吉田拓郎の名曲・人気曲
1970年にレコードデビューを果たしたシンガーソングライター、吉田拓郎の楽曲をご紹介します。
吉田拓郎さんはかつて和製ボブ・ディランと称され、日本のポップスシーンにフォークとロックを持ち込みポピュラーなジャンルとした伝説的なシンガーソングライターです。
自分で作った楽曲を自分で演奏するというそれまでなかったスタイルで当時の国内音楽シーンに相当な衝撃を与えた彼ですが、当時のフォークソングの流れとは違って政治的な思想を歌詞にはめ込むことをせず、自身の生き方や恋愛体験などをテーマにしていました。
そのため当時は彼のスタイルに反発するフォークファンも現れ、ライブ中に罵声を浴びたり物を投げられることもよくあったそうです。
しかし、そんな彼のスタイルは現在のシンガーソングライターの姿で、それだけパイオニア精神にあふれたアーティストであったことが伺えますね。
それでは、伝説のシンガーソングライター吉田拓郎の楽興をお聴きください。
吉田拓郎の名曲・人気曲(1〜10)
ファイト吉田拓郎

中島みゆきさんの『ファイト!』はCMでもよく聴きますし、いろいろな方がカバーされてますよね。
その中でも吉田拓郎さんのカバーバージョンはしっくりと、心に響くものがあります。
歌唱力だけではなく何か胸の奥底に語りかけてくるものがあるんですよね。
元気です吉田拓郎

吉田拓郎さんの『元気です』は、生き抜く力をたくさんの経験から積み重ねた高齢者の方々に特にオススメの名曲です。
ガンと闘う吉田さんが創り出したこの曲は、人生の幸せやつらさを四季の移り変わりを通して描いているのが印象的ですよね!
吉田さんのやさしい歌声がどんな時でもそっと寄り添ってくれる応援歌。
高齢者の方々がこの曲を聴いて、「まだまだ元気でいたい」と思ってもらえることを願ってやみません。
また、年齢関係なく、どの世代の方が聴いても心が温まるのではないでしょうか。
金曜日の朝吉田拓郎

大切な人と過ごしていた日々の温かさと、それを失った後のさみしさの両方を感じさせる楽曲です。
日常の中で目にするものから去っていった恋人の姿を想像してしまうところから、戸惑いや後悔の感情が強く伝わってきますね。
コーラスや楽器や重なって温かい雰囲気を感じさせるところも、現実を受け入れられない様子をイメージさせます。
風景を眺めているような落ち着いたテンポと歌唱を意識すれば歌いやすい楽曲ではないでしょうか。
吉田拓郎の名曲・人気曲(11〜20)
制服吉田拓郎

今では集団就職などという言葉は皆無ですが、この当時は”金のたまご”とも言われ、高度成長期を支えてきた人たちです。
拓郎節満載で、少し上から目線で歌っているところも’らしさ’があり、視点は鋭い歌です。
1970年前半の曲なので、お休みは日曜日だけ、働き蜂をつくりあげた時代です。
都万の秋吉田拓郎

シンガーソングライターの吉田拓郎さんが、島根県の隠岐の島をテーマにした曲を歌ってくれています。
カッコいいギターの音色にのせて、島根県のいいところを歌っています。
吉田さんのギターはとても切なくなるんですが、元気も沸いてきます。
アジアの片隅で吉田拓郎

日本を代表するフォークシンガーの1人、吉田拓郎さんによる12分をこえる大作です。
1980年に日本武道館でおこなわれたライブでの音源であったりと、ライブ録音以外の音源が存在しないこともこの曲のポイントですね。
悲しみや苦しみを表現したような暗い雰囲気のサウンドも大きな特徴で、歌詞のメッセージをより強調しているようにも感じられます。
歌詞はフォークソングの王道ともいえる、弱者による反抗や不満の感情が詰め込まれた内容。
緩急のつけられた歌唱がポイントで、感情がさまざまな動きをしていることが伝わってくるような楽曲です。
ペニーレインでバーボン吉田拓郎

1970年代にマイナーであったフォークミュージックやロックを、ポップスシーンに引き上げた立役者である吉田拓郎さん。
彼の楽曲はメッセージ性の強いものが多いことで有名です。
こちらの『ペニーレインでバーボン』は、経済や政治に対する不満を酒でうめようといった内容の歌詞に仕上げられています。