【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は
子供の頃、幼稚園や保育園、学校などでよく歌った童謡。
大人になっても覚えているそれらの童謡の中には、実は海外で生まれた曲も数多く存在するんです。
そこでこの記事では、そんな海外発祥の童謡を紹介します。
言われてみればと思うような曲から「え?この曲も?」とびっくりするような曲まで、さまざまな童謡をピックアップしました。
子供の頃に歌った曲、お子さんが保育園などで習っている曲など、世代を問わずなじみ深いものばかりです。
よく歌ってきた曲と元の曲との違いにも注目しながら、ぜひ聴いてみてくださいね!
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【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(11〜20)
大きな古時計アメリカ発祥


2002年に平井堅さんがカバーしたことでも注目を集めた『大きな古時計』。
アメリカの作曲家であるヘンリー・クレイ・ワークさんが制作した『Grandfather’s Clock』がもとになっており、アメリカでも大きな人気を集めました。
日本では初め1940年に『お祖父さんの時計』というタイトルで登場し、その後1962年に現在のタイトルでNHKの『みんなのうた』にて放送されたことをきっかけに広く知れ渡りました。
歌詞はおじいさんと時計との関係性が描かれていますが、アメリカで制作された原曲の方がよりその関係性について詳しく描かれています。
ちょうちょうドイツ発祥


花の間をひらひらと移動するちょうちょうの姿を描いた童謡である『ちょうちょう』は、ドイツの童謡をもとにして独自の歌詞が付けられた楽曲です。
教育学者の伊沢修二さんがアメリカより持ち帰り、スペインの民謡と紹介し長く定着していたという経緯もあり、欧米の各国で親しまれてきたことが伝わります。
原曲のドイツの古い童謡『Hänschen klein』は、「幼いハンス」という意味で、ハンスという子供の成長を描いた内容です。
旅立ちにともなう別れ、旅の末の再開といったストーリー性が強いところが、日本で親しまれている『ちょうちょう』との大きな違いではないでしょうか。
仰げば尊しアメリカ発祥


卒業式の定番ソングとして、世代をこえてよく歌われている『仰げば尊し』。
お世話になった先生や同じ時間を共有した友達への感謝の気持ち、そしてそれらを胸に明日へ羽ばたこうとする様子がこの曲では歌われています。
言葉のニュアンスや歌詞の内容そのものがとても日本的ではありますが、実はアメリカが発祥の曲だったんです!
元になったとされる曲は『Song for the Close of School』。
日本語の歌詞と同様に、卒業の日をイメージさせる歌詞が歌われていますが、メロディーは賛美歌に近い、より荘厳な雰囲気に包まれています。
静かな湖畔アメリカ発祥


湖畔の森の静かで美しい風景を描いた童謡、キャンプをイメージさせる曲の定番として親しまれています。
アメリカの童謡『Sweetly Sings the Donkey』が原曲とされており、こちらでは声を上げるロバの姿が描かれています。
動物の鳴き声をまねつつ、輪唱で歌っていくのが日本では定番ですが、原曲でもロバの鳴き声が表現されており、原曲からの影響も感じられますね。
自然を感じられる軽やかなメロディから、鉄道の発車音や、歌詞をアレンジしてCMソングに起用したりと、幅広く愛されている楽曲です。
故郷の空スコットランド民謡


季節が変わっていく風景を眺めつつ、故郷で暮らす人々に思いをはせる様子が描かれた、おだやかな雰囲気の唱歌です。
スコットランドに伝わる民謡のメロディを原曲として、大和田建樹さんが詞をのせて完成しました。
『Comin’ Thro’ the Rye』が原曲として語られることもありますが、この歌詞はメロディと同時にできたものではなく、大和田建樹さんもこの歌詞を知らない状態で『故郷の空』を書いたと言われています。
日本ではこの『故郷の空』が唱歌として定着、定番となりましたが、『Comin’ Thro’ the Rye』の歌詞をさらに発展させた、ザ・ドリフターズによる『誰かさんと誰かさん』など、さまざまなバージョンが存在するので、比べてみるのもおもしろいかもしれませんよ。
埴生の宿イングランド民謡


『火垂るの墓』や『マッサン』『二十四の瞳』など、日本のさまざまな映画やドラマ、CMに起用されている『埴生の宿』。
イングランド民謡の『Home! Sweet Home!』が元になっている曲で、海外でもオペラの劇中歌に起用されたり、ジャズアレンジされたりして親しまれています。
歌詞の内容は元の曲、日本語ともにほぼ違いはありません。
自分の家は豪邸ではないし、質素なものだけれども、誰がなんと言おうと最高に素晴らしい家だと、自分の家を誇らしく思う様子が歌われています。
どの国であっても見た目や大きさは関係なく、それぞれの家にはそれぞれの幸せがある、そう感じさせてくれますね。
【びっくり!】海外発祥の童謡。なじみ深いあの童謡も実は(21〜30)
星の界讃美歌


明治時代に文部省唱歌として親しまれるようになったこの楽曲の元ネタが、実はアメリカの讃美歌『What a Friend We Have in Jesus』だったというのはとても興味深い発見ですよね。
アイルランド出身のジョセフ・スクライヴェンさんが母親を慰めるために綴った詩に、チャールズ・C・コンヴァースさんが1855年に美しいメロディを付けた作品を、杉谷代水さんが星空への憧れを込めた日本語詞に置き換えた仕事ぶりも実に素晴らしいですよね。
1910年に『教科統合中等唱歌』第2巻に収録されてから、卒業式や合唱コンクールなどの学校行事で歌い継がれている名曲です。