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【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ

小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。

短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。

本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!

ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。

もくじ

【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(21〜40)

アイ・ガット・リズムGeorge Gershwin

アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンの楽曲です。

ガーシュウィンは1898年にニューヨークで生まれ、ジャズとクラシックを融合させた独自のスタイルで知られています。

本作は1930年にミュージカル『ガール・クレイジー』の一部として発表されました。

楽観的で幸福感に満ちた歌詞が特徴で、「リズム」「音楽」「愛する人」という幸せの要素が描かれています。

シンプルなコード進行と複雑なリズムが魅力的で、ジャズのスタンダードナンバーとしても広く親しまれています。

明るく前向きな気分になりたい方におすすめの一曲です。

メヌエット ト長調Christian Petzold

J.S.Bach (C.Petzold) : Menuet G-Dur BWV Anh.114 バッハ(ペツォールト) : メヌエット ト長調
メヌエット ト長調Christian Petzold

多くのピアノの初級楽譜に収録され、ピアノを習う方が一度は練習する定番曲といっても過言ではない、クラシックピアノの名曲です。

長い間J.S.バッハの作品とされ『アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳』にも収録されていますが、近年の研究によって、同時代を生きた作曲家クリスティアン・ペツォールトの作品であることが判明しています。

なぜJ.S.バッハが自分の作品と偽り自身の作品集におさめたのかは、未だ謎に包まれているそうです。

ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi

【ソナチネアルバム10番 /クレメンティOp.36-4】Clementi 第1楽章
ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi

活気に満ちた3部構成の快活な作品で、低音部の同音連打から始まる印象的な第1主題と、スタッカートが特徴的な軽やかな第2主題が魅力的に展開されます。

1797年の初版以来、ピアノ学習者の重要なレパートリーとして愛され続けているこの楽曲は、2分30秒ほどの演奏時間ながら、華やかで表情が豊かな旋律が息づいています。

本作は、レガートとスタッカートの対比、ダイナミクスの変化など、表現力を養うのに最適な要素を含んでいます。

明るく力強い曲調と親しみやすい旋律で、華やかな表現を体験したい方や、ピアノの新たな魅力を発見したい方におすすめの1曲です。

子犬のワルツFrederic Chopin

【ピアノ】子犬のワルツ/ショパン/Minute Waltz/Chopin/Piano/CANACANA
子犬のワルツFrederic Chopin

ロマン派時代のポーランドの作曲家フレデリック・ショパンによる小品です。

パリに住んでいた頃に作曲され、デルフィーヌ・ポトツカ伯爵夫人に捧げられました。

ピアノ独奏のための短い曲で、3分以内という短さながら、高度な技術と独特の詩的感性が詰め込まれています。

曲の中盤に出てくる短い高音は、子犬がつけていた鈴の音を模していると言われ、聴くと思わず微笑んでしまいますね。

ピアノの発表会や演奏会でちょっと追加したい曲を探している人におすすめです。

ショパンらしい繊細さと感受性があふれる曲なので、ピアノ好きの人にも聴いてほしい1曲です。

モデラート(アルバムの一葉) ホ長調(遺作)Frederic Chopin

美しいメロディーがゆったりと紡がれる『モデラート(アルバムの一葉)ホ長調(遺作)』は、フレデリック・ショパンが1843年に作曲し、弟子の1人にささげた作品です。

それほど有名な作品ではありませんが、子供向けのピアノコンクールではたびたび課題曲に指定されています。

難曲ぞろいのショパンの作品から考えればそれほど難解な曲ではありませんが、音が少なく高度なテクニックも必要ないからこそ、表現力が際立つ1曲ともいわれています。