【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
小説や映画作品などに短編作品があるように、クラシックのピアノ作品にも短い小品が存在します。
短いからといってシンプルな楽曲ばかりではなく、限られた時間の中に作曲者のセンスや技法が詰め込まれている印象的な作品も多く、掘り下げてみるとその世界は実に奥深いものです。
本記事では、短いもので1分以内、長くても3分弱のピアノ曲の中から、一度聴いたら忘れられないかっこいいクラシック作品を厳選してご紹介します!
ピアノの発表会や演奏会で「あともう少し演奏したい」というときにプラスする曲としてもオススメなので、演奏の機会を控えている方もぜひチェックしてみてくださいね。
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【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(21〜30)
24の前奏曲 Op.28 第12番Frederic Chopin

24曲がおさめられた小品集『24の前奏曲 Op.28』は、ピアノの詩人ショパンが1839年にスペインのマジョルカ島で完成させた曲集といわれています。
第12曲目は、非常に暗く激しい旋律が印象的な作品。
1分ちょっとの短い曲ですが、半音階で上昇していく旋律が緊張感を醸し出しており、グッと音楽に引き寄せられるような感覚に陥ります。
24曲を通して聴くと、この緊張感が小品集のよいアクセントとなっているのがより伝わってくるでしょう。
12の練習曲 Op.8 第12番「悲愴」Aleksandr Skryabin

ロシアのピアニスト、作曲家であるアレクサンドル・スクリャービンが、フレデリック・ショパンの練習曲を意識して作曲したとされている『12の練習曲 Op.8』。
その最後を飾る第12曲目『悲愴』は、音域の広い分散和音や激しくかき鳴らされる右手のオクターブのメロディー、両手での和音の連打など、高難度のテクニックを要する作品です。
『悲愴』と名の付く有名なクラシック曲は数多く存在しますが、それらに引けをとらないほどやり場のない怒りや深い悲しみが伝わってくる音楽ですよね。
【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ(31〜40)
超絶技巧練習曲 第1番「プレリュード」Franz Liszt

ピアニスト、作曲家として活躍し、数々の高難度のピアノ曲を残したフランツ・リストの作品です。
『超絶技巧練習曲』には12のピアノのための練習曲がおさめられており、この作品集の幕開けとなる『プレリュード』は、これから続く作品たちへの期待を集めるようなワクワク感に満ちた1曲となっています。
難曲ぞろいの練習曲集の中では演奏時間が短く比較的弾きやすい曲のため、ピアノをされているという方はリストの世界観を味わいたい方はぜひチャレンジしてみてください!
熊蜂の飛行Nikolai Rimsky-Korsakov

熊蜂の羽音をイメージしたという、想像力が豊かな発想から作曲されたことで知られている『熊蜂の飛行』。
ロシアの作曲家リムスキー=コルサコフが手掛けた作品であり、オペラ作品『サルタン皇帝』の間奏曲として作曲されたのが初出です。
任天堂によるゲームソフト『TETRIS 99』でもゲームBGMとして起用されていますから、そこでこのユニークな旋律を耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
短いながらも存在感が抜群で耳に残りますし、演奏者にとっては高度なテクニックをアピールするためにうってつけの曲ということで、ピアノ曲のみならず独奏曲として多くの編曲されたバージョンが存在しています。
腕試しに、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?
子犬のワルツFrederic Chopin

ロマン派時代のポーランドの作曲家フレデリック・ショパンによる小品です。
パリに住んでいた頃に作曲され、デルフィーヌ・ポトツカ伯爵夫人に捧げられました。
ピアノ独奏のための短い曲で、3分以内という短さながら、高度な技術と独特の詩的感性が詰め込まれています。
曲の中盤に出てくる短い高音は、子犬がつけていた鈴の音を模していると言われ、聴くと思わず微笑んでしまいますね。
ピアノの発表会や演奏会でちょっと追加したい曲を探している人におすすめです。
ショパンらしい繊細さと感受性があふれる曲なので、ピアノ好きの人にも聴いてほしい1曲です。
フランス組曲 第2番 BWV 813 ジーグJ.S.Bach

軽やかな踊りのリズムに包まれたこの楽曲は、「フランス組曲第2番」の華やかなフィナーレを飾る一曲です。
3/8拍子の活発な動きと対位法的な構造が絶妙に組み合わさり、右手と左手の掛け合いが美しい音楽的対話を生み出しています。
1722年頃に作曲されたこの作品は、妻アンナ・マグダレーナのために編纂された音楽帳にも収録されており、家庭での音楽作りの温かさも感じられます。
ハ短調という調性が深みと緊張感を与えながらも、舞曲特有の躍動感が失われることはありません。
バロック音楽に挑戦したい方や、対位法の美しさを体感したい方におすすめです。
技術的な挑戦を含みつつも音楽的な表現力が求められる構成で、演奏する喜びと聴く楽しさの両方を味わえる魅力的な作品となっています。
ジプシーダンス (ジプシーの踊り)Heinrich Lichner

ニ短調で書かれた情熱的な本作は、ロマの音楽から影響を受けた小品として広く親しまれています。
右手で奏でる16分音符の連続と、エキゾチックな雰囲気を醸し出す軽快なリズムが特徴的です。
85小節目からは「心を込めて、音を十分長く」との指示があり、表情が豊かな演奏が求められます。
活気があふれる冒頭から、中間部での表現の切り替え、そして華やかなフィナーレまで、聴衆を魅了する展開が印象的です。
本作は、音楽的な表現力を伸ばしたい方や、発表会で個性的な演奏を披露したい方におすすめの1曲です。






