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【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ

小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。

短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。

本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!

ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。

もくじ

【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(41〜60)

トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

トルコ行進曲/モーツァルト/Turkish March/Mozart/ピアノ-Piano/CANACANA
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

陽気で軽快な旋律が印象的な本作は、18世紀後半に流行したトルコ風音楽の影響を受けた名曲です。

オスマン帝国の軍楽隊を模倣した独特のリズムと、シンバルや太鼓を思わせる力強い音色が特徴的。

1783年頃に作曲されたこの曲は、ウィーン時代のモーツァルトの創造性が遺憾なく発揮された傑作といえるでしょう。

親しみやすい旋律とエキゾチックな雰囲気が見事に融合しており、クラシック音楽入門者から上級者まで幅広く楽しめる一曲です。

有名な曲はメロディアスで分かりやすく短いというのもあるのでしょうか。

よく聞くこの1曲は演奏時間にすると3分です。

モーツァルトの作品でも著名な作品です。

8つの練習曲 作品42 第3番Aleksandr Skryabin

スクリャービン/8つのエチュード(練習曲) 3.嬰ヘ長調,Op.42
8つの練習曲 作品42 第3番Aleksandr Skryabin

『8つの練習曲 作品42』は、ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンが1901年に作曲したピアノ曲です。

第3番は急速なトリルが続く作品で、虫の羽音のように聴こえることから『蚊』と呼ばれることもあります。

ダイナミックな曲に比べてやさしい曲に思われがちですが、これだけ安定してトリルを持続させのは至難の業!

指をしっかり独立させて動かさなければ弾きこなせません。

ピアノを習っている方は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

24の前奏曲 第24番 ニ短調Dmitri Shostakovich

『24の前奏曲』といえば、フレデリック・ショパンの小品集を思い浮べる方も多いのではないでしょうか?

ドミートリイ・ショスタコーヴィチの『24の前奏曲』は、まさにその作品を参考にして作曲されたといわれています。

ただ、第16番も含め、作風からはショスタコーヴィチらしい独特な雰囲気が強く感じられます。

初演は、ショパンコンクールで落選したショックから演奏活動に消極的になっていたショスタコーヴィチ本人によって行われ、演奏活動再開のきっかけとなったそうです。

熊蜂の飛行Nikolai Rimsky-Korsakov

泉ゆりの リムスキー=コルサコフ「熊蜂の飛行」
熊蜂の飛行Nikolai Rimsky-Korsakov

熊蜂の羽音をイメージしたという、想像力が豊かな発想から作曲されたことで知られている『熊蜂の飛行』。

ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフが手掛けた作品であり、オペラ作品『サルタン皇帝』の間奏曲として作曲されたのが初出です。

任天堂によるゲームソフト『TETRIS 99』でもゲームBGMとして起用されていますから、そこでこのユニークな旋律を耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

短いながらも存在感が抜群で耳に残りますし、演奏者にとっては高度なテクニックをアピールするためにうってつけの曲ということで、ピアノ曲のみならず独奏曲として多くの編曲されたバージョンが存在しています。

腕試しに、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?

アレグロ・バルバロBartók Béla

ピアニスト、作曲家、そして民族音楽研究家であったバルトーク・ベーラの出世作といわれている作品です。

『アレグロ・バルバロ』は直訳すると「野蛮なアレグロ」。

厚みのある和音や独特なアクセントが続く音楽は、確かに正統派ではなく「野蛮」と表現されるのも納得がいくような気がしますよね。

この作品には、ルーマニアやハンガリーの民謡、アフリカの音楽など、さまざま国に根付く音楽の要素が含まれています。

「このフレーズはハンガリーらしい音楽だ」などと感じられたら、あなたも民族音楽研究科になれるかも⁉