【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。
短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。
本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!
ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- 【ピアノ発表会向け】簡単なのにかっこいいクラシック作品
- 【中級レベル】ピアノで弾けるかっこいい曲【発表会にもおすすめ】
- 【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選
- 【初級~中級】難易度が低めなショパンの作品。おすすめのショパンの作品
- 【大人向け】ピアノ発表会にオススメ!聴き映えする名曲を厳選
- 【小学生向け】ピアノ発表会で聴き映えする華やかな名曲たち
- 【ピアノ発表会】男の子におすすめ!かっこいい&聴き映えする人気曲を厳選
- 【中級者向け】挑戦!ピアノ発表会で聴き映えするおすすめの名曲
- 【初級編】発表会で弾きたいおすすめのピアノ曲まとめ
- ピアノで弾けたらかっこいい!魅力抜群の名曲たちをピックアップ
- 【中級レベル】華やかな旋律が印象的なピアノの名曲を厳選!
- 【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(41〜50)
24の前奏曲 第24番 ニ短調Dmitri Shostakovich

『24の前奏曲』といえば、フレデリック・ショパンの小品集を思い浮べる方も多いのではないでしょうか?
ドミートリイ・ショスタコーヴィチの『24の前奏曲』は、まさにその作品を参考にして作曲されたといわれています。
ただ、第16番も含め、作風からはショスタコーヴィチらしい独特な雰囲気が強く感じられます。
初演は、ショパンコンクールで落選したショックから演奏活動に消極的になっていたショスタコーヴィチ本人によって行われ、演奏活動再開のきっかけとなったそうです。
ブルグミュラー25の練習「狩り」Johann Burgmüller

ドイツ出身の作曲家ヨハン・ブルクミュラーが手掛けた練習曲集の中でも人気の高い一曲です。
パリで活躍したブルクミュラーは、1852年に『25の練習曲』を発表しました。
本作は狩りをテーマにした軽快な曲調が特徴で、8分の6拍子のリズムが馬の走る様子を連想させます。
ホルンの音色を彷彿とさせる旋律は、貴族たちの優雅な狩猟シーンを描写しているかのよう。
短い曲ながらも、狩りの臨場感や緊張感が見事に表現されており、聴く人の想像力をかき立てます。
ピアノを学ぶ方はもちろん、クラシック音楽に興味のある方にもおすすめの一曲です。
30の子供の小品 トッカティーナ Op.27-12Dmitri Kabalevsky

子供向けのピアノ作品や、音楽教育に関する著書を数多く残したロシアの作曲家ドミトリー・カバレフスキーの『30の子供の小品 Op.27』。
個性が豊かな小品集の第12曲目に収録されている『トッカティーナ』は、歯切れのよいリズミカルな楽曲です。
「トッカティーナ」とは、小さな即興曲のこと。
即興的な軽やかさが際立つ作品であり、弾く際はスラーとスタッカートをはっきり弾き分けてメリハリを付けることが求められます。
アレグロ・バルバロBartók Béla

ピアニスト、作曲家、そして民族音楽研究家であったバルトーク・ベーラの出世作といわれている作品です。
『アレグロ・バルバロ』は直訳すると「野蛮なアレグロ」。
厚みのある和音や独特なアクセントが続く音楽は、確かに正統派ではなく「野蛮」と表現されるのも納得がいくような気がしますよね。
この作品には、ルーマニアやハンガリーの民謡、アフリカの音楽など、さまざま国に根付く音楽の要素が含まれています。
「このフレーズはハンガリーらしい音楽だ」などと感じられたら、あなたも民族音楽研究科になれるかも⁉
木馬Aram Khachaturian

20世紀を代表するアルメニア人作曲家アラム・ハチャトゥリアンさんの作品です。
1903年にジョージアで生まれ、ソ連時代に活躍したハチャトゥリアンさんは、民族音楽の要素を取り入れた独特のスタイルで知られています。
本作は短い曲ながらも、彼の特徴である鮮やかな調和と魅力的なリズムが詰まっています。
アルメニアの民族的アイデンティティを感じさせる官能的なメロディーは、聴く人の心に深く響きます。
ピアノの発表会や演奏会で、もう一曲演奏したいときにぴったりの曲ですね。
クラシック音楽に興味のある方にもおすすめです。
プレリュード 第1番(3つのプレリュード)George Gershwin

アメリカ音楽界の巨匠ジョージ・ガーシュウィンが1926年に作曲したピアノ独奏曲です。
1分30秒程度の短い演奏時間ながら、力強いリズムと鮮やかなハーモニーが印象的な一曲となっています。
ジャズやブルースの要素を取り入れた斬新な音楽性は、当時のクラシック音楽の枠を超えた新しいサウンドとして注目を集めました。
ガーシュウィンならではのアメリカらしさが詰まった本作は、ピアノの発表会や演奏会で「あと少し演奏したい」というときにぴったりです。
短い時間の中に作曲者のセンスが詰まった、かっこいいクラシック作品をお探しの方におすすめですよ。
ソナチネ 第3楽章William Gillock

古典的なソナタ形式に基づきながら、明るく快活な雰囲気が魅力の本作。
現代的な感覚も取り入れた親しみやすいメロディーと構造で、ピアノ発表会での演奏に花を添えます。
アルバム『Accent on Analytical Sonatinas』に収録され、ロサンゼルス音楽教師協会のソナタ・コンテストでも課題曲として採用されています。
技術的な要素と音楽的表現のバランスが絶妙で、華やかな演奏効果も期待できます。
小学校高学年の生徒さんの実力を存分に引き出せる本作は、ピアノ発表会で聴衆を魅了するのに最適な1曲です。