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【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち

ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。

数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。

グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。

本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。

ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!

もくじ

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(61〜80)

ホルベルク組曲 第1曲「前奏曲」Edvard Grieg

グリーグ:《ホルベルク組曲》より 第1曲 「前奏曲」 Op.40-1/田中 梨瑚(第46回入賞者記念コンサートB級[金賞])
ホルベルク組曲 第1曲「前奏曲」Edvard Grieg

ノルウェーが生んだロマン派の天才作曲家エドヴァルド・グリーグ。

1884年、ノルウェーの知識人ルートヴィヒ・ホルベルクの生誕200周年を記念して作曲したのが、この名作です。

本作は、バロック時代の組曲を模した5つの楽章で構成されており、第1曲目はエネルギッシュな前奏曲。

バッハの作品を思わせる高尚な雰囲気にあふれ、キラキラと輝くようなメロディは聴衆の心をつかむこと間違いなしです!

指の基礎練習を重ねながら丁寧に取り組むことで、華やかな世界観を存分に表現できるでしょう。

発表会で堂々と演奏する姿を思い描きながら、練習に励んでみてはいかがですか?

ワルツEdvard Grieg

Grieg : Walzer Op.12-2 from Lyrischestucke グリーグ:ワルツ Op.12-2 (叙情小曲集より)
ワルツEdvard Grieg

グリーグの豊かな叙情性が遺憾なく発揮され彼の代表作となった『抒情小曲集』の中の1曲。

曲名にもある通り、ワルツのリズムである3拍子で書かれている曲です。

曲に合わせてワルツが踊れるように、3拍子を意識しながら弾きたいですね。

グリークはノルウェーを代表するピアニスト・作曲家ですが、彼の作品の中にはどこかノスタルジックな民族的性格を持つ物が多くあります。

この曲も、「ワルツ」という社交的なダンスのリズムの中に、民族的なメロディーが絶妙に絡みあっている魅力的な1曲です。

叙情小曲集第8集より「トロルドハウゲンの婚礼の日」Edvard Grieg

グリーグ:抒情小曲集第8集より「トロルドハウゲンの婚礼の日」 作品65-6
叙情小曲集第8集より「トロルドハウゲンの婚礼の日」Edvard Grieg

軽快で楽しいリズムから始まる曲です。

結婚が嬉しくて嬉しくて2人そろって小躍りしてしまいそうな様子です。

中間部は静かになるが再び明るいリズムに戻ります。

最後は周りの割れんばかりの拍手が聴こえるようです。

聴いていると嬉しくてついにやけてしまいそうな楽曲であります。

抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」Edvard Grieg

第38回入賞者記念コンサート A1級[金賞] 石原琢巳/グリーグ:パック Op.71-3
抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグが1901年に作曲した『抒情小品集 第10集 Op.71 第3曲「小妖精」』は、幻想的な世界観を持つピアノソロの楽曲です。

この曲は、ノルウェーの風土が生んだ民話や自然の美しさを音に託した作品で、小学校低学年の子供たちにとっても親しみやすい響きをもっています。

取り組む際は、軽やかなタッチで妖精が舞うようなイメージを持ちながら、ペダリングやリズムの正確さに注意して練習することがポイント!

コンクール曲としてこの曲に取り組むことで、音楽の奥深さやピアノ演奏の楽しさを実感できるはずです。

抒情小品集第10曲-2「夏の夕べ」Edvard Grieg

グリーグ 抒情小品第10集夏の夕べ Grieg Lyrical pieces “Summer Evening” (piano : Walter Gieseking)
抒情小品集第10曲-2「夏の夕べ」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグの名曲『抒情小品集第10曲-2「夏の夕べ」』。

タイトルの通り、夏の夕べをイメージさせる淡い曲調に仕上げられた作品なのですが、おもしろいことに一部のフレーズではジャズのようなメロディーがかなでられます。

恐らく、グリーグのルーツであるノルウェーの民族音楽を主体とした国民楽派の一面が、このような現代的なメロディーを生んだのでしょうね。

非常にエモーショナルな作品ですので、ぜひ卒業アルバムでも片手に楽しんでくださいませ。

抒情小曲集 第1集 作品12「アリエッタ」Edvard Grieg

その名の通りの抒情的で美しい作品が収録されたエドヴァルド・グリーグの『抒情小曲集』は、全66曲からなるピアノ小品集です。

全10集に分かれており、『アリエッタ』は第1集の冒頭に収録されています。

第1集が出版された1867年は、グリーグが妻であるニーナ・ハーゲルップと結婚した年。

およそ34年後に出版された第10集の最終曲『余韻』に『アリエッタ』のモチーフが変奏された形であらわれ、曲集の幕が下ろされています。