【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選
クラシックのピアノ曲といえば、優美な旋律や癒やしを与えてくれる穏やかな曲調の作品をイメージされる方が多いかもしれませんね。
しかしこちらの記事でご紹介するのは、そんなイメージを覆すような激しくも美しい、ダイナミックでかっこいいクラシックのピアノ曲の中で、さまざまな作曲家によるピアニストを学習者にとって憧れの上級者向けの作品を集めました!
かっこいいクラシック曲は演奏効果も高いため、発表会やおさらい会でも映えること間違いなし!
テクニック的にも難しく華やかなピアノ曲をお探しの方は必見です!
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【上級】弾けたら超絶かっこいい!ピアノの名曲選(21〜30)
2つのラプソディ Op.79 第1曲Johannes Brahms

ドイツロマン派を代表する作曲家ヨハネス・ブラームスが手掛けた名曲は、情熱的で力強い音楽性が魅力の1曲です。
1879年に作曲されたこの作品は、ブラームスが円熟期を迎えた頃の傑作。
激しく情感溢れる両端部と、穏やかな中間部のコントラストが印象的で、豊かな響きと重厚感を楽しめます。
ピアノ独奏曲ならではの表現力豊かな旋律と、技巧的な要素が絶妙に融合しており、聴く人の心を揺さぶります。
基礎テクニックをしっかり身につけた方におすすめの中級レベルの曲ですが、丁寧に練習を重ねれば、聴いた印象ほど難しさを感じずに演奏できるはずです!
幻想小曲集作品12 第2曲 飛翔Robert Schumann

19世紀ドイツのロマン派を代表する作曲家、ロベルト・シューマンが手がけたピアノ曲集の中から、情熱的で技巧的な1曲をご紹介します。
1837年に作曲された8曲からなる作品の第2曲目で、力強い冒頭部分が印象的。
シューマンがクララとの結婚を目指していた時期の作品で、恋愛の闘いを音楽で表現したと言われています。
ヘ短調で書かれ、ABACAのロンド形式を取る本作。
極めて速いテンポで演奏され、右手の4番と5番の指を交互に動かす難しい部分も。
華麗な演奏を目指すピアニストの皆さん、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
メフィスト・ワルツ 第1番 S.514 『村の居酒屋での踊り』Franz Liszt

ピアノ発表会の定番として愛され続けているのは、悪魔のフィドル弾きと美しい踊り子の恋を描いた情熱的なワルツ。
19世紀ロマン派を代表するピアニスト、フランツ・リストの作品です。
1856年から1861年にかけて作曲され、村の居酒屋を舞台に繰り広げられる官能的な物語を音楽で表現しています。
冒頭から響き渡る五度の和音の積み重ねや、激しいリズムの中に織り込まれたロマンティックな旋律は、聴衆を魅了せずにはいられません。
本作はさまざまな映画やドラマでも使用され、その劇的な音楽性が映像作品の中でも効果的に活かされています。
ピアノの技巧を存分に活かし、聴衆を圧倒したい発表会でぜひ演奏してみてはいかがでしょうか。
ノクターン 第8番 Op.27-2Frederic Chopin

難曲の多いショパンの作品のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『ノクターン 第8番 Op.27-2』。
ショパンと言えば左手の伴奏形が難しいことで知られていますが、本作でもそれは健在で、大きな跳躍を含む分散和音の伴奏型が用いられています。
右手の単旋律で見られる装飾的変化も印象的で、非和声音を盛り込んだ即興的なパッセージが登場します。
さらに、演奏が進むごとに、それらのパートの使用頻度が高くなっていくため、体力的にも相当な実力が求められる難曲です。
仮面舞踏会「ワルツ」Aram Khachaturian

華やかでありながら哀愁を帯びた3拍子のワルツは、映画『戦争と平和』の舞踏会シーンで使用され、情景を見事に彩りました。
力強い冒頭から始まり、中間部では抒情的な旋律が織り込まれ、まるで優雅に踊る男女の姿が目に浮かぶようです。
本作は2010年バンクーバー冬季オリンピックで浅田真央選手が銀メダルを獲得した演技でも使用され、聴衆の心を魅了しました。
力強さと繊細さを兼ね備えた本作は、小学校高学年の発表会で演奏するにふさわしい一曲です。
技術面での習熟度が高まるこの時期だからこそ、表現力が豊かな演奏にチャレンジできるでしょう。
ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名作『ピアノソナタ 第23番 Op.57「熱情」第3楽章』。
『悲愴』や『月光』と並ぶ人気、知名度ともに高いソナタ作品として、演奏会でもたびたび取り上げられています。
この作品はベートーヴェンの作品のなかでも最も有名な『運命』の原型ともいえる作品で、彼ならではの感情的な表現が多く登場します。
もちろん、演奏の難易度もそれに比例して高まっているのですが、間違いなく聴き映えのする作品なので、ぜひチェックしてみてください。
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22Frederic Chopin

管弦楽とピアノによる協奏曲的作品、『アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ Op.22』。
後にピアノ独奏版として編曲された本作は、ショパンの作品のなかでも屈指の難易度をほこることで知られています。
そんな本作のポイントは、なんといってもコーダの付いた三部形式。
右手の装飾音に高度な技巧が要求されるため、繊細なタッチを苦手とする演奏家からは避けられています。
華やかで明るい繊細が好きな方は、ぜひチェックしてみてください。