【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は
子供の頃、幼稚園や保育園、学校などでよく歌った童謡。
大人になっても覚えているそれらの童謡の中には、実は海外で生まれた曲も数多く存在するんです。
そこでこの記事では、そんな海外発祥の童謡を紹介します。
言われてみればと思うような曲から「え?この曲も?」とびっくりするような曲まで、さまざまな童謡をピックアップしました。
子供の頃に歌った曲、お子さんが保育園などで習っている曲など、世代を問わずなじみ深いものばかりです。
よく歌ってきた曲と元の曲との違いにも注目しながら、ぜひ聴いてみてくださいね!
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【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(1〜10)
おおブレネリスイス民謡


山の呼び声を模したヨーデル風のコーラスと軽快なメロディで親しまれているスイス民謡の楽曲は、実は海外発祥の童謡の代表例といえるでしょう。
1910年にスイスの軍人詩人ツィベリさんによって作詞された原曲が、その後アメリカを経て日本に伝わったという興味深い歴史があります。
1949年に松田稔さんが日本語訳を手がけ、スイスの美しい湖水のほとりに住む少女との対話を描いた親しみやすい内容に仕上げられました。
戦後復興期におけるレクリエーション活動の普及とともに広まった本作は、キャンプソングや学校行事の定番として世代を超えて歌い継がれ、NHKの「みんなのうた」でも紹介されています。
蛍の光スコットランド民謡


卒業式や年末の場面、閉店のBGMなど、節目や旅立ちを象徴する曲の定番といえる童謡ですね。
スコットランドの民謡『Auld Lang Syne』が原曲であり、こちらも披露宴や誕生日などに歌われています。
友人との深い絆を描きつつ、これからも友情が続いていくことを願う様子が表現されています。
原曲の時点であたたかいメッセージを伝えるものであったからこそ、『蛍の光』も門出にもピッタリの力強さを感じる曲に仕上がったのではないでしょうか。
線路は続くよどこまでもアメリカ民謡


どこまでも続いていく線路、明るくて楽しい汽車での旅を描いた童謡です。
アメリカの民謡として伝わっている『I’ve Been Working on the Railroad』が原曲で、こちらでは線路を作る仕事について歌われています。
大陸横断鉄道を建設する際に、工夫たちが歌ったものが発祥とされ、線路での過酷な労働を伝える、労働かとしての意味が込められています。
線路を作っていく状況を歌いつつ、裏にもさまざまな意味を込めた、豪快な労働者たちの姿が伝わってくるような内容ですね。
【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(11〜20)
おお牧場はみどりスロバキア民謡・チェコ民謡


目の前の牧場やそのまわりに広がる美しい風景について、まっすぐに表現された童謡です。
スロバキアやチェコの農村地帯が発祥とされており、原曲にはユーモアも含まれていますが、アメリカにわたった際にユーモアが省かれ、美しい風景を描いた労働歌に変わったと言われています。
チェコのボヘミア地方で歌われていたものがアメリカで英訳され、それを日本語に訳したものが日本で定着しました。
ジョークを交えた労働者たちの生活といったものが描かれているので、原曲を知ればより身近に感じられるでしょう。
クラリネットをこわしちゃったフランス発祥


クラリネットを壊してしまって困る子供の姿を描いた童謡、日本語の歌詞でもサビはフランス語をそのまま採用しているというところから、海外が発祥であることを知る人も多いのではないでしょうか。
フランスで『J’ai perdu le do』として親しまれている楽曲ですが、正確な発祥地は不明とされています。
原曲では子供にクラリネットを指導する父親の姿が描かれていますが、内容よりは軽やかな言葉の響きで親しまれています。
日本語詞において気になる、フランス語のサビの部分は「一歩ずつ進め」といった意味が込められた言葉で、クラリネットの指導という原曲の流れを考えれば納得しやすいのではないでしょうか。
森のくまさんアメリカ民謡

森の中での女性とクマが出会い、仲良くなる様子が描かれたストーリー仕立ての童謡ですね。
アメリカの民謡が原曲とされており、作者はわかっていませんが、ボーイスカウトやガールスカウトで歌われるものとして長く親しまれています。
原曲の歌詞も日本語の歌詞と近く、森の中でのクマとの遭遇が描かれています。
主旋律を追いかけるように歌うというところは、日本でのバージョンと共通していることから、みんなで歌う曲として作られたことが伝わってくるような楽曲ですね。
こぎつねドイツ民謡


山で暮らしているこぎつねの姿、人間のように着飾りたいと願う様子が描かれた、かわいらしい童謡です。
原曲は『Fuchs, du hast die Gans gestohlen』というドイツの民謡で、人間がきつねに対して文句を言う姿が描かれています。
ガチョウを盗んだきつねに対して、盗んだものを返さなければ鉄砲で撃つというおどしをかける内容です。
海外の童話によくあるきつねのずる賢いイメージ、残酷にも思えるおどしの表現が印象的ですね。