【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選
クラシックのピアノ曲といえば、優美な旋律や癒やしを与えてくれる穏やかな曲調の作品をイメージされる方が多いかもしれませんね。
しかしこちらの記事でご紹介するのは、そんなイメージを覆すような激しくも美しい、ダイナミックでかっこいいクラシックのピアノ曲の中で、さまざまな作曲家によるピアニストを学習者にとって憧れの上級者向けの作品を集めました!
かっこいいクラシック曲は演奏効果も高いため、発表会やおさらい会でも映えること間違いなし!
テクニック的にも難しく華やかなピアノ曲をお探しの方は必見です!
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【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選(51〜60)
8つの演奏会用練習曲より 第8曲「終曲」Nikolai Kapustin

ジャズの要素を巧みに取り入れたクラシックピアノ曲で、力強さとエネルギーに満ちた演奏効果の高い作品です。
8分音符を基調とした力強い第1主題と、柔らかな印象の第2主題が見事に絡み合い、華麗なソナタ形式で構成されています。
1984年に書き上げられたこの楽曲は、複雑なリズム構造と急速なパッセージを含み、ピアニストに高い技術を要求しますが、ジャズの軽快さと自由さも感じられる魅力的な1曲です。
本作は、クラシック音楽の技巧とジャズのリズム感を兼ね備えており、発表会で演奏すれば観客を魅了できるでしょう。
演奏には相当な練習時間が必要ですが、華やかで聴き映えのする作品を披露したい上級者の方にぴったりです。
ロンド 変ホ長調 Op.16Frederic Chopin

弟子であるカロリーヌ・ハルトマン嬢にささげられた名作、『ロンド 変ホ長調 Op.16』。
ショパンが手がけた最後のロンドとして知られていますね。
そんな本作は、51小節に及ぶ序奏を持つ持久力が求められる作品。
序奏の段階で複雑にテンポや曲想が変わるため、単純な演奏技術の他に、楽曲への理解も求められます。
繊細かつ速い右手のアルペジオを長時間演奏しなければならないため、慣れていない演奏家はつってしまうこともあるようです。
ピアノソナタ第18番 K.576Wolfgang Amadeus Mozart

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが手掛けた最後のピアノソナタは、技巧的に難易度が高く、対位法的なパッセージが特徴的です。
特に第1楽章では両手が一致して始まり、トリルや主題の展開が印象的。
第2楽章ではスケールパッセージと対位法が目立ちます。
軽快な最終楽章では、正確なアーティキュレーションが求められます。
この作品は、単なる指の動きだけでなく、音楽の奥行きを感じさせる繊細なタッチが不可欠。
稽古を重ねれば、どんな舞台でも輝く演奏ができるでしょう。
ピアノ演奏の高みを目指す方々にぜひおすすめの一曲です。
バラード 第4番ヘ短調 Op.52Frederic Chopin

『12の練習曲 Op.25-6』や『12の練習曲 Op.25-11「木枯らし」』などショパンの難しい作品は多く存在しますが、最もショパンらしさが発揮されている高難易度の作品といえば、こちらの『バラード 第4番ヘ短調 Op.52』ではないでしょうか?
重音が多く、難解なパッセージも幾度となく出現する作品で、ショパンのなかでも屈指の難易度をほこります。
この重音の多さがショパンらしさを物語っているため、ショパンの作品が好きな方にとっては非常に親しみやすいでしょう。
【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選(61〜70)
ピアノのために 第1曲 プレリュードClaude Debussy

クロード・ドビュッシーが1901年に完成させた全3曲から成るピアノ曲集『ピアノのために』。
古典組曲の形式に全音階や半音階といった革新的な技法が盛り込まれたドビュッシーらしい作品であり、「ドビュッシー独自のピアニズムの始まり」などと評されています。
第1曲の『プレリュード』は、繊細なタッチと大胆な表現が求められる非常に華やかで弾きごたえ抜群の1曲!
上級者の方には、雰囲気の異なる3曲を通して演奏するのもオススメです。
伝説 S.175 第2曲「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」Franz Liszt

ひとくちに難曲といってもその種類はさまざま。
『マゼッパ』のような一点集中型の難しさもあれば、あらゆる技巧を含んだ『トッカータ』のようなさまざまな技巧が盛り込まれた難しさもあります。
今回、紹介するこちらの『伝説 S.175 第2曲「波を渡るパオラの聖フランチェスコ」』は後者にあたる作品ですね。
リストの独特の指使いは本作でもしっかりと反映されており、体力もそれなりに必要とする作品です。
カバーしなければならない技術が多いので、一般的な楽曲に対する評価以上に難しさを覚える作品といえるでしょう。
12の練習曲 Op.25-6Frederic Chopin

ショパンの楽曲のなかでも最高難度をほこると言われている作品、『12の練習曲 Op.25-6』。
手と指の柔軟性が非常に求められる作品で、難易度の高い三度が何回も登場します。
冒頭の三度半音階で挫折したという方も多いのですが、三度半音階はリストの作品にも頻繁に登場します。
このことから超上級者向けの作品の登竜門のような側面も持ち合わせているといえるでしょう。
粒立った音を表現できている演奏家の作品はすばらしいので、ぜひチェックしてみてください。