【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。
短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。
本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!
ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。
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【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(41〜50)
子どものための音楽 Op.65 第4曲「タランテラ」Sergei Prokofiev

20世紀の大作曲家の1人に数えられる、ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフの作品です。
『子どものための音楽 Op.65』は、1917年のロシア革命を機にアメリカとヨーロッパに亡命していたプロコフィエフが1935年に母国に復帰し、パリに残していた妻子を呼び寄せた頃に作曲されています。
『第4曲「タランテラ」』は、イタリアの急速な舞曲「タランテラ」のリズムを用いた、躍動感があふれる楽曲です。
【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(51〜60)
24の前奏曲 第24番 ニ短調Dmitri Shostakovich

『24の前奏曲』といえば、フレデリック・ショパンの小品集を思い浮べる方も多いのではないでしょうか?
ドミートリイ・ショスタコーヴィチの『24の前奏曲』は、まさにその作品を参考にして作曲されたといわれています。
ただ、第16番も含め、作風からはショスタコーヴィチらしい独特な雰囲気が強く感じられます。
初演は、ショパンコンクールで落選したショックから演奏活動に消極的になっていたショスタコーヴィチ本人によって行われ、演奏活動再開のきっかけとなったそうです。
トルコ風ロンドJohann Burgmüller

イ短調からイ長調への転調を伴う華やかでリズミカルな曲調が特徴的な本作は、軽快なスタッカートと流れるような16分音符のフレーズが印象的です。
異国情緒があふれる旋律とリズムに、アウフタクトを意識した自然な流れと躍動感が加わり、聴衆を魅了します。
アレグレットのテンポ指定で、全体的に生き生きとした表現が求められ、スタッカートとレガートの対比を明確にすることでキャラクターがより際立ちます。
滑らかな演奏技術と表現力を磨きたい方におすすめの一曲です。
リズム感や指の独立性を養いながら、多彩な音楽スタイルへの理解も深められます。
発表会やコンクールでも人気があり、技術と表現力をアピールできる絶好の機会となるでしょう。
アレグロ・バルバロBartók Béla

ピアニスト、作曲家、そして民族音楽研究家であったバルトーク・ベーラの出世作といわれている作品です。
『アレグロ・バルバロ』は直訳すると「野蛮なアレグロ」。
厚みのある和音や独特なアクセントが続く音楽は、確かに正統派ではなく「野蛮」と表現されるのも納得がいくような気がしますよね。
この作品には、ルーマニアやハンガリーの民謡、アフリカの音楽など、さまざま国に根付く音楽の要素が含まれています。
「このフレーズはハンガリーらしい音楽だ」などと感じられたら、あなたも民族音楽研究科になれるかも⁉
トルコ行進曲Wolfgang Amadeus Mozart

陽気で軽快な旋律が印象的な本作は、18世紀後半に流行したトルコ風音楽の影響を受けた名曲です。
オスマン帝国の軍楽隊を模倣した独特のリズムと、シンバルや太鼓を思わせる力強い音色が特徴的。
1783年頃に作曲されたこの曲は、ウィーン時代のモーツァルトの創造性が遺憾なく発揮された傑作といえるでしょう。
親しみやすい旋律とエキゾチックな雰囲気が見事に融合しており、クラシック音楽入門者から上級者まで幅広く楽しめる一曲です。
有名な曲はメロディアスで分かりやすく短いというのもあるのでしょうか。
よく聞くこの1曲は演奏時間にすると3分です。
モーツァルトの作品でも著名な作品です。
12の練習曲 Op.10 第5番「黒鍵」Frederic Chopin

芸術性、難易度とともに高いことで知られるフレデリック・ショパンの練習曲。
『12の練習曲 Op.10 第5番「黒鍵」』は「黒鍵のエチュード」とも呼ばれ、曲集の中でも知名度の高い1曲です。
黒鍵の上を駆け抜けるメロディを弾きこなすには相当な練習量が求められますが、丁寧に練習を重ねることで、速いパッセージがふんだんに盛り込まれたさまざまな難曲を弾きこなすのに必要なテクニックを習得できます。
ピアノが弾けるという方は上級者向けの曲ですが、テクニックを磨くため、積極的にチャレンジしてみましょう!
演奏時間は2分弱、作品としても音楽性が高い作品なので聴いても短くて聞きやすいですね。
クシコス・ポストHermann Necke

この曲を聴くと走りたい気持ちに駆られる方も多いのではないでしょうか?
運動会の徒競走のBGMとしてもおなじみの『クシコス・ポスト』は、ドイツの作曲家ヘルマン・ネッケの作品です。
吹奏楽やオーケストラの演奏をイメージが強いかもしれませんが、実はもともとはピアノ曲なんです!
タイトルは「馬に乗る人」を意味するハンガリー語と、「郵便」を意味するドイツ語がかけ合わされた言葉。
まさに曲調とピッタリのタイトルですよね!
ピアノで演奏するとより軽快な様子が際立つので、ピアノをやっているという方はぜひ弾いてみてください。