【秋田の民謡・童謡】ふるさと愛を感じる郷土の名曲を厳選
昔から秋田の人々の暮らしに寄り添ってきた民謡や童謡の数々。
豊かな自然と厳しい気候のなかで育まれた秋田民謡には、人々の喜びや哀しみ、祈りの心が込められています。
今でも地域のお祭りや伝統行事で歌い継がれ、子供たちへと受け継がれているこれらの歌は、まさに秋田の心そのもの。
本記事では、誰もが一度は耳にしたことのある民謡や童謡から、知る人ぞ知る名曲まで、全国有数の民謡が盛んな地域、秋田が誇る音楽の世界をご紹介します。
【秋田の民謡・童謡】ふるさと愛を感じる郷土の名曲を厳選(1〜10)
秋田酒屋仕込み唄

秋田の厳しい冬、酒蔵に響き渡る杜氏たちの力強い歌声が印象的な労働歌です。
単調な仕込み作業を乗り越えるため、互いを鼓舞し、リズムを合わせるために歌い継がれてきました。
三味線と太鼓の音色に重なる掛け声からは、良い酒造りへの祈りと仲間との絆がひしひしと伝わってきます。
秋田民謡の伝承に生涯を捧げた佐々木貞勝さんと小松みどりさん夫妻が2016年12月にリリースしたアルバム『佐々木貞勝・小松みどり名演集 秋田民謡 道しるべ』で聴くことができますよ。
秋田の地酒を片手に、その背景にある職人たちの心意気に触れてみるのはいかがでしょうか。
秋田酒屋酛すり唄

秋田の酒蔵で歌い継がれるこの楽曲は、酒造りの作業唄として広まりました。
「酛すり」という、蒸した米と麹を櫂ですり潰す単調で力強い作業の際に歌われたそうです。
リズミカルな節回しと「ヤラヨーイ」という威勢の良い合いの手は、厳しい労働のなかの束の間の喜びや、職人たちの連帯感を表現しているかのよう。
本作は、明治期初頭から中期にかけて自然発生的に定着したとされています。
日本の手仕事の歴史や、厳しい環境で生まれた郷土の文化に触れたいときに聴いてみるのもよいかもしれませんね。
鹿角綱より唄

秋田県鹿角地方に古くから伝わる、暮らしに根差した特殊な作業歌です。
家の新築など、皆で力を合わせる大切な場面で歌われてきました。
この楽曲の魅力は、小気味よい秋田三味線のリズムと、息を合わせるための威勢のよい掛け声。
厳しい労働のなかで互いを鼓舞し、心を一つにする人々の力強い息遣いが聞こえてくるようです。
本作はアルバム『鹿角網より唄/大正寺おけさ』や、佐藤祐幸さんの名盤『民謡〜北国の郷愁と鹿角民謡〜』に収められています。
秋田の風土が育んだ魂の響きに触れたいときに、ぜひ聴いてみてはいかがでしょうか。
【秋田の民謡・童謡】ふるさと愛を感じる郷土の名曲を厳選(11〜20)
秋田おばこ

山形県の『おばこ』が秋田に伝わり、『秋田おばこ』として親しまれるようになった本作。
「秋田おばこ」とは、秋田で生まれ育った娘さんを意味する言葉。
美しい娘をイメージさせる、女性らしい華やかな民謡となっています。
くるくる変わる笛の音も印象的ですね。
ドンパン節

『ドンパン節』は、全国的に知られる秋田の民謡。
宮大工の高橋市蔵さんが作詞作曲した甚句で、棟上げの際にお祝いで歌われていたようです。
大衆向けにノリの良い調子に編曲されてからは、さまざまな替え歌に用いられ、広く親しまれるようになりました。
場を盛り上げたいときにはピッタリの民謡です。
上みれば

雪国の秋田らしく降ってはやまない雪の様子を、上をむいたら虫に見え中を見たら綿に見え、下を見たら雪が積もっていると表現するおもしろいわらべうた。
秋田県では有名な歌ですが、地域によって若干歌詞が異なるようです。
例えば、新潟県では「天井はすすき、下はぼたん」、岐阜県では「屋根みりゃ綿よ」など。
地域の特徴が表れていますね。
相川音頭

この民謡は、新潟県佐渡市に伝わる平家物語の盆踊り唄とされており、民謡の大会でもひんぱんに歌われています。
また、舞踊とともに披露されることも多く、盆踊りでも流れるのだとか。
盆踊りが好きな人なら必聴です!


