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【島根の歌】出雲、松江、津和野……島根を描いた珠玉の名曲たち

温かな人情、美しい風景、神々の物語。

島根の風土が生み出した歌には、ふるさとへの思いと郷土愛があふれています。

この記事では、日本海の風にのせて届けられる島根ゆかりの歌の魅力をお届けします。

「島根にまつわる歌」といっても、島根の風景を描いた歌や、名所の情景と恋する気持ちを重ね合わせた失恋歌、島根の魅力を余すことなく伝えるご当地ソングまで、その趣はさまざま。

懐かしさと新しさが織りなす珠玉の楽曲の数々を、ぜひお楽しみください!

【島根の歌】出雲、松江、津和野……島根を描いた珠玉の名曲たち(11〜20)

哀愁の宍道湖NEW!桂竜士

島根県松江市出身の演歌歌手、桂竜士さんのデビューを飾った1曲です。

夕暮れの宍道湖を舞台に、愛しい人との別れの切なさと、いつまでも待ち続ける健気な思いが情感豊かに歌い上げられています。

湖の優しい風や夕日の情景が主人公の心と重なり、聴く人の胸に深く染み渡りますね。

本作は1983年に公開された作品で、デビュー35周年の際にはオーケストラ伴奏で再録音されており、今なお大切に歌い継がれている名曲です。

故郷を離れて暮らす人が聴けば、美しい島根の風景が目に浮かび、懐かしさがこみあげてくるのではないでしょうか。

哀愁の奥出雲NEW!清水博正

魂を揺さぶる歌声が魅力の清水博正さんが歌う、島根県の奥出雲を舞台にした1曲です。

この楽曲は2013年8月に発売された7枚目のシングルで、歌詞には木次線や斐伊川といった地名が登場し、愛しい人を訪ねる旅の切なさと美しい風景が重なります。

清水博正さんを見いだした作曲家、弦哲也さんが手がけた哀愁に満ちたメロディが、物語を一層ドラマティックにしていますね。

2016年1月から雲南市のPR大使も務める清水博正さん。

その歌声は、島根の風土が持つ魅力を全国に伝える架け橋となっています。

ひとり松江でNEW!真木柚布子

水郷、松江の美しい情景に、人目をしのぶ恋の切なさが溶け込んでいくよう……。

宍道湖のほとりや京店の街並みを背景に、愛する人への思いと旅の寂しさを描いたこの楽曲。

劇団四季で培った表現力を持つ真木柚布子さんが「演じるように歌う」ことで、主人公の繊細な心の機微が、まるで1本の芝居を観るように伝わってきますね。

本作は2010年6月に発売された作品です。

しっとりとした演歌にひたりたい夜はもちろん、これから松江を旅する人が聴けば、その風景がより味わい深く感じられるのではないでしょうか。

松江の宿NEW!鶴岡雅義と東京ロマンチカ

ムード歌謡グループ、鶴岡雅義と東京ロマンチカの楽曲です。

1968年に『旅路のひとよ』で日本レコード大賞歌唱賞を受賞した彼らが紡ぐ音世界は、まさに大人の物語。

本作では、リーダーが奏でるレキント・ギターの哀愁と三條正人さんの甘美な歌声が、かつて愛した人と過ごした松江の宿での一夜を鮮やかに描き出します。

この楽曲は2013年1月に発売されたアルバム『三條正人/鶴岡雅義と東京ロマンチカ Vol.1』の収録曲。

松江を旅した思い出のある方はもちろん、過ぎ去った恋にそっとひたりたい方にピッタリの名曲です。

石見銀山ひとり坂NEW!永井裕子

世界遺産として知られる石見銀山を舞台に、永井裕子さんの切ない歌声が響きわたる名曲です。

聴いているだけで、こけむす石畳の坂道や、山つつじが咲く風景が思い浮かびますね。

別れた人への思いを胸に、代官屋敷や五百羅漢を巡る主人公の孤独な旅路が描かれ、その哀愁が石見銀山の歴史的な雰囲気と見事にマッチしています。

本作は2012年6月にリリースされたシングル『石見のおんな/石見銀山ひとり坂』に収録されており、石見銀山世界遺産登録5周年を記念したタイアップ曲でもあります。

島根への旅情をかきたてられる方はもちろん、ひとり静かに物思いにふけりたい人の心にも深く染み入るのではないでしょうか。