日本の和の心を感じられる演歌。
日本の名所や伝統的な行事に焦点を当てた曲や、粋な大人の雰囲気を感じられる曲など、さまざまな曲が発表されていますよね。
この記事ではそんな数ある演歌の中から、かっこいい演歌を紹介します!
演歌というと若い人にはなじみが薄いかもしれませんが、演歌はポップスやロックなどとはまた違った魂を感じられるかっこいいジャンルなんです!
2000年以降は音楽番組での若いアーティストとのコラボや名曲をロックにアレンジしたりと、さまざまな演出も注目を集めていますよね。
紹介する曲を聴いて、日本の和の心が持つかっこよさを感じてくださいね!
日本の心・演歌のかっこいい名曲(1〜10)
白雲の城NEW!氷川きよし

過ぎ去った栄光と時の流れが織りなす、壮大な歴史物語のような1曲です。
氷川きよしさんが2003年に発表した作品で、アルバム『氷川きよし・演歌名曲コレクション3~白雲の城~』に収録されています。
朽ち果てた城を舞台に、人の世のはかなさと自然の悠久さを対比させた詩的な世界観が印象的。
歌詞で描かれる、かつての若武者の勇ましい姿をしのぶ情景は、聴く者の胸に深く迫りますね。
演歌の枠にとどまらないクラシカルなオーケストレーションと、氷川きよしさんの情熱的な歌声が見事に融合し、圧倒的なスケール感で心を揺さぶります。
歴史のロマンに思いをはせたい夜に、じっくりと味わいたい名曲ではないでしょうか。
舟唄八代亜紀

ささやくようなハスキーボイスが魅力の楽曲『舟唄』。
2006年にはサントリー・ボスのCMにも起用されたので、印象に残っている方も多いのでは。
阿久悠さん、浜圭介さんのゴールデンコンビが作詞・作曲を手がけた、八代亜紀さん初の男歌。
彼女は初めてこの曲のデモを聴いた瞬間からヒットの予感がしていたそうですよ!
それもそのはず、冒頭のリリックとメロディーで、一瞬にして曲の世界観に引き込まれてしまいますよね!
女性が歌い上げる男歌はかっこいい!その一言に尽きます。
風花NEW!大空亜由美

演歌の叙情的な世界観に、思わず体が揺れるロックサウンドを融合させた大空亜由美さんの楽曲です。
本作は、師匠である結城忍さんが作詞を手がけ、失った恋の痛みを抱えながらも、やがて来る春に花が凛と咲くように前を向く、その強い決意が歌われています。
大空さんの情感あふれる歌声が、主人公の切なさと再生への希望をドラマチックに表現。
悲しみを乗り越え、新たな一歩を踏み出したいあなたの背中を力強く押してくれるはずです!
みちのくひとり旅山本譲二

山本譲二さんの代表曲でもある『みちのくひとり旅』。
1980年のリリース当時は大きな話題にならなかったのですが、フジテレビ系の番組『夜のヒットスタジオ』で披露したことで人気に火が付いたそう。
NHK紅白初出場時にも歌唱し、じわじわ売れ続けたロングセラー楽曲です。
サビを最後にもってきてたたみかけ、最高潮に盛り上げて終わるのも印象的ですよね!
最後の女というフレーズが男くささを感じさせ、山本さんの歌い方にもリンクしています。
夜桜お七坂本冬美

ブラス入り16ビートのメロディーがかっこいい演歌『夜桜お七』。
江戸時代に恋人に会いたい一心で放火事件を引き起こし火刑になった少女・八百屋お七がモデルになっているそうです。
NHK紅白歌合戦ではトリ・トップバッター両方で披露されたうえ、1番多く歌われた楽曲なので演歌に詳しくなくても一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
悲恋と桜のコントラストが美しい名曲を坂本冬美さんが情感たっぷりに歌い上げているので、ぜひ聴いてみてください!
都会の流れ星水城なつみ

2025年6月にシングルとして発売された、水城なつみさんのエネルギッシュなナンバーです。
作詞作曲は柏清大さん、編曲は杉山ユカリさんが担当しており、アップテンポな曲調に心が熱くなります。
また歌詞では、切ない別れを乗り越え力強く未来を見つめる女性の姿が描かれていて、その物語に思いをはせずにはいられなくなるんです。
彼女の確かな歌唱力が「ロック演歌」という新しい扉をオープン。
これまでのファンの方はもちろん、新しい刺激を求める音楽好きの方にもグッと来るはずですよ!
天城越え石川さゆり

静岡県伊豆半島の天城山を舞台にしたご当地ソングで、1986年7月21日にリリースされたいわずと知れた名曲。
当初この曲を渡された石川さゆりさんは、情念がこもりすぎていて自分ではとてもじゃないけど歌えないと思ったそうです。
それほどに、激しく燃える大人の恋を艶やかに妖しく歌い上げる姿は見事としか言いようがありませんよね!
中森明菜さん、マーティ・フリードマンさん、misonoさん、ハラミちゃんなどジャンルを問わずカバーされているのも魅力です。