ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編
少ししゃがれたスモーキーな癒しの歌声から、一瞬「男性ボーカル!?」と思ってしまうようなパワフルな歌声まで、さまざまな魅力を放つハスキーな女性の歌声。
僕のボイストレーニングの生徒さんたちの中にもハスキーボイスに憧れる人がたくさんおられます。
今回は、そんな魅力的なハスキーな歌声を聴かせてくれる洋楽の女性シンガーさんたちのオススメ作品を選んでみました。
僕のボーカルプロデューサーとしての目線から選んだ楽曲もありますので、ハスキーな声をお持ちの女性シンガーさんの参考にもしていただけると思います。
ただし!!いくらハスキーな声が素敵だからって、わざとご自分の声を潰すのだけは絶対におやめくださいね? それだけはくれぐれもお願いしますね。
ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編(51〜60)
Need U BadJazmine Sullivan

こちらはフィラデルフィア出身のR&Bシンガージャズミン・サリヴァンです。
彼女のスムースで、ソウルフルな歌いっぷりは、多くのR&Bファンの耳をトリコにしますね!
代表曲『Need U Bad』は悲痛な愛の叫びを歌う、切ないラブソングです。
R&Bが好きな人は、プレイリストに入れておいても後悔はしないでしょう!
I Hate Myself for Loving YouJoan Jett & The Blackhearts

女性ロックシンガーといえばこの人、ジョーン・ジェットです。
シンガーソングライターとしてはもちろん、カリスマ的人気を誇ったガールズバンド、ザ・ランナウェイズのギタリストとしても活動していました。
彼女のパンキッシュなルックにやんちゃな楽曲の数々は、音楽史を語るにおいて欠かせません!
The House Of My FatherJoanna Dean (Bad Romance)

ハスキーかつ、パワフルな歌声の持ち主であるジョアンナ・ディーンさん。
ハードロックやメタルミュージックが好きなら、耳にしたことがあるかもしれませんね。
彼女はシンガソングライターや、バッド・ロマンスのメンバーとしても知られています。
ネガティブな気持ちを描く歌詞や、ダウナーなサウンドの曲が多いので、それらが好きな方にもオススメですよ。
まずは1stアルバムの『MISBEHAVIN’』あたりから聴いてみてはいかがでしょうか?
Lost On YouLP

2015年11月にリリースされた作品『Lost On You』が世界中で非常に大きなヒットを記録し、世界的に知られるようになったアメリカ出身のシンガー・ソングライター、エル・ピーさん。
彼女の声は非常にハスキーで、高さもあるのですが、全体的にしぶい雰囲気をまとっています。
また、彼女はレズビアンであることをカミングアウトしているアーティストで、そういったキャラクターの部分と声質が非常にマッチしているのも魅力の1つです。
ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編(61〜70)
If It Makes You HappySheryl Crow

1993年のデビュー・アルバム『チューズデイ・ナイト・ミュージック・クラブ』が、全世界で爆発的なヒットを記録。
90年代以降の女性シンガー・ブームの火付け役にもなった、シェリル・クロウさん。
カントリーやフォークといったルーツ色の強いジャンルを基調としながら、幅広い年齢層にアピールできる素晴らしい名曲を生み出し続けた彼女の最大の魅力は、その独特の歌声にあります。
かのマイケル・ジャクソンさんをはじめとして、多くの大物アーティストのコーラスを務めてきたことからもわかるように、みずみずしさと骨太なハスキーさが同居しているかのような歌声は、リスナーのみならず同業者をも魅了する輝きを放ち続けているのです。
Breaking Down The DoorBuika

スペインの歌姫、ブイカさん。
今回、紹介してきた女性シンガーのなかでダントツのハスキーボイスを持っているアーティストです。
彼女の最大の魅力は2つあります。
1つは声質。
どの音域もハスキーなのですが、しっかりと厚みもかねそなえた声質を持っています。
もう1つが、歌唱力。
歌手としての歌唱力は最強クラスで、80カ国以上の音楽を年間3000曲近く筆者の判断では、現役でナンバーワンの実力を持っています。
とにかく、全ての分野ですばらしいアーティストですので、ぜひチェックしてみてください。
Quelqu’un m’a ditCarla Bruni

今やフランスのニコラ・サルコジ大統領夫人として有名になった感のある、イタリア出身のファッションモデル兼シンガーのカーラ・ブルーニさん。
ゴシップ的な話題で彼女の名を知ったという方も多いかもしれませんが、ささやくように歌う、アンニュイかつセクシーなハスキーボイスを武器とした彼女の音楽はとても魅力的。
2002年にリリースされたデビュー・アルバム『Quelqu’un M’a Dit: 風のうわさ』は、トップモデルからシンガーソングライターへと転身した彼女の才能が花開いた名盤です。
アコースティック・サウンドを基調とした楽曲は、彼女の持つ派手な経歴とは裏腹にシンプルで心地いいメロディに満ちあふれています。
先入観を捨てて、ぜひ聴いてみてくださいね!