【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。
短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。
本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!
ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。
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【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(41〜60)
ピアノのための変奏曲 Op.27 第1番Anton Webern

「美しい」や「切ない」などの言葉で形容できない独特な雰囲気を醸し出す1曲。
十二音技法と呼ばれる調性にとらわれない技法を用いて作曲された、オーストリアの作曲家アントン・ヴェーベルンの作品です。
ヴェーベルンが作曲した12のピアノ曲の中で、もっとも演奏機会の多い作品とされています。
音のゆがみの中に引き込まれていくような不思議な感覚をおぼえるこの曲。
美しさを理解するのはなかなか難しいですが、聴いているとなぜかクセになりそうなのは気のせいでしょうか?
12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin

ロシアのピアニスト、作曲家であるアレクサンドル・スクリャービンが、フレデリック・ショパンの練習曲を意識して作曲したとされている『12の練習曲 Op.8』。
その最後を飾る第12曲目『悲愴』は、音域の広い分散和音や激しくかき鳴らされる右手のオクターブのメロディー、両手での和音の連打など、高難度のテクニックを要する作品です。
『悲愴』と名の付く有名なクラシック曲は数多く存在しますが、それらに引けをとらないほどやり場のない怒りや深い悲しみが伝わってくる音楽ですよね。
木馬Aram Khachaturian

20世紀を代表するアルメニア人作曲家アラム・ハチャトゥリアンさんの作品です。
1903年にジョージアで生まれ、ソ連時代に活躍したハチャトゥリアンさんは、民族音楽の要素を取り入れた独特のスタイルで知られています。
本作は短い曲ながらも、彼の特徴である鮮やかな調和と魅力的なリズムが詰まっています。
アルメニアの民族的アイデンティティを感じさせる官能的なメロディーは、聴く人の心に深く響きます。
ピアノの発表会や演奏会で、もう一曲演奏したいときにぴったりの曲ですね。
クラシック音楽に興味のある方にもおすすめです。
超絶技巧練習曲 第1番「プレリュード」Franz Liszt

ピアニスト、作曲家として活躍し、数々の高難度のピアノ曲を残したフランツ・リストの作品です。
『超絶技巧練習曲』には12のピアノのための練習曲がおさめられており、この作品集の幕開けとなる『プレリュード』は、これから続く作品たちへの期待を集めるようなワクワク感に満ちた1曲となっています。
難曲ぞろいの練習曲集の中では演奏時間が短く比較的弾きやすい曲のため、ピアノをされているという方はリストの世界観を味わいたい方はぜひチャレンジしてみてください!
24の前奏曲 Op.28 第12番Frederic Chopin

24曲がおさめられた小品集『24の前奏曲 Op.28』は、ピアノの詩人ショパンが1839年にスペインのマジョルカ島で完成させた曲集といわれています。
第12曲目は、非常に暗く激しい旋律が印象的な作品。
1分ちょっとの短い曲ですが、半音階で上昇していく旋律が緊張感を醸し出しており、グッと音楽に引き寄せられるような感覚に陥ります。
24曲を通して聴くと、この緊張感が小品集のよいアクセントとなっているのがより伝わってくるでしょう。
ルーマニア民俗舞曲 「ルーマニア風ポルカ」「速い踊り」Bartók Béla

かつて、現在のハンガリーを中心とした地域を統治していたハンガリー王国の一部であったトランシルヴァニアの民謡を題材として作曲された、ハンガリー王国出身の作曲家バルトーク・ベーラの作品です。
『ルーマニア民俗舞曲』は全6曲で構成されていますが、有名テレビ番組のBGMにも使用されている第5曲『ルーマニア風ポルカ』と第6曲『速い踊り』は、特に日本人にとってなじみ深い作品といえるでしょう。
わずかな時間の中で、日本の民謡などとはまったく異なる独特な雰囲気を楽しめる1曲です。