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【スカルラッティ】数ある鍵盤作品の中から名曲、代表曲をご紹介!

鍵盤のためのソナタを555曲も書いたイタリア出身の作曲家兼オルガニスト、ドメニコ・スカルラッティ。

当時の鍵盤楽器の奏法を画期的に変えた、バロック時代の重要な作曲家です。

ピアノを学んでいる方は、一度は触れる作品もあるかもしれませんね。

本記事では、そんなスカルラッティの名曲、代表曲をご紹介します。

動画ではグランドピアノだけでなく、当時の鍵盤楽器であったチェンバロでの演奏も多くあるので、ぜひチェンバロの音色もお楽しみください!

【スカルラッティ】数ある鍵盤作品の中から名曲、代表曲をご紹介!(11〜20)

ソナタ ニ長調 K.140(L.107)Domenico Scarlatti

バロック音楽の名作として知られる鍵盤ソナタ。

明るいニ長調の調性を活かし、軽快なリズムと華やかなメロディが特徴的です。

3〜4分程度の短い曲ながら、スカルラッティの創造性と技巧が凝縮された1曲。

繰り返しのパターンや左右の手の対話など、バロック音楽特有の要素が随所に見られます。

とくに右手と左手が交互に駆け抜けるフレーズは、聴き手に躍動感を与えてくれますね。

技巧的には難易度が高いものの、活気に満ちた音楽は聴衆を楽しませてくれることでしょう。

ピアノ学習者の方はもちろん、バロック音楽に興味のある方にもぜひ聴いていただきたい1曲です。

ソナタ ハ長調 K.460(L.324)Domenico Scarlatti

Scarlatti : Sonate en Do Majeur K 460 L 324 (Allegro) par Giulia Nuti – #Scarlatti555
ソナタ ハ長調 K.460(L.324)Domenico Scarlatti

軽快で楽しげな印象を与える冒頭の主題が特徴的な、スカルラッティの代表作の一つです。

4/4拍子のアレグロで構成されており、約5分から6分程度の比較的長い作品。

プラルトリラーなどの装飾音が随所にちりばめられた流れるような旋律と、時折挿入される力強い和音が、曲に変化と深みを与えています。

二部形式をとっており、前半部分では主調から属調への転調が行われ、後半で再び主調に戻るという構造を持っています。

技術的には中級程度の難易度とされ、左右の手の交差や広範な音域のアルペジオ、素早いポジション移動を要する跳躍など、演奏者には高度な技術が求められます。

鍵盤音楽の魅力を存分に味わいたい方にオススメですよ。

ソナタ ヘ長調 K.44(L.432)Domenico Scarlatti

Scarlatti: Sonata in F major K. 44 – Anthony di Bonaventura, 1988
ソナタ ヘ長調 K.44(L.432)Domenico Scarlatti

軽快で流れるような右手のパッセージと、左手の単調ながらも美しい和音とのコントラストが印象的な本作。

シンプルな構成ながらも、和声の変化や旋律の展開に工夫が凝らされており、演奏者の表現力が求められます。

前半部分は形式的な区切りが明確で、和声や旋律も複雑でなく、非常に馴染みやすい曲調。

後半では、2小節ごとの長短の和音の変化が音楽に新鮮さを与えており、前半、後半の終盤では、オクターブ和音で主和音が連続して打ち鳴らされ、堂々とした響きで調が強調される構成となっています。

弾き手も聴き手も飽きさせないメリハリが魅力的ですね。

ソナタ ト短調 K.30(L.499)「猫のフーガ」Domenico Scarlatti

ソナタ ト短調(Sonata in G minor)K.30(L.499):モデラート。

通称「猫のフーガ」。

スカルラッティの愛猫はチェンバロの鍵盤の上を横切る習慣があり、そこから一つのフレーズを書き出したという伝説によります。

演奏は、エレイン・コンパローネさん。

ソナタ ヘ長調 K.85(L.166)、ソナタ ハ短調 K.40(L.357)、ソナタ 変ロ長調 K.70(L.50)、ソナタ ハ長調 K.95(L.358)、ソナタ ハ短調 K.56(L.356)Domenico Scarlatti

ソナタ ヘ長調(Sonata in F Major)K.85(L.166)、ソナタ ハ短調(Sonata in C minor)K.40(L.357)、ソナタ 変ロ長調(Sonata in Bb Major)K.70(L.50)、ソナタ ハ長調(Sonata in C major)K.95(L.358)、ソナタ ハ短調(Sonata in C minor)K.56(L.356)。

演奏はアリス・アデールさん。

合奏協奏曲第12番 ニ長調Domenico Scarlatti

D. Scarlatti Ch. Avison: Concerto grosso in D-major, no.12 – Croatian Baroque Ensemble
合奏協奏曲第12番 ニ長調Domenico Scarlatti

合奏協奏曲第12番 ニ長調、第1楽章:グラーヴェ – Temporeggiato、第2楽章:ラルゴ – テンポ・ジェスト、第3楽章:アレグロ・スピリトーソ。

演奏は、クロアチア・バロック・アンサンブル、ソリストはアレッサンドロ・タンピエーリさんです。

【スカルラッティ】数ある鍵盤作品の中から名曲、代表曲をご紹介!(21〜30)

ソナタ ニ短調 K.213(L.108)、ソナタ ホ長調 K.20(L.375)Domenico Scarlatti

ソナタ ニ短調(Sonata in D minor)K.213(L.108):アンダンテ、ソナタ ホ長調(Sonatas in E major)K.20(L.375):プレスト。

演奏は、ウクライナ・キエフ出身のピアニスト:アンナ・フェドロヴァさん。

マチネー・イン・カーサ・モーツァルトでの模様です。