【スカルラッティ】数ある鍵盤作品の中から名曲、代表曲をご紹介!
鍵盤のためのソナタを555曲も書いたイタリア出身の作曲家兼オルガニスト、ドメニコ・スカルラッティ。
当時の鍵盤楽器の奏法を画期的に変えた、バロック時代の重要な作曲家です。
ピアノを学んでいる方は、一度は触れる作品もあるかもしれませんね。
本記事では、そんなスカルラッティの名曲、代表曲をご紹介します。
動画ではグランドピアノだけでなく、当時の鍵盤楽器であったチェンバロでの演奏も多くあるので、ぜひチェンバロの音色もお楽しみください!
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【スカルラッティ】数ある鍵盤作品の中から名曲、代表曲をご紹介!(1〜10)
ソナタ ニ短調 K.141(L.422)Domenico Scarlatti

こちらの作品は3/8拍子のアレグロで書かれており、高速で連打される同一音の旋律が特徴的。
ギターのトレモロ奏法を連想させるこの技法は、スペインの民族音楽の影響を感じさせます。
技術的難易度と表現力の高さから、バロック音楽の中でもとくに人気がある作品。
左手の柔軟な跳躍や高速なパッセージの処理が求められ、演奏者には高度な技術が要求されますが、情熱的でエネルギッシュな曲調は聴く者を引き込む力強いドラマを生み出しています。
独特な構造と情熱的な表現は、今日も多くの演奏家や聴衆に愛され続けています。
ソナタ ヘ長調 K.438(L.381)Domenico Scarlatti

バロック時代に555曲もの鍵盤ソナタを書いたスカルラッティ。
その中でもヘ長調のこの作品は、明るく軽快な曲調が特徴です。
天使が舞うような可愛らしさと、指がもつれそうな技巧的なパッセージが絶妙に融合しています。
スペイン宮廷での生活が影響しているのか、舞曲的なリズムも魅力的。
演奏時間は4分程度と短いですが、軽やかなタッチと明確なリズム感が求められる、聴き応えのある1曲です。
スカルラッティ独特の世界観を存分に味わえるこの作品、ぜひ聴いてみてください。
ソナタ イ短調 K.109(L.138)、ソナタ イ長調 K.113(L.345)Domenico Scarlatti

ソナタ イ短調(Sonata in A minor)K.109(L.138):アダージョ、ソナタ イ長調(Sonata in A major)K.113(L.345):アレグロ。
演奏は2台のチェンバロで、エンリコ・バイアーノさんとアマヤ・フェルナンデス・ポスエロさんです。
サン・マルコ教会での模様。
【スカルラッティ】数ある鍵盤作品の中から名曲、代表曲をご紹介!(11〜20)
ソナタ イ長調 K.101(L.494)、ソナタ ロ短調 K.87(L.33)、ソナタ ホ長調 K.135(L.224)Domenico Scarlatti

ソナタ イ長調(Sonata in A major)K.101(L.494):アレグロ、ソナタ ロ短調(Sonata in B minor)K.87(L.33)、ソナタ ホ長調(Sonata in E major)K.135(L.224):アレグロ。
演奏は、ウクライナ生まれのピアニスト:ウラディミール・ホロヴィッツさん。
合奏協奏曲第1番 ヘ短調Domenico Scarlatti

スカルラッティが手掛けた鍵盤のための作品。
チェンバロのための技巧的な曲として知られ、その特徴的な音色と複雑な構造が魅力です。
力強くも優美な旋律が織りなす世界は、まるで自然の美しさと力強さを表現しているかのよう。
牧歌的で柔らかい旋律の中に、情熱的な表現が込められています。
各楽章のダイナミズムの変化も聴きどころの一つ。
1740年頃に初演され、バロック音楽の典型的な美学に基づきながらも、スカルラッティ独自の個性が光る1曲です。
ソナタ ホ長調 K.380(L.23)Domenico Scarlatti

バロック時代を代表する鍵盤音楽の名曲として知られる本作。
軽快で流れるような右手のパッセージと、左手の単調ながらも美しい和音とのコントラストが印象的です。
中間部はがらっと雰囲気が変わり力強い舞曲風に、そして最初の軽快なメロディが戻ってきた後、コーダで中間部の舞曲を華やかに奏で、勢いよく幕を閉じます。
弾き手も聴き手も飽きさせないメリハリも魅力的ですね。
スカルラッティの鍵盤楽器への深い洞察が感じられる本作は、チェンバロやピアノを学ぶ方にもオススメの1曲です。
ソナタ ト長調 K.477(L.290)Domenico Scarlatti

スカルラッティの後期作品の一つです。
明るく軽快な旋律が印象的で、スペインの民族音楽の影響も感じられます。
急速なスケールや両手の交差など、技巧的な要素も豊富に盛り込まれているのが特徴的。
リズミカルで活力に満ちた本作は、聴く人にエネルギーを与えてくれるでしょう。
鍵盤楽器の魅力を存分に味わいたい方にオススメの1曲。
チェンバロで演奏されることも多いので、その独特な音色も楽しんでみてはいかがでしょうか。





