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ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編

少ししゃがれたスモーキーな癒しの歌声から、一瞬「男性ボーカル!?」と思ってしまうようなパワフルな歌声まで、さまざまな魅力を放つハスキーな女性の歌声。

僕のボイストレーニングの生徒さんたちの中にもハスキーボイスに憧れる人がたくさんおられます。

今回は、そんな魅力的なハスキーな歌声を聴かせてくれる洋楽の女性シンガーさんたちのオススメ作品を選んでみました。

僕のボーカルプロデューサーとしての目線から選んだ楽曲もありますので、ハスキーな声をお持ちの女性シンガーさんの参考にもしていただけると思います。

ただし!!いくらハスキーな声が素敵だからって、わざとご自分の声を潰すのだけは絶対におやめくださいね? それだけはくれぐれもお願いしますね。

ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編(31〜40)

LukaSuzanne Vega

何かと派手なイメージのある80年代の音楽シーンにおいて、文学的な素養を持った社会派の詩人として弾き語りを中心に歌い上げるスタイルが注目されたシンガーソングライター、スザンヌ・ヴェガさん。

1987年にリリースされたセカンド・アルバム『孤独(ひとり)』に収録され、シングル・カットされた名曲『LUKA』がヒットを記録、初の全米チャート入りを果たしています。

『LUKA』は覚えやすいメロディを持った爽やかなポップソングありながらも、実は幼児虐待について歌われた曲であり、独特のハスキーボイスで淡々と歌うからこそのリアリティを感じさせます。

後に幅広い音楽性に挑戦する彼女ですが、その歌声の魅力はいつまでも変わることはありません。

SmileMadeleine Peyroux

「21世紀のビリー・ホリデイ」「ポスト・ジョニ・ミッチェル」とも称される、アメリカ出身の女性シンガーソングライター、マデリン・ペルーさん。

ティーンの頃にパリに移住、音楽に目覚めてからはフランスの道端でバスキングをはじめ、さまざまな国を転々としてきたという経歴の持ち主です。

1996年にメジャーにてアルバム・デビューを果たしていますが、周囲の喧騒に惑わされることもなく、マイペースな活動を続けながら独自のポジションをキープしています。

ジャズやゴスペル、ブルースと言ったルーツ色の強いジャンルを軸としながらも、スタイルに固執しない彼女の音楽性の中心となっているのは、やはり独特の哀愁を帯びたハスキーな歌声です。

魅力的な自作曲からセンスのいいカバー曲まで、何でもこなす彼女の音楽は、ジャズ好きならずとも一度は聴いてみることをオススメします!

You’d Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill

Helen Merrill with Clifford Brown / You’d Be So Nice To Come Home To
You'd Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill

ジャズシーンに深い足跡を残した歌姫として知られるヘレン・メリルさん。

1954年のデビューアルバム『Helen Merrill』で、クリフォード・ブラウンとの共演により一躍注目を集めました。

「クール」な表現で知られる彼女ですが、その柔らかな声質と豊かな感情表現は、聴く人の心に深く響きます。

1951年にアール・ハインズバンドのボーカリストとして活動を始め、その後ジャズだけでなくラテンやポップスなど幅広いジャンルで活躍。

ホーンプレイヤーのようなフレージングと楽器の一部としての感覚を持つ彼女の歌唱は、多くのミュージシャンから尊敬を集めました。

ジャズボーカルの魅力を存分に味わいたい方にぜひおすすめです。

LoveLana Del Rey

自らの音楽性を「サッドコア」と呼び、深い悲しみを表現する楽曲を見事にポピュラーミュージックへと落とし込む手腕が光る、ニューヨーク出身のシンガーソングライターです。

2012年にリリースされたメジャーデビュー・アルバム『Born to Die』が世界中で1,200万枚以上の大ヒットを記録、2010年代以降を代表する美麗の歌姫として、高い人気を誇っています。

テクニックや幅広い音域などで勝負するタイプではなく、アンニュイでスモーキーなハスキーボイスが楽曲の持つ内省的な世界観にぴったり、といった雰囲気ですね。

ハイトーンで張り上げるように歌うタイプとは違った歌声が聴きたい、という方にもオススメですよ。

Feeling GoodNina Simone

アメリカのジャズ、ブルースシンガー、ニーナ・シモンです。

黒人差別や下積み時代の貧困と戦った彼女。

その歌声からは彼女が経験した数え切れないほどの、怒り、悲しみ、喜びが感じられます。

そんな深みのある歌声は、世界中の多くの人を励ましてきました。

代表曲『Feeling Good』はジャズシンガーの、マイケル・ブーブレやロックバンド、ミューズなど、多くのミュージシャンにカバーされました。

ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編(41〜50)

Story Of My Life – IrelandLesley Roy

Lesley Roy – Story Of My Life – Ireland 🇮🇪 – Official Music Video – Eurovision 2020
Story Of My Life - IrelandLesley Roy

『Story Of My Life』は、2020年にレスリーロイさんがリリースしたダンスポップナンバーです。

彼女はアイルランド出身のシンガーソングライターで、2008年にリリースした『Unbeautiful』で注目を集めました。

そんな彼女の魅力はロックボーカリストのようなエッジの効いた声。

つぶれすぎていない適度にスパイシーなボーカルは、曲の魅力を最大限に引き出してくれます。

この声を一度も聴かないのは損をしているかもしれませんよ!

Baby It’s Cold OutsideNorah Jones

Norah Jones – Baby It’s Cold Outside – Willie Nelson
Baby It's Cold OutsideNorah Jones

新世代のジャズ・シンガーとしてデビュー、2002年にリリースされたデビュー・アルバム『Come Away with Me』がいきなり大ヒット、世界中で2,700万枚以上という驚異的な売上を記録したノラ・ジョーンズさん。

ジャズにとらわれず、ポップやロック、カントリーなど幅広い音楽性をバックグラウンドに持ち、ソロ名義のみならず多くのプロジェクトやバンドの一員としても精力的な活動を続けています。

そんな彼女の魅力といえば、やはり上品で甘く、深みのあるハスキーな歌声でしょう。

聴いていて疲れることもなく、癒やし効果抜群と言われるのも思わず納得してしまうボーカルの持ち主です。

ジャズに興味がない方でノラ・ジョーンズさんの声に触れたことがないという方、この機会にぜひ!