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ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編

少ししゃがれたスモーキーな癒しの歌声から、一瞬「男性ボーカル!?」と思ってしまうようなパワフルな歌声まで、さまざまな魅力を放つハスキーな女性の歌声。

僕のボイストレーニングの生徒さんたちの中にもハスキーボイスに憧れる人がたくさんおられます。

今回は、そんな魅力的なハスキーな歌声を聴かせてくれる洋楽の女性シンガーさんたちのオススメ作品を選んでみました。

僕のボーカルプロデューサーとしての目線から選んだ楽曲もありますので、ハスキーな声をお持ちの女性シンガーさんの参考にもしていただけると思います。

ただし!!いくらハスキーな声が素敵だからって、わざとご自分の声を潰すのだけは絶対におやめくださいね? それだけはくれぐれもお願いしますね。

ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編(41〜50)

You’d Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill

Helen Merrill with Clifford Brown / You’d Be So Nice To Come Home To
You'd Be So Nice To Come Home ToHelen Merrill

ジャズシーンに深い足跡を残した歌姫として知られるヘレン・メリルさん。

1954年のデビューアルバム『Helen Merrill』で、クリフォード・ブラウンとの共演により一躍注目を集めました。

「クール」な表現で知られる彼女ですが、その柔らかな声質と豊かな感情表現は、聴く人の心に深く響きます。

1951年にアール・ハインズバンドのボーカリストとして活動を始め、その後ジャズだけでなくラテンやポップスなど幅広いジャンルで活躍。

ホーンプレイヤーのようなフレージングと楽器の一部としての感覚を持つ彼女の歌唱は、多くのミュージシャンから尊敬を集めました。

ジャズボーカルの魅力を存分に味わいたい方にぜひおすすめです。

She Cries Your NameBeth Orton

Beth Orton – She Cries Your Name (Video)
She Cries Your NameBeth Orton

アンニュイな雰囲気の歌声と楽曲が個性的なシンガーソングライター、ベス・オートンさん。

イギリス出身で、もともとは女優を目指していた彼女ですが、ウィリアム。

オービットさんというプロデューサーに出会ったことで、アーティストとしてのキャリアを積んでいくようになりました。

心にスッと溶け込んでいくような歌声がとても魅力的ですね。

しゃがれているようなハスキーさではなく、透明感の感じられる、息の多めな歌声をされています。

FlowersLauren Spencer Smith

『Flowers』は、カナダ出身のシンガーソングライター、ローレン・スペンサー・スミスさんの切ないバラード。

この曲は、キャッチーなサビがあるわけではなく、シンプルなピアノに合わせて彼女が語りかけるように歌う構成になっています。

2021年にTikiTokで再生回数が600万回をこえて一気に有名になった『Back to Friends』のように、彼女はシンプルな伴奏でゆっくりと持ち味のハスキーボイスを聴かせてくれるのがたまりません。

また、しゃくり上げるような歌い方も効果的に使っていて、技術的にもハイレベルなアーティストとして今後ますます目が離せませんね!

Bette Davis EyesKim Carnes

1945年生まれのキム・カーンズさんは、独特のしわがれ声で知られるシンガーソングライターです。

1971年にデビューし、1981年の『Bette Davis Eyes』で大ブレイク。

グラミー賞を受賞し、9週連続全米1位を記録しました。

ポップからロックまで幅広いジャンルで活躍し、20枚以上のアルバムをリリース。

ケニー・ロジャースさんとのデュエットも話題になりました。

カーンズさんの魅力は、甘く艶のある歌声と、力強い表現力の融合にあります。

ハスキーボイスに憧れる方や、大人の魅力を感じさせる歌声が好きな方におすすめです。

LukaSuzanne Vega

何かと派手なイメージのある80年代の音楽シーンにおいて、文学的な素養を持った社会派の詩人として弾き語りを中心に歌い上げるスタイルが注目されたシンガーソングライター、スザンヌ・ヴェガさん。

1987年にリリースされたセカンド・アルバム『孤独(ひとり)』に収録され、シングル・カットされた名曲『LUKA』がヒットを記録、初の全米チャート入りを果たしています。

『LUKA』は覚えやすいメロディを持った爽やかなポップソングありながらも、実は幼児虐待について歌われた曲であり、独特のハスキーボイスで淡々と歌うからこそのリアリティを感じさせます。

後に幅広い音楽性に挑戦する彼女ですが、その歌声の魅力はいつまでも変わることはありません。

BoyfriendsGrace VanderWaal

Grace VanderWaal – Boyfriends (Official Video)
BoyfriendsGrace VanderWaal

新世代のシンガーソングライターとして注目を集めているグレース・ヴァンダーウォールさん。

彼女は12歳の時にオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』で優勝し一躍、スターの仲間入りを果たしました。

その後はオリンピックの開会式に登場したり、女優デビューしたりと大活躍を続けています。

美しいハスキーボイスに加え、語り掛けるような歌唱方法も魅力なので、注目してみてほしいと思います。

それからYouTubeに投稿されている、他のアーティストのカバー動画も要チェックですよ。

LifeDes’ree

Des’ree – Life (Official Video)
LifeDes'ree

リッチな響きのある低音に、伸びやかな歌声がリスナーの心を自由にします。

ハスキーボイスが好きな人にオススメしたいのが、イギリス出身のシンガーソングライター、デズリーさんです。

ロンドンで生まれ育った彼女は、ギアナ出身の母親に、幼い頃からレゲエ、カリプソ、ジャズを習っていました。

その影響もあり、伸びやかで聴いている人をリラックスさせるような、魅力的な歌声を奏でるようになったのでしょう。

とくにこちらの『Life』という楽曲は、心を自由にして生きていけるような気持ちにさせてくれる1曲です。