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【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ

小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。

短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。

本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!

ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。

【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(21〜30)

子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」 第5曲 エチュードAram Khachaturian

【ピアノ発表会おすすめ】エチュード ♫ ハチャトゥリアン / Etude, Khachaturian
子供のアルバム 第1集 「少年時代の画集」 第5曲 エチュードAram Khachaturian

スタッカートが印象的な1分30秒の小品は、子供が楽しみながら演奏できる作品として長年愛されています。

軽快なリズムと、シンプルながらも情感が豊かなメロディが、アルメニアの民族色と見事に融合した音楽世界を作り出しています。

両手のバランスや、リズムの正確さが求められますが、発表会で演奏する際には聴衆の心をつかむ魅力に満ちています。

4分の4拍子のハ長調で書かれた本作は、リズム感や指の独立性を高めたい方、また民族音楽の要素を取り入れた表現力が豊かな作品に挑戦したい方におすすめです。

ウィンナー・マーチCarl Czerny

「ウィンナーマーチ」ツェルニー【ピアノ発表会映えする曲】Wiener Marsch / Carl Czerny / ピアノ / Piano / CANACANA
ウィンナー・マーチCarl Czerny

明快なリズムと軽快なメロディーが魅力のオーストリアのピアノ行進曲です。

ウィーンの優雅さと洗練された雰囲気を感じさせる本作は、ピアノの発表会やコンサートでも人気の高い曲となっています。

19世紀前半に作曲された作品ながら、現代でも多くのピアニストや音楽愛好家に親しまれ続けているのは、聴衆を魅了する華やかな表現力があるからでしょう。

かっこよく舞台映えする楽曲を探している男の子におすすめです。

技術的な練習にもなりつつ、音楽的な表現力も磨ける本作は、ピアノを学ぶ皆さんの実力をぐっと引き上げてくれることでしょう。

小さな黒人Claude Debussy

【ピアノ発表会おすすめ】小さな黒人 ♫ ドビュッシー / The little nigar (Cakewalk), Debussy
小さな黒人Claude Debussy

『小さな黒人』は、2拍子の「ケークウォーク」と呼ばれるステップのリズムをベースに作曲されたピアノ小品です。

フランスの作曲家クロード・ドビュッシーの作品で、正しく拍を刻む左手パートの上に、シンコペーションの軽やかなリズムの右手パートが重なっています。

軽快でそのまま進んでいくと思いきや、途中で穏やかに。

しかしそれも長くは続かず、うずうずした状態からまたケークウォークのリズムに戻っていきます。

ピアノの発表会でも人気が高い曲となっており、ピアノを習っているお子様本人や保護者であればよく聞く1曲です。

冒頭のフレーズは何度も出てきて一度聴いたらなかなか忘れられません。

ジプシーダンス (ジプシーの踊り)Heinrich Lichner

ジプシーダンス (ジプシーの踊り)リヒナー《ピアノ発表会におすすめの曲》Gypsy Dance, Lichner / クラシック / Piano / CANACANA
ジプシーダンス (ジプシーの踊り)Heinrich Lichner

ニ短調で書かれた情熱的な本作は、ロマの音楽から影響を受けた小品として広く親しまれています。

右手で奏でる16分音符の連続と、エキゾチックな雰囲気を醸し出す軽快なリズムが特徴的です。

85小節目からは「心を込めて、音を十分長く」との指示があり、表情が豊かな演奏が求められます。

活気があふれる冒頭から、中間部での表現の切り替え、そして華やかなフィナーレまで、聴衆を魅了する展開が印象的です。

本作は、音楽的な表現力を伸ばしたい方や、発表会で個性的な演奏を披露したい方におすすめの1曲です。

ソナチネ 第7番 第1楽章Muzio Clementi

ソナチネ 第7番 第1楽章 / クレメンティ / Sonatine Op.36-1 Mov.1 / Clementi / クラシックピアノ / Piano / CANACANA
ソナチネ 第7番 第1楽章Muzio Clementi

優美で軽快な旋律が光る華やかなピアノ作品です。

生き生きとした明るい雰囲気の曲調に、1781年にウィーンで行われたモーツァルトとの演奏対決を思わせるような技巧的な要素も随所に感じられます。

右手で奏でる滑らかなメロディーと左手の伴奏が見事に調和し、まるでオーケストラの響きを1台のピアノで表現しているかのような豊かな音楽性が魅力です。

アレグロのテンポで始まり、2つの対照的なテーマの掛け合いを通じて、音楽の多彩な表情を描き出しています。

本作は、華やかなステージでの演奏にも適しており、ピアノの表現力を存分に活かしたい方におすすめです。

また、心躍るような明るい曲調に癒やしを求める音楽ファンにもぴったりの1曲といえるでしょう。

アイ・ガット・リズムGeorge Gershwin

アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンの楽曲です。

ガーシュウィンは1898年にニューヨークで生まれ、ジャズとクラシックを融合させた独自のスタイルで知られています。

本作は1930年にミュージカル『ガール・クレイジー』の一部として発表されました。

楽観的で幸福感に満ちた歌詞が特徴で、「リズム」「音楽」「愛する人」という幸せの要素が描かれています。

シンプルなコード進行と複雑なリズムが魅力的で、ジャズのスタンダードナンバーとしても広く親しまれています。

明るく前向きな気分になりたい方におすすめの一曲です。

メヌエット ト長調Christian Petzold

J.S.Bach (C.Petzold) : Menuet G-Dur BWV Anh.114 バッハ(ペツォールト) : メヌエット ト長調
メヌエット ト長調Christian Petzold

多くのピアノの初級楽譜に収録され、ピアノを習う方が一度は練習する定番曲といっても過言ではない、クラシックピアノの名曲です。

長い間J.S.バッハの作品とされ『アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳』にも収録されていますが、近年の研究によって、同時代を生きた作曲家クリスティアン・ペツォールトの作品であることが判明しています。

なぜJ.S.バッハが自分の作品と偽り自身の作品集におさめたのかは、未だ謎に包まれているそうです。