【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は
子供の頃、幼稚園や保育園、学校などでよく歌った童謡。
大人になっても覚えているそれらの童謡の中には、実は海外で生まれた曲も数多く存在するんです。
そこでこの記事では、そんな海外発祥の童謡を紹介します。
言われてみればと思うような曲から「え?この曲も?」とびっくりするような曲まで、さまざまな童謡をピックアップしました。
子供の頃に歌った曲、お子さんが保育園などで習っている曲など、世代を問わずなじみ深いものばかりです。
よく歌ってきた曲と元の曲との違いにも注目しながら、ぜひ聴いてみてくださいね!
- 世界の民謡 | 海外で歌い継がれる故郷の歌
- 世界の童謡。海外で歌い継がれる子どもの歌
- 実は怖い童謡。聴くとゾッとする子どもの歌
- 童謡の人気曲ランキング【2025】
- マザー・グースの定番曲。子どもたちにも人気のマザー・グースの歌
- 【世界の子守唄】子供がやすらぐ海外の名曲、人気曲
- 【小学校の音楽】教科書に掲載されたことのある人気曲&懐かしの歌一覧
- 【懐かしい童謡・民謡・わらべうた】歌い継がれる日本のこころ
- 【手遊び】子どもに人気!流行の手遊び歌&懐かしのわらべうた集
- 【みんなのうた】泣ける名曲。もう一度聴きたい感動ソング
- カラオケで歌いたい童謡。みんなで楽しめる名曲、人気曲
- 赤ちゃんに歌いたい童謡!0歳から楽しめるオススメの歌
- 【一緒に歌おう!】みんなが知ってる童謡まとめ
【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(1〜10)
おお牧場はみどりスロバキア民謡・チェコ民謡


目の前の牧場やそのまわりに広がる美しい風景について、まっすぐに表現された童謡です。
スロバキアやチェコの農村地帯が発祥とされており、原曲にはユーモアも含まれていますが、アメリカにわたった際にユーモアが省かれ、美しい風景を描いた労働歌に変わったと言われています。
チェコのボヘミア地方で歌われていたものがアメリカで英訳され、それを日本語に訳したものが日本で定着しました。
ジョークを交えた労働者たちの生活といったものが描かれているので、原曲を知ればより身近に感じられるでしょう。
かっこうドイツ童謡


カッコウとロバが歌唱力を競い合うというユーモラスな内容で、ドイツの子どもたちに長く愛され続けているこの楽曲。
19世紀のドイツで作られた明るく軽快なメロディは、シンプルでありながらも親しみやすく、それぞれの動物の鳴き声を模したフレーズが繰り返される構成が実に楽しいですよね。
作詞者のホフマン・フォン・ファラースレーベンさんはドイツ国歌の作詞者でもあり、作曲者のカール・フリードリヒ・ツェルターさんは詩人ゲーテと親交のあった人物という、ドイツ文化の重要人物たちによって生み出された作品なのです。
ドイツ語圏の幼稚園や保育園では季節の歌として春や初夏に歌われており、音楽の楽しさを伝える教育の場で親子一緒に楽しめる名曲ですから、ぜひ歌ってみてください!
こぎつねドイツ民謡


山で暮らしているこぎつねの姿、人間のように着飾りたいと願う様子が描かれた、かわいらしい童謡です。
原曲は『Fuchs, du hast die Gans gestohlen』というドイツの民謡で、人間がきつねに対して文句を言う姿が描かれています。
ガチョウを盗んだきつねに対して、盗んだものを返さなければ鉄砲で撃つというおどしをかける内容です。
海外の童話によくあるきつねのずる賢いイメージ、残酷にも思えるおどしの表現が印象的ですね。
【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(11〜20)
ぶんぶんぶんドイツ民謡


蜂が花の間を飛び回る様子を歌った親しみやすい童謡の元ネタが、実はドイツ民謡だったというのはよくあることで、ヨーロッパの伝統音楽を掘り下げていくと、そのような発見があるのも楽しい一面ですよね。
日本では幼稚園や保育園で広く親しまれているこの楽曲も、ドイツ語の『Summ, summ, summ』という曲が原曲です。
1843年にドイツ国歌の作詞者としても知られるホフマン・フォン・ファラースレーベンさんによって作詞された、自然への愛情を込めた歌を、視覚的で想像力を刺激する美しい日本語詞に置き換えた仕事ぶりも実に素晴らしいですよね。
黒ねこのタンゴイタリア童謡


黒猫を主人公にしたこちらの楽曲は、1969年にイタリアで生まれた童謡『Volevo un gatto nero』を原曲としており、同年に皆川おさむさんがカバーした日本語版が大ヒットを記録しました。
原曲では猫への純粋な願いが歌われていますが、日本語版では「大人のための子供の歌」というキャッチコピーの通り、猫を恋人の象徴として描いた大人びた表現が印象的です。
本作は1969年から1970年にかけてオリコンチャートで14週連続1位を獲得し、260万枚のセールスを記録しています。
タンゴのリズムに乗せて歌われる親しみやすい旋律は、童謡として歌い継がれるだけでなく、大人になってから改めて聴くと歌詞の意味深さに気づく楽しさがありますから、親子で一緒に楽しめる楽曲としてオススメですよ!
ちょうちょうドイツ発祥


花の間をひらひらと移動するちょうちょうの姿を描いた童謡である『ちょうちょう』は、ドイツの童謡をもとにして独自の歌詞が付けられた楽曲です。
教育学者の伊沢修二さんがアメリカより持ち帰り、スペインの民謡と紹介し長く定着していたという経緯もあり、欧米の各国で親しまれてきたことが伝わります。
原曲のドイツの古い童謡『Hänschen klein』は、「幼いハンス」という意味で、ハンスという子供の成長を描いた内容です。
旅立ちにともなう別れ、旅の末の再開といったストーリー性が強いところが、日本で親しまれている『ちょうちょう』との大きな違いではないでしょうか。
すいかの名産地アメリカ民謡


あの明るいメロディが頭に残るこの楽曲は、実はアメリカ民謡『Old MacDonald Had a Farm』が原曲だということをご存知でしたか。
1965年頃、高田三九三さんによって日本独自の歌詞が付けられ、キャンプファイヤーやレクリエーションで歌える楽曲として新たに生まれ変わったのです。
1977年にはビクターから発売されたLP『NHKテレビ「歌はともだち」より/歌おうたのしいゲーム・ソング』に収録され、田中星児さんが歌唱を担当しました。
保育園や幼稚園で子どもたちが楽しく歌う姿が目に浮かぶ本作は、手遊びや振り付けと一緒に楽しめるのも魅力的ですね。







