【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は
子供の頃、幼稚園や保育園、学校などでよく歌った童謡。
大人になっても覚えているそれらの童謡の中には、実は海外で生まれた曲も数多く存在するんです。
そこでこの記事では、そんな海外発祥の童謡を紹介します。
言われてみればと思うような曲から「え?この曲も?」とびっくりするような曲まで、さまざまな童謡をピックアップしました。
子供の頃に歌った曲、お子さんが保育園などで習っている曲など、世代を問わずなじみ深いものばかりです。
よく歌ってきた曲と元の曲との違いにも注目しながら、ぜひ聴いてみてくださいね!
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【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(11〜20)
おおブレネリスイス民謡


山の呼び声を模したヨーデル風のコーラスと軽快なメロディで親しまれているスイス民謡の楽曲は、実は海外発祥の童謡の代表例といえるでしょう。
1910年にスイスの軍人詩人ツィベリさんによって作詞された原曲が、その後アメリカを経て日本に伝わったという興味深い歴史があります。
1949年に松田稔さんが日本語訳を手がけ、スイスの美しい湖水のほとりに住む少女との対話を描いた親しみやすい内容に仕上げられました。
戦後復興期におけるレクリエーション活動の普及とともに広まった本作は、キャンプソングや学校行事の定番として世代を超えて歌い継がれ、NHKの「みんなのうた」でも紹介されています。
すいかの名産地アメリカ民謡


あの明るいメロディが頭に残るこの楽曲は、実はアメリカ民謡『Old MacDonald Had a Farm』が原曲だということをご存知でしたか。
1965年頃、高田三九三さんによって日本独自の歌詞が付けられ、キャンプファイヤーやレクリエーションで歌える楽曲として新たに生まれ変わったのです。
1977年にはビクターから発売されたLP『NHKテレビ「歌はともだち」より/歌おうたのしいゲーム・ソング』に収録され、田中星児さんが歌唱を担当しました。
保育園や幼稚園で子どもたちが楽しく歌う姿が目に浮かぶ本作は、手遊びや振り付けと一緒に楽しめるのも魅力的ですね。
仰げば尊しアメリカ発祥


卒業式の定番ソングとして、世代をこえてよく歌われている『仰げば尊し』。
お世話になった先生や同じ時間を共有した友達への感謝の気持ち、そしてそれらを胸に明日へ羽ばたこうとする様子がこの曲では歌われています。
言葉のニュアンスや歌詞の内容そのものがとても日本的ではありますが、実はアメリカが発祥の曲だったんです!
元になったとされる曲は『Song for the Close of School』。
日本語の歌詞と同様に、卒業の日をイメージさせる歌詞が歌われていますが、メロディーは賛美歌に近い、より荘厳な雰囲気に包まれています。
埴生の宿イングランド民謡


『火垂るの墓』や『マッサン』『二十四の瞳』など、日本のさまざまな映画やドラマ、CMに起用されている『埴生の宿』。
イングランド民謡の『Home! Sweet Home!』が元になっている曲で、海外でもオペラの劇中歌に起用されたり、ジャズアレンジされたりして親しまれています。
歌詞の内容は元の曲、日本語ともにほぼ違いはありません。
自分の家は豪邸ではないし、質素なものだけれども、誰がなんと言おうと最高に素晴らしい家だと、自分の家を誇らしく思う様子が歌われています。
どの国であっても見た目や大きさは関係なく、それぞれの家にはそれぞれの幸せがある、そう感じさせてくれますね。
故郷の空スコットランド民謡


季節が変わっていく風景を眺めつつ、故郷で暮らす人々に思いをはせる様子が描かれた、おだやかな雰囲気の唱歌です。
スコットランドに伝わる民謡のメロディを原曲として、大和田建樹さんが詞をのせて完成しました。
『Comin’ Thro’ the Rye』が原曲として語られることもありますが、この歌詞はメロディと同時にできたものではなく、大和田建樹さんもこの歌詞を知らない状態で『故郷の空』を書いたと言われています。
日本ではこの『故郷の空』が唱歌として定着、定番となりましたが、『Comin’ Thro’ the Rye』の歌詞をさらに発展させた、ザ・ドリフターズによる『誰かさんと誰かさん』など、さまざまなバージョンが存在するので、比べてみるのもおもしろいかもしれませんよ。
静かな湖畔アメリカ発祥


湖畔の森の静かで美しい風景を描いた童謡、キャンプをイメージさせる曲の定番として親しまれています。
アメリカの童謡『Sweetly Sings the Donkey』が原曲とされており、こちらでは声を上げるロバの姿が描かれています。
動物の鳴き声をまねつつ、輪唱で歌っていくのが日本では定番ですが、原曲でもロバの鳴き声が表現されており、原曲からの影響も感じられますね。
自然を感じられる軽やかなメロディから、鉄道の発車音や、歌詞をアレンジしてCMソングに起用したりと、幅広く愛されている楽曲です。
【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(21〜30)
冬の星座アメリカ発祥

澄んだ冬の夜空に輝く星座を叙情豊かに歌い上げたこの楽曲は、1871年にアメリカで作られた『Mollie Darling』という恋歌が原曲となっております。
堀内敬三さんが手がけた日本語詞では、原曲の恋愛テーマを一切使わず、静寂な冬の情景描写に徹したのが特徴的ですね。
1947年に中学校の音楽教科書に掲載されて以来、文部省唱歌として戦後の音楽教育を通じて広く親しまれ、2007年には「日本の歌百選」にも選定されました。
薬師丸ひろ子さんや木山裕策さんなど多くのアーティストがカバーしており、タイアップはありませんが教育番組で取り上げられることもあります。
寒い夜に星空を見上げながら、しっとりとした気持ちに浸りたい方にはぴったりの名曲でしょう。







