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【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は

子供の頃、幼稚園や保育園、学校などでよく歌った童謡。

大人になっても覚えているそれらの童謡の中には、実は海外で生まれた曲も数多く存在するんです。

そこでこの記事では、そんな海外発祥の童謡を紹介します。

言われてみればと思うような曲から「え?この曲も?」とびっくりするような曲まで、さまざまな童謡をピックアップしました。

子供の頃に歌った曲、お子さんが保育園などで習っている曲など、世代を問わずなじみ深いものばかりです。

よく歌ってきた曲と元の曲との違いにも注目しながら、ぜひ聴いてみてくださいね!

【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(1〜10)

クラリネットをこわしちゃったフランス発祥

【童謡】クラリネットをこわしちゃった♪(アニメ)
クラリネットをこわしちゃったフランス発祥
【フランス語】クラリネットをこわしちゃった (J’ai perdu le do de ma clarinette) (日本語字幕)

クラリネットを壊してしまって困る子供の姿を描いた童謡、日本語の歌詞でもサビはフランス語をそのまま採用しているというところから、海外が発祥であることを知る人も多いのではないでしょうか。

フランスで『J’ai perdu le do』として親しまれている楽曲ですが、正確な発祥地は不明とされています。

原曲では子供にクラリネットを指導する父親の姿が描かれていますが、内容よりは軽やかな言葉の響きで親しまれています。

日本語詞において気になる、フランス語のサビの部分は「一歩ずつ進め」といった意味が込められた言葉で、クラリネットの指導という原曲の流れを考えれば納得しやすいのではないでしょうか。

森のくまさんアメリカ民謡

♪森のくまさん〈振り付き〉【日本の歌・唱歌】
森のくまさんアメリカ民謡

森の中での女性とクマが出会い、仲良くなる様子が描かれたストーリー仕立ての童謡ですね。

アメリカの民謡が原曲とされており、作者はわかっていませんが、ボーイスカウトやガールスカウトで歌われるものとして長く親しまれています。

原曲の歌詞も日本語の歌詞と近く、森の中でのクマとの遭遇が描かれています。

主旋律を追いかけるように歌うというところは、日本でのバージョンと共通していることから、みんなで歌う曲として作られたことが伝わってくるような楽曲ですね。

すいかの名産地アメリカ民謡

♪すいかの名産地 ー ともだちができた すいかの名産地〜♪【童謡・手あそび】
すいかの名産地アメリカ民謡
Old MacDonald | @CoComelon Nursery Rhymes & Kids Songs

あの明るいメロディが頭に残るこの楽曲は、実はアメリカ民謡『Old MacDonald Had a Farm』が原曲だということをご存知でしたか。

1965年頃、高田三九三さんによって日本独自の歌詞が付けられ、キャンプファイヤーやレクリエーションで歌える楽曲として新たに生まれ変わったのです。

1977年にはビクターから発売されたLP『NHKテレビ「歌はともだち」より/歌おうたのしいゲーム・ソング』に収録され、田中星児さんが歌唱を担当しました。

保育園や幼稚園で子どもたちが楽しく歌う姿が目に浮かぶ本作は、手遊びや振り付けと一緒に楽しめるのも魅力的ですね。

【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(11〜20)

おお牧場はみどりスロバキア民謡・チェコ民謡

♪おお牧場はみどり – おお牧場は緑 草の海風が吹くよ〜♪〈振り付き〉
おお牧場はみどりスロバキア民謡・チェコ民謡
Milan Perný – Horela lipka horela [slovenská ľudová pieseň]

目の前の牧場やそのまわりに広がる美しい風景について、まっすぐに表現された童謡です。

スロバキアやチェコの農村地帯が発祥とされており、原曲にはユーモアも含まれていますが、アメリカにわたった際にユーモアが省かれ、美しい風景を描いた労働歌に変わったと言われています。

チェコのボヘミア地方で歌われていたものがアメリカで英訳され、それを日本語に訳したものが日本で定着しました。

ジョークを交えた労働者たちの生活といったものが描かれているので、原曲を知ればより身近に感じられるでしょう。

黒ねこのタンゴイタリア童謡

Piccolo Coro dell’Antoniano – Volevo un gatto nero (cartoon) – 11° Zecchino d’Oro

黒猫を主人公にしたこちらの楽曲は、1969年にイタリアで生まれた童謡『Volevo un gatto nero』を原曲としており、同年に皆川おさむさんがカバーした日本語版が大ヒットを記録しました。

原曲では猫への純粋な願いが歌われていますが、日本語版では「大人のための子供の歌」というキャッチコピーの通り、猫を恋人の象徴として描いた大人びた表現が印象的です。

本作は1969年から1970年にかけてオリコンチャートで14週連続1位を獲得し、260万枚のセールスを記録しています。

タンゴのリズムに乗せて歌われる親しみやすい旋律は、童謡として歌い継がれるだけでなく、大人になってから改めて聴くと歌詞の意味深さに気づく楽しさがありますから、親子で一緒に楽しめる楽曲としてオススメですよ!

おおブレネリスイス民謡

‘O Vreneli’ by Kernser Singbuben(from Switzerland)

山の呼び声を模したヨーデル風のコーラスと軽快なメロディで親しまれているスイス民謡の楽曲は、実は海外発祥の童謡の代表例といえるでしょう。

1910年にスイスの軍人詩人ツィベリさんによって作詞された原曲が、その後アメリカを経て日本に伝わったという興味深い歴史があります。

1949年に松田稔さんが日本語訳を手がけ、スイスの美しい湖水のほとりに住む少女との対話を描いた親しみやすい内容に仕上げられました。

戦後復興期におけるレクリエーション活動の普及とともに広まった本作は、キャンプソングや学校行事の定番として世代を超えて歌い継がれ、NHKの「みんなのうた」でも紹介されています。

こぎつねドイツ民謡

こぎつね🦊(♬こぎつねこんこん山の中〜)byひまわり🌻×2歌詞付き|文部省唱歌|Baby fox|
こぎつねドイツ民謡
Fuchs, du hast die Gans gestohlen – Kinderlieder zum Mitsingen | Sing Kinderlieder

山で暮らしているこぎつねの姿、人間のように着飾りたいと願う様子が描かれた、かわいらしい童謡です。

原曲は『Fuchs, du hast die Gans gestohlen』というドイツの民謡で、人間がきつねに対して文句を言う姿が描かれています。

ガチョウを盗んだきつねに対して、盗んだものを返さなければ鉄砲で撃つというおどしをかける内容です。

海外の童話によくあるきつねのずる賢いイメージ、残酷にも思えるおどしの表現が印象的ですね。