを覆すような激しくも美しい、ダイナミックでかっこいいクラシックのピアノ曲の中で、さまざまな作曲家によるピアニストを学習者にとって憧れの上級者向けの作品を集めました!
かっこいいクラシック曲は演奏効果も高いため、発表会やおさらい会でも映えること間違いなし!
テクニック的にも難しく華やかなピアノ曲をお探しの方は必見です!
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【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選(41〜50)
ピアノソナタ第1番 作品2-1 第4楽章Ludwig van Beethoven

力強く情熱的な演奏が魅力の一曲です。
2分の2拍子のプレスティッシモ(非常に速く)で書かれ、三連音符の分散和音と和音の刻みが織りなす躍動感があふれる展開が聴く人の心をつかみます。
ピアノとフォルテの強弱の対比が効果的に使われ、オクターヴの順次下降が印象的な副次主題も、会場全体を引き込む魅力に満ちています。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは1796年にウィーンのArtaria社からこの作品を出版し、師であるフランツ・ヨーゼフ・ハイドンに献呈しました。
テクニックに自信のある方にぴったりの、聴衆を魅了できる演奏会向けのレパートリーとしておすすめです。
「パガニーニ大練習曲」より第6曲「主題と変奏」Franz Liszt

優美で気品があふれる旋律と華麗なピアノ技巧が融合した傑作です。
パガニーニのヴァイオリン曲を見事にピアノ用に編曲し、1851年に改訂版として世に送り出されました。
原曲の持つ優雅さはそのままに、ピアノならではの表現力を存分に引き出した本作は、聴衆を魅了する魔法のような音色を奏でます。
両手の絶妙な交差やアルペジオの連続など、技巧的な難しさを感じさせない流麗な演奏は、まさに音楽の芸術性を体現しています。
演奏時間は約2分と短めながら、豊かな音楽性と高度な技巧を兼ね備えた本作は、ピアノ演奏の醍醐味を存分に味わえる逸品です。
ステージで存在感を放ちたい方や、ピアノの可能性に挑戦したい方におすすめの一曲といえるでしょう。
喜びの島Claude Debussy

冒頭のトリルと、そこから何かがうごめく様子を表すかのように続くフレーズが印象的なクロード・ドビュッシー作曲の『喜びの島』。
ピアノリサイタルやコンクールで演奏されることも多い、人気も難易度も非常に高く弾きごたえのある楽曲です。
愛の女神ヴィーナスの島とされている地中海に浮かぶシテール島を描いた作品から着想を得て作曲されたこの曲は、装飾音やリズムの変化によって幻想的な愛の喜びを描いているといわれています。
曲の至る所にちりばめられたキラキラとした装飾音の音色を大切にしながら、表情豊かに演奏しましょう!
12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin

アレクサンドル・スクリャービンの名作『12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」』。
スクリャービンの作品のなかでは特に難しい楽曲として知られていますが、実際のところはショパンのエチュードよりは簡単といった程度です。
しかしながら、やけに跳躍が多い楽曲なので、人によっては暗譜が必須だと思います。
ただし、細かいアルペジオが登場するわけではないので、指回りに自信がない方でも気軽に取り組めるといった側面もあります。
しっかりと聴き映えのする作品なので、ぜひチェックしてみてください。
スペイン組曲 第1集 作品47『アストゥリアス』Isaac Albéniz

スペイン各地の風景や文化を音楽で描写した、情熱的で印象的なピアノ組曲『スペイン組曲 第1集 作品47』から、魅力的な楽曲をご紹介します。
神秘的な雰囲気を持つ中間部と、力強いリズム主題が織りなすコントラストが見事な本作は、ギター的な奏法をピアノで表現する独特の技法が用いられています。
1886年に作曲された本作は、映画やテレビ番組、CMなどでも使用されており、多くの人々の心を捉えてきました。
ピアノ技術を持ち合わせた方や、表現力が豊かな演奏を目指す方におすすめです。
スペインの民族音楽の要素を取り入れた味わい深い曲調は、発表会で聴衆を魅了することでしょう。
ピアノソナタ第7番 変ロ長調 作品83 第3楽章Sergei Prokofiev

セルゲイ・プロコフィエフのピアノソナタでも特に有名な『ピアノソナタ第7番 変ロ長調 作品83 第3楽章』。
戦場をテーマにした作品ということもあり、この楽曲はとにかく忙しない雰囲気がただよっています。
演奏の方も非常に忙しなく、スタッカートで軽やかに弾きながらも力強い雰囲気を維持することが求められます。
そんなこの作品の最大の特徴はなんといっても、8分の7拍子。
珍しい拍子で、現代音楽では耳にすることが少ない作品のため、リズムに慣れるまでは苦労するかもしれません。
即興曲 FP176 第15番 ハ短調「エディット・ピアフを讃えて」Francis Poulenc

フランスの作曲家フランシス・プーランクが作曲した15のピアノ即興曲のなかでも、甘く切ない雰囲気で高い人気を誇る『エディット・ピアフを讃えて』。
その名のとおり、フランスの国民的象徴として今なお愛され続けているシャンソン歌手、エディット・ピアフさんに献呈された作品で、主題にはシャンソンの名曲『枯葉』のモチーフが使われています。
この曲が持つ大人な雰囲気を表現するためには、緩急や強弱などの工夫が不可欠!
実際にシャンソンを聴いて、テンポの動かし方などを研究してみるとよいかもしれません。