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【大人向け】ピアノ発表会にオススメ!聴き映えする名曲を厳選

「ピアノの発表会ではどんな曲を演奏しよう」発表会に出ることが決まったその日から、こんなふうに演奏する曲を考えはじめますよね!

選曲はワクワクする反面、なかなか決められず悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、とくに大人の方を対象に、ピアノの発表会でオススメの曲をご紹介いたします。

有名な曲のなかから幅広くピックアップしましたので、ぜひご自身のレベルに合わせて選曲してみてください!

【大人向け】ピアノ発表会にオススメ!聴き映えする名曲を厳選(31〜40)

ソナチネOp.13-1 第1楽章Dimitri Kabalevsky

カバレフスキー ソナチネOp.13-1 第1楽章 Kabalevsky Sonatine No.1 Mov.1 (9歳)
ソナチネOp.13-1 第1楽章Dimitri Kabalevsky

明るく快活な雰囲気が漂う3つの楽章構成の本作は、音楽の楽しさが溢れるすてきな作品です。

第1楽章では、強い和音が3回響き渡るインパクトのある冒頭から始まり、優美な旋律と躍動感のあるリズムが印象的。

ソナタ形式で書かれ、活気のある第1テーマと歌うような第2テーマが対照的な表情を見せます。

音楽が目まぐるしく変化する展開部では、冗談っぽく演奏する部分と歌うように奏でる部分が交互に現れ、豊かな表現力を引き出します。

各部分のキャラクターの違いを大切にしながら、和音の響きやリズムの躍動感を意識して演奏することで、聴衆の心をぐっとつかめる演奏しがいのある作品です。

音楽を楽しみながら技術を磨きたい方に、ぜひおすすめしたい一曲です。

愛の挨拶Edward Elgar

愛の挨拶 – エルガー【楽譜あり】Elgar – Salut d’amour Op.12 – クラシックピアノ-Classical Piano-CANACANA
愛の挨拶Edward Elgar

エドワード・エルガーの名曲『愛の挨拶』。

CMでも頻繁に使用され幅広く親しまれているため、ピアノ発表会でも大いに聴き映えするでしょう。

そんなこの楽曲のポイントは、なんといっても左手。

この楽曲の左手の跳躍は聴いて受ける印象よりはるかに難しく、はじめは苦戦される方も多いはず。

43小節目がとくに難しく、ここを間違えてしまうと不協和音が目立ってしまうため、しっかりと指を和らげるトレーニングを積むことも心がけましょう。

即興曲 Op.90-3Franz Schubert

Schubert – Impromptu in G flat major, Op. 90 No. 3 – pianomaedful
即興曲 Op.90-3Franz Schubert

指の素早い動きに自信がついてきた方には、フランツ・シューベルトの名曲『即興曲Op.90-3』もオススメです。

決して簡単に弾きこなせる作品ではありませんが、「発表会で聴き映えする作品」としてはまさにピッタリ!

序盤に登場する6連符は、正確なリズムで弾けるよう繰り返し丁寧に練習しましょう。

左手のトリルもなかなか難しいポイントですが、弾きこなせたときには、大きくレベルアップできているはず!

中級から上級へのステップアップのために、ぜひ挑戦してみてください。

仮面舞踏会「ワルツ」Aram Khachaturian

仮面舞踏会「ワルツ」 (ハチャトゥリアン) ピアニスト 近藤由貴/Khachaturian: “Masquerade ” Waltz Piano Solo, Yuki Kondo
仮面舞踏会「ワルツ」Aram Khachaturian

華やかでありながら哀愁を帯びた3拍子のワルツは、映画『戦争と平和』の舞踏会シーンで使用され、情景を見事に彩りました。

力強い冒頭から始まり、中間部では抒情的な旋律が織り込まれ、まるで優雅に踊る男女の姿が目に浮かぶようです。

本作は2010年バンクーバー冬季オリンピックで浅田真央選手が銀メダルを獲得した演技でも使用され、聴衆の心を魅了しました。

力強さと繊細さを兼ね備えた本作は、小学校高学年の発表会で演奏するにふさわしい一曲です。

技術面での習熟度が高まるこの時期だからこそ、表現力が豊かな演奏にチャレンジできるでしょう。

アヴェ・マリアFranz Schubert

シューベルト「アヴェ・マリア」【楽譜あり】‘’短い時間で安らぎを‘’ クリスマスの定番クラシック曲 – CANACANA
アヴェ・マリアFranz Schubert

クラシックの世界に輝く星、フランツ・シューベルト。

1797年生まれの彼は、わずか31年の生涯で600曲以上の歌曲を残した天才作曲家です。

本作は、ウォルター・スコットの詩から着想を得た美しい祈りの歌。

シンプルでありながら深遠な旋律が、聴く人の心を癒やします。

この曲の魅力は、ゆったりとしたテンポで、豊かな表現力を存分に発揮できるところ。

優雅なメロディを十分に歌いながら心を込めて弾くことで、聴衆の皆さんの心を揺さぶるすてきな演奏に仕上がるでしょう。

ピアノ発表会で輝く1曲として、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

【大人向け】ピアノ発表会にオススメ!聴き映えする名曲を厳選(41〜50)

ワルツ エチュードWilliam Gillock

【ギロック】ピアノ『ワルツエチュード』楽譜
ワルツ エチュードWilliam Gillock

美しい3拍子のリズムが魅力的なクラシック曲で、活発で華やかなワルツのリズムの冒頭から観客を魅了します。

ト長調で始まり変ホ長調に転調する中間部では、テンポがゆったりと落ち着き、曲全体に深みのある表情を与えています。

繊細なタッチと力強い表現力が求められる本作は、1972年に公開された作品で、ピアノの表現力を存分に引き出すことが可能です。

美しい旋律と華やかさを兼ね備えた構成により、発表会での演奏に最適な1曲といえるでしょう。

技巧面での工夫が随所にちりばめられており、練習を重ねることで音楽性も高められる優れた作品です。

ワルツのリズムや転調による色彩の変化を体験できる、小学校高学年の発表会にぴったりの曲となっています。

子供の領分 第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」Claude Debussy

第36回入賞者記念コンサート/松下日花里 ドビュッシー:グラドゥス・アド・パルナッスム博士
子供の領分 第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」Claude Debussy

フランスを代表する印象派の作品が『子供の領分』というピアノ組曲に収録されています。

クロード・ドビュッシーの愛娘に捧げられた本作は、1908年12月にパリで初演された2分程度の短い作品です。

古典的な練習曲のスタイルを風刺的に模倣しながら、軽快で遊び心がたっぷりの曲調が魅力的です。

機械的な練習曲にありがちな退屈さを感じさせない、洗練された和声感覚とユーモアに溢れています。

朝早く演奏するのがおすすめと言われる本作は、清新な雰囲気と音楽的な表現力を兼ね備えており、演奏会のレパートリーとしても非常に人気があります。

短時間で聴衆を魅了できる小品をお探しの演奏家の方に、ぜひお勧めしたい一曲です。