ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編
少ししゃがれたスモーキーな癒しの歌声から、一瞬「男性ボーカル!?」と思ってしまうようなパワフルな歌声まで、さまざまな魅力を放つハスキーな女性の歌声。
僕のボイストレーニングの生徒さんたちの中にもハスキーボイスに憧れる人がたくさんおられます。
今回は、そんな魅力的なハスキーな歌声を聴かせてくれる洋楽の女性シンガーさんたちのオススメ作品を選んでみました。
僕のボーカルプロデューサーとしての目線から選んだ楽曲もありますので、ハスキーな声をお持ちの女性シンガーさんの参考にもしていただけると思います。
ただし!!いくらハスキーな声が素敵だからって、わざとご自分の声を潰すのだけは絶対におやめくださいね? それだけはくれぐれもお願いしますね。
ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編(46〜50)
FlowersLauren Spencer Smith

『Flowers』は、カナダ出身のシンガーソングライター、ローレン・スペンサー・スミスさんの切ないバラード。
この曲は、キャッチーなサビがあるわけではなく、シンプルなピアノに合わせて彼女が語りかけるように歌う構成になっています。
2021年にTikiTokで再生回数が600万回をこえて一気に有名になった『Back to Friends』のように、彼女はシンプルな伴奏でゆっくりと持ち味のハスキーボイスを聴かせてくれるのがたまりません。
また、しゃくり上げるような歌い方も効果的に使っていて、技術的にもハイレベルなアーティストとして今後ますます目が離せませんね!
LifeDes’ree

リッチな響きのある低音に、伸びやかな歌声がリスナーの心を自由にします。
ハスキーボイスが好きな人にオススメしたいのが、イギリス出身のシンガーソングライター、デズリーさんです。
ロンドンで生まれ育った彼女は、ギアナ出身の母親に、幼い頃からレゲエ、カリプソ、ジャズを習っていました。
その影響もあり、伸びやかで聴いている人をリラックスさせるような、魅力的な歌声を奏でるようになったのでしょう。
とくにこちらの『Life』という楽曲は、心を自由にして生きていけるような気持ちにさせてくれる1曲です。
A Whiter Shade of PaleAnnie Lennox

多くの女性シンガーの中でも、とくに美しく響く低音を持っているのがアニー・レノックスさんです。
イギリスのシンガーソングライターで、短く刈り上げた髪がとてもよく似合う、ハンサムな女性シンガーです。
その実力は「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」にもランクインするほどです。
こちらでアニーさんが歌っているのは、プロコル・ハルムというバンドの代表曲である『A Whiter Shade Of Pale』です。
邦題では『青い影』とも呼ばれます。
楽曲の美しさが、アニーさんの歌声によって際立ちますね。
Woman (feat. Lana Del Rey)Cat Power

特徴的なアーティスト・ネームを名乗るこの女性は、アメリカのインディーズ・シーンにおいて根強い人気を誇る女性シンガーソングライター。
1990年代のオルタナティブ・ロック全盛期にデビューし、名門レーベルMatador Recordsの看板アーティストとして、自然体のスタンスを貫く活動と悲哀を帯びたうそのないスモーキーな歌声は玄人筋に高い評価を受け、同業者のファンも多い存在です。
あえて言えば、彼女を知っている方はそれなりに洋楽に詳しいリスナーに限られているのですが、決してわかりにくい偏屈な音楽性というわけではありません。
90年代らしい雰囲気を味わいたい方は1998年リリースの名盤『Moon Pix』を、初めて彼女の音楽に触れる方は出世作となった2003年リリースの『You Are Free』をオススメします!
Wildest DreamsTaylor Swift

ハスキーな印象はあまりないかもしれませんが、実はテイラー・スウィフトさんもハスキーボイスの持ち主でした!
カナダ出身のシンガーソングライター、テイラーさん。
スーパーモデル並みの美しさと愛らしさを兼ね備えたルックス、そして、次々にリリースされる表情豊かな楽曲の数々がとても魅力的なシンガーソングライターですよね。
キュートな楽曲が多い印象ですが、こちらの『Wildest Dreams』のように、セクシーさと、切なさをあわせ持ったような楽曲も歌っています。
どんな一面もとても魅力的ですよね!