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【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ

小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。

短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。

本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!

ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。

【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(21〜30)

メヌエット ト長調Christian Petzold

J.S.Bach (C.Petzold) : Menuet G-Dur BWV Anh.114 バッハ(ペツォールト) : メヌエット ト長調
メヌエット ト長調Christian Petzold

多くのピアノの初級楽譜に収録され、ピアノを習う方が一度は練習する定番曲といっても過言ではない、クラシックピアノの名曲です。

長い間J.S.バッハの作品とされ『アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳』にも収録されていますが、近年の研究によって、同時代を生きた作曲家クリスティアン・ペツォールトの作品であることが判明しています。

なぜJ.S.バッハが自分の作品と偽り自身の作品集におさめたのかは、未だ謎に包まれているそうです。

モデラート(アルバムの一葉) ホ長調(遺作)Frederic Chopin

美しいメロディーがゆったりと紡がれる『モデラート(アルバムの一葉)ホ長調(遺作)』は、フレデリック・ショパンが1843年に作曲し、弟子の1人にささげた作品です。

それほど有名な作品ではありませんが、子供向けのピアノコンクールではたびたび課題曲に指定されています。

難曲ぞろいのショパンの作品から考えればそれほど難解な曲ではありませんが、音が少なく高度なテクニックも必要ないからこそ、表現力が際立つ1曲ともいわれています。

抒情小曲集 第1集 作品12「アリエッタ」Edvard Grieg

その名の通りの抒情的で美しい作品が収録されたエドヴァルド・グリーグの『抒情小曲集』は、全66曲からなるピアノ小品集です。

全10集に分かれており、『アリエッタ』は第1集の冒頭に収録されています。

第1集が出版された1867年は、グリーグが妻であるニーナ・ハーゲルップと結婚した年。

およそ34年後に出版された第10集の最終曲『余韻』に『アリエッタ』のモチーフが変奏された形であらわれ、曲集の幕が下ろされています。

アイ・ガット・リズムGeorge Gershwin

アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンの楽曲です。

ガーシュウィンは1898年にニューヨークで生まれ、ジャズとクラシックを融合させた独自のスタイルで知られています。

本作は1930年にミュージカル『ガール・クレイジー』の一部として発表されました。

楽観的で幸福感に満ちた歌詞が特徴で、「リズム」「音楽」「愛する人」という幸せの要素が描かれています。

シンプルなコード進行と複雑なリズムが魅力的で、ジャズのスタンダードナンバーとしても広く親しまれています。

明るく前向きな気分になりたい方におすすめの一曲です。

ピアノのための変奏曲 Op.27 第1番Anton Webern

ヴェーベルン(ウェーベルン)/ピアノのための変奏曲 第1曲
ピアノのための変奏曲 Op.27 第1番Anton Webern

「美しい」や「切ない」などの言葉で形容できない独特な雰囲気を醸し出す1曲。

十二音技法と呼ばれる調性にとらわれない技法を用いて作曲された、オーストリアの作曲家アントン・ヴェーベルンの作品です。

ヴェーベルンが作曲した12のピアノ曲の中で、もっとも演奏機会の多い作品とされています。

音のゆがみの中に引き込まれていくような不思議な感覚をおぼえるこの曲。

美しさを理解するのはなかなか難しいですが、聴いているとなぜかクセになりそうなのは気のせいでしょうか?

24の前奏曲 Op.28 第12番Frederic Chopin

Seong-Jin Cho – Prelude in G sharp minor Op. 28 No. 12 (third stage)
24の前奏曲 Op.28 第12番Frederic Chopin

24曲がおさめられた小品集『24の前奏曲 Op.28』は、ピアノの詩人ショパンが1839年にスペインのマジョルカ島で完成させた曲集といわれています。

第12曲目は、非常に暗く激しい旋律が印象的な作品。

1分ちょっとの短い曲ですが、半音階で上昇していく旋律が緊張感を醸し出しており、グッと音楽に引き寄せられるような感覚に陥ります。

24曲を通して聴くと、この緊張感が小品集のよいアクセントとなっているのがより伝わってくるでしょう。

12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin

スクリャービン エチュード「悲愴」Op.8-12, Scriabin Etude “Pathetique”
12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin

ロシアのピアニスト、作曲家であるアレクサンドル・スクリャービンが、フレデリック・ショパンの練習曲を意識して作曲したとされている『12の練習曲 Op.8』。

その最後を飾る第12曲目『悲愴』は、音域の広い分散和音や激しくかき鳴らされる右手のオクターブのメロディー、両手での和音の連打など、高難度のテクニックを要する作品です。

『悲愴』と名の付く有名なクラシック曲は数多く存在しますが、それらに引けをとらないほどやり場のない怒りや深い悲しみが伝わってくる音楽ですよね。