【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。
短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。
本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!
ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。
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【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(31〜40)
子犬のワルツFrederic Chopin

ロマン派時代のポーランドの作曲家フレデリック・ショパンによる小品です。
パリに住んでいた頃に作曲され、デルフィーヌ・ポトツカ伯爵夫人に捧げられました。
ピアノ独奏のための短い曲で、3分以内という短さながら、高度な技術と独特の詩的感性が詰め込まれています。
曲の中盤に出てくる短い高音は、子犬がつけていた鈴の音を模していると言われ、聴くと思わず微笑んでしまいますね。
ピアノの発表会や演奏会でちょっと追加したい曲を探している人におすすめです。
ショパンらしい繊細さと感受性があふれる曲なので、ピアノ好きの人にも聴いてほしい1曲です。
超絶技巧練習曲 第1番「プレリュード」Franz Liszt

ピアニスト、作曲家として活躍し、数々の高難度のピアノ曲を残したフランツ・リストの作品です。
『超絶技巧練習曲』には12のピアノのための練習曲がおさめられており、この作品集の幕開けとなる『プレリュード』は、これから続く作品たちへの期待を集めるようなワクワク感に満ちた1曲となっています。
難曲ぞろいの練習曲集の中では演奏時間が短く比較的弾きやすい曲のため、ピアノをされているという方はリストの世界観を味わいたい方はぜひチャレンジしてみてください!
ルーマニア民俗舞曲 「ルーマニア風ポルカ」「速い踊り」Bartók Béla

かつて、現在のハンガリーを中心とした地域を統治していたハンガリー王国の一部であったトランシルヴァニアの民謡を題材として作曲された、ハンガリー王国出身の作曲家バルトーク・ベーラの作品です。
『ルーマニア民俗舞曲』は全6曲で構成されていますが、有名テレビ番組のBGMにも使用されている第5曲『ルーマニア風ポルカ』と第6曲『速い踊り』は、特に日本人にとってなじみ深い作品といえるでしょう。
わずかな時間の中で、日本の民謡などとはまったく異なる独特な雰囲気を楽しめる1曲です。
ソナチネ 第3楽章William Gillock

古典的なソナタ形式に基づきながら、明るく快活な雰囲気が魅力の本作。
現代的な感覚も取り入れた親しみやすいメロディーと構造で、ピアノ発表会での演奏に花を添えます。
アルバム『Accent on Analytical Sonatinas』に収録され、ロサンゼルス音楽教師協会のソナタ・コンテストでも課題曲として採用されています。
技術的な要素と音楽的表現のバランスが絶妙で、華やかな演奏効果も期待できます。
小学校高学年の生徒さんの実力を存分に引き出せる本作は、ピアノ発表会で聴衆を魅了するのに最適な1曲です。
束の間の幻影 第14曲Sergei Prokof’ev,

20世紀を代表する作曲家セルゲイ・プロコフィエフの作品です。
ロシア革命前後の時代に作られた『束の間の幻影』の中の一曲で、演奏時間はわずか1分程度。
短い時間の中に作曲者の感情や思想が詰め込まれた印象的な作品です。
力強く攻撃的な雰囲気を持ち、激しいリズムと鋭い不協和音が特徴的。
1918年に初演された際、プロコフィエフ自身が演奏しました。
瞬間的な衝動や感情の爆発を象徴しており、聴く人に強い印象を与えます。
短くてかっこいいピアノ曲を探している方におすすめですよ。
【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(41〜50)
ワルツ エチュードWilliam Gillock

美しい3拍子のリズムが魅力的なクラシック曲で、活発で華やかなワルツのリズムの冒頭から観客を魅了します。
ト長調で始まり変ホ長調に転調する中間部では、テンポがゆったりと落ち着き、曲全体に深みのある表情を与えています。
繊細なタッチと力強い表現力が求められる本作は、1972年に公開された作品で、ピアノの表現力を存分に引き出すことが可能です。
美しい旋律と華やかさを兼ね備えた構成により、発表会での演奏に最適な1曲といえるでしょう。
技巧面での工夫が随所にちりばめられており、練習を重ねることで音楽性も高められる優れた作品です。
ワルツのリズムや転調による色彩の変化を体験できる、小学校高学年の発表会にぴったりの曲となっています。
ブルグミュラー25の練習曲「アラベスク」Johann Burgmüller

ドイツ生まれの作曲家・ピアニストのヨハン・フリードリヒ・フランツ・ブルクミュラーが1806年12月に生まれ、1874年2月に亡くなりました。
ブルクミュラーの『25の練習曲 作品100』は、よく入門期のピアノ学習者向けの教材として広く使われています。
本作は、アラベスク模様のような緻密で美しいメロディーラインが特徴で、16分音符の流れるようなパッセージが魅力です。
3部形式で構成されており、各部で異なる技術的な要素が強調されています。
右手と左手の和音が軽やかに表現されるよう、手首のスナップを活用することがおすすめです。
通常8歳から10歳の生徒向けに教えられ、速いパッセージの運指の向上に適しているので、ピアノを学び始めた人にぴったりの曲ですね。