いつの時代でもロックやメタル、ハードロックなどのバンドにおいて花形プレイヤーといえるギタリスト。
令和の今も定期的に「ギターソロ不要論」が議論されることはありますが、華麗でテクニカルなプレイに憧れるのは決して往年の音楽ファンだけではなく、若い世代の方々にも多いのですよね。
今回の記事は音楽史に残る名プレイヤーはもちろん、近年注目を集めている若手も含めて超絶技巧で名をはせる世界のギタリストたちをさまざまなジャンルからピックアップ、一挙ご紹介します!
流麗なギターソロはもちろん、再現不可能と思わせるほどのテクニカルぶりで「変態」と呼ばれてしまうほどのプレイをぜひお楽しみください。
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【2025】超絶技巧!海外のテクニカルギタリストまとめ(1〜10)
Guitar soloJohn Petrucci

プログレッシブ・メタル・バンドとして世界的な人気を誇るドリーム・シアターのギタリスト、ジョン・ペトルーシさん。
バークリー音楽大学を中退後に本格的な音楽活動を始め、その超絶テクニックはメタルファンであれば知らない方はいないのではないでしょうか。
また、変則的な変拍子やポリリズムを使いながらもメロディアスなアレンジの楽曲を手がけるなど、テクニックだけではないアカデミックな音楽性も魅力の一つです。
ストレートなメタルバンドとは違ったスリリングな楽曲を彩る、超絶技巧のギタリストです。
Playing GodTim Henson (Polyphia)

インストゥルメンタル・プログレッシブ・メタルバンド、ポリフィアのギタリストとして注目を集めているティモシー・ヘンソンさん。
両親ともに音楽家という環境で育ち、その甘いルックスでも人気を博しています。
卓越したテクニックももちろんですが、その個性的なギターのトーンは一聴しただけで印象に残るのではないでしょうか。
BABYMETALの『Brand New Day』においてフィーチャリングギタリストとして参加したことも話題となった、将来性を感じさせるギタリストです。
Building the ChurchSteve Vai

スティーヴ・ヴァイさんはヘヴィメタルやプログレッシブ・ロックを元にした自由な演奏が魅力のギタリストです。
高校時代には音楽理論を習得、バークリー音楽大学の出身など、経歴からは音楽の知識の深さも感じられますね。
アルカトラスやホワイトスネイクへの参加など、ハードロックの経歴をしっかりと積んだのち、ソロ活動で独創的な音楽性を発揮しました。
理論としてロックギターの基本的な手法を知っていたからこそ、新たな技法をうまく融合させられたのではないでしょうか。
速弾きが注目されるギタリストではありますが、フレーズの選び方でうまく緩急をつけていく曲を構築していく技術の高さも印象的なギタリストです。
Far Beyond The SunYngwie Malmsteen

スウェーデンのストックホルム出身、フェンダー・ストラトキャスターを使った速弾きが印象的なギタリストが、イングヴェイ・マルムスティーンさんです。
日本ではマイケル・シェンカーさんの神という通称に対して、王者と呼ばれることもあるギタリストですね。
奏法はメタルのスタイルが中心にあり、そこにスケールやアルペジオをのせたスピード感のあるギターソロが加わるという構成です。
スウィープ奏法やエコノミーピッキングなども注目のポイントで、このスピードを高める技術がのちのギタリストにも影響を与えたといわれています。
メタルに合わせた速弾きが象徴的なギタリストではありますが、ボーカリストによって別のジャンルを演奏するなど、ギタリストとしての音楽の幅、技術の高さも感じられるミュージシャンです。
RuhkukahAllan Holdsworth

音楽家の父を持ち、プログレッシブ・ロックやジャズ・ロックといったジャンルのバンドを経験して名声を集めたギタリスト、アラン・ホールズワースさん。
卓越したテクニックと独創的な演奏は、主にジャズやフュージョンの分野において絶大な支持を集めました。
また演奏面だけでなく機材においても好奇心旺盛で、従来のギターを改造して使用していたりなど、音楽に対する多角的な探究心はのちに多くのミュージシャンに影響を与えています。
ミュージシャンズ・ミュージシャンとも称された高度なテクニックがいまだ伝説となっている、一度はその名演を聴いてみてほしいギタリストです。
TarhatazedNEW!Mdou Moctar

「サハラのヘンドリックス」の異名を持つ、ニジェール出身のMdou Moctarさん。
右利き用ギターを逆さまに構える左利きのスタイルで、伝統音楽「アスーフ」にサイケデリック・ロックを融合させたサウンドが特徴です。
2008年頃に活動を始め、初期は携帯電話のデータ交換で音源が広まったという経歴もユニークですよね。
公式な受賞歴はないものの、アルバム『Afrique Victime』が多くの音楽メディアで2021年の年間ベストに選出されるなど、その実力は折り紙付きと言えるのではないでしょうか。
激烈で渦を巻くようなギタープレイは、テクニカルで新しい刺激を求めるギタリストの方にぜひ聴いてみてほしいアーティストです。
I want my Crown (Feat. Joe Bonamassa)NEW!Eric Gales

右利きなのに左利きスタイルでプレイするという、ひときわユニークなギタリストがEric Galesさんです。
左利きの兄から教わったため、右利き用のギターを上下逆さまに構える「アップサイドダウン奏法」で演奏するんですよ。
メンフィス生まれの彼は幼少期から“神童”と称されたブルースロックの演奏家で、1991年にEric Gales Band名義でデビュー。
同年に『Guitar World』誌の「Best New Talent」を獲得しただけでなく、「Sign of the Storm」をヒットさせました。
彼の音楽性はブルースを軸に、ファンクやゴスペルの感覚も取り入れているのが特徴です。
名盤「Crown」は第65回グラミー賞にノミネートされるなど、その実力は折り紙付きですよね。
ジミ・ヘンドリクスの系譜を感じさせつつも、独自の奏法から生まれるダイナミックな演奏は圧巻の一言。
魂のこもった超絶技巧のギターが好きな方は、要チェックのギタリストです!