ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編
少ししゃがれたスモーキーな癒しの歌声から、一瞬「男性ボーカル!?」と思ってしまうようなパワフルな歌声まで、さまざまな魅力を放つハスキーな女性の歌声。
僕のボイストレーニングの生徒さんたちの中にもハスキーボイスに憧れる人がたくさんおられます。
今回は、そんな魅力的なハスキーな歌声を聴かせてくれる洋楽の女性シンガーさんたちのオススメ作品を選んでみました。
僕のボーカルプロデューサーとしての目線から選んだ楽曲もありますので、ハスキーな声をお持ちの女性シンガーさんの参考にもしていただけると思います。
ただし!!いくらハスキーな声が素敵だからって、わざとご自分の声を潰すのだけは絶対におやめくださいね? それだけはくれぐれもお願いしますね。
ハスキーボイス好きのあなたへ~洋楽の女性シンガー編(66〜70)
Поживи в моей шкуреАлла Пугачева

ハスキーボイスが印象的なロシアの女性シンガー、アーラ・プガチョワさん。
ベテランのシンガーで1965年から活躍を続けており、引退した60歳までヒットソングを連発していました。
その人気はすさまじく、ソビエト連邦の時代も合わせればレコードの売上は2億5000万枚をこえているそうです。
そんな彼女の歌声は非常にパワフルで、前述したハスキーボイスも相まって、日本でいうところの葛城ユキさんのような雰囲気を持っています。
Free MeSia

日本でも人気のあるオーストラリア出身の女性シンガーソングライター。
こちらの作品は、ピアノとストリングスの美しいアンサンブルが耳になじむスローバラードです。
ハスキーな厚みのある彼女の歌声は、一日の終わりにぴったりな味わいに仕上げられた作品です。
Breaking Down The DoorBuika

スペインの歌姫、ブイカさん。
今回、紹介してきた女性シンガーのなかでダントツのハスキーボイスを持っているアーティストです。
彼女の最大の魅力は2つあります。
1つは声質。
どの音域もハスキーなのですが、しっかりと厚みもかねそなえた声質を持っています。
もう1つが、歌唱力。
歌手としての歌唱力は最強クラスで、80カ国以上の音楽を年間3000曲近く筆者の判断では、現役でナンバーワンの実力を持っています。
とにかく、全ての分野ですばらしいアーティストですので、ぜひチェックしてみてください。
Quelqu’un m’a ditCarla Bruni

今やフランスのニコラ・サルコジ大統領夫人として有名になった感のある、イタリア出身のファッションモデル兼シンガーのカーラ・ブルーニさん。
ゴシップ的な話題で彼女の名を知ったという方も多いかもしれませんが、ささやくように歌う、アンニュイかつセクシーなハスキーボイスを武器とした彼女の音楽はとても魅力的。
2002年にリリースされたデビュー・アルバム『Quelqu’un M’a Dit: 風のうわさ』は、トップモデルからシンガーソングライターへと転身した彼女の才能が花開いた名盤です。
アコースティック・サウンドを基調とした楽曲は、彼女の持つ派手な経歴とは裏腹にシンプルで心地いいメロディに満ちあふれています。
先入観を捨てて、ぜひ聴いてみてくださいね!
Doo-WopLauryn Hill

ソウル・ミュージックにヒップホップ、ファンク、ジャズといったジャンルをミックスさせたネオソウルというジャンルの代表的な存在として知られている女性シンガー、ローリン・ヒルさん。
ブラック・ミュージックが好きな方であれば、誰でも知っているアーティストですね。
ラップを歌うことが多いため、気づかない方も多いと思いますが、実は彼女もれっきとしたハスキーボイスを持つシンガーです。
歌の抑揚がすばらしいアーティストなので、静かな曲調の作品を聴けば、より彼女のハスキーボイスを味わえるでしょう。