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【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち

ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。

数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。

グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。

本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。

ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!

もくじ

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(41〜60)

ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード Op.24Edvard Grieg

ノルウェーの国民的作曲家エドヴァルド・グリーグの音楽は、ノルウェーの民族的な伝統に根ざしており、母国の荒々しい自然やフィヨルドを思わせる温かみのあるメロディが特徴的。

若い頃から音楽への強い関心を示し、さまざまな音やハーモニーを探求していた彼は、ノルウェーの民謡をもとにした14の変奏曲とコーダから成る大作を作曲しました。

この曲には、彼自身の深い悲しみと絶望が込められており、技巧的にも感情的にも非常に充実した作品となっています。

クラシック音楽に親しみのある方はもちろん、まだあまりなじみのない方にもぜひ聴いていただきたい、グリーグの代表的なピアノ曲の一つです。

ピアノソナタ ホ短調 Op.7 第1楽章Edvard Grieg

2022ピティナPre特級二次 グリーグ:ピアノ・ソナタ,Op.7 三井 柚乃:Mitsui, Yuno
ピアノソナタ ホ短調 Op.7 第1楽章Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグが22歳のときに作曲した『ピアノソナタ ホ短調 Op.7』は、グリーグ唯一のピアノソナタであり、初期の意欲的な試みが詰まった作品です。

第1楽章では自身のイニシャル「E.H.G」を用いてメロディを開始するなど独自の技法が見られ、メロディが1オクターヴを超える音域で下降することでダイナミックな印象を与えています。

民族音楽的な特徴こそ強くありませんが、後の彼の作品へとつながる音楽的特徴が随所に感じられる1曲です。

ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16Edvard Grieg

Ryoma TAKAGI performed Grieg Piano Concerto with New Japan Phil for J-LODlive
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16Edvard Grieg

ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグの唯一のピアノ協奏曲『ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16』。

25歳の若さで書かれたこの作品は、グリーグの初期の傑作とされています。

この作品は、3つの楽章で構成され、ソナタ形式、複合三部形式、ロンドソナタ形式が採用されているのが特徴。

第1楽章の流れ落ちるようなピアノのフレーズはフィヨルドの滝を、第2楽章の弦楽器の旋律は柔らかな充実感を、第3楽章は軽快で荘厳な雰囲気を表現しています。

シューマンの影響を受けつつ、「真の北欧の魂」と評されるグリーグならではの世界観が詰まった名曲です。

ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第3曲「アニトラの踊り」Edvard Grieg

アニトラの踊り – ペール・ギュント(グリーグ)Grieg – Anitra’s Dance – Peer Gynt − pianomaedaful
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第3曲「アニトラの踊り」Edvard Grieg

母国ノルウェーの音楽の伝統に深い愛情を注ぎ、民族的な色彩を作品に織り込んだエドヴァルド・グリーグ。

自然豊かな故郷の風景や、北欧の神秘的な雰囲気を感じさせる彼の作品は、今なお世界中の人々を魅了してやみません。

『ペール・ギュント』第1組曲に収められた『アニトラの踊り』は、主人公が旅の途中で出会う美しい娘、アニトラの踊りの様子を表現した、軽快でリリカルなメロディが印象的な楽曲。

ノルウェーの大自然に思いをはせながら、この名曲に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第4曲「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

グリーグ #山の魔王の宮殿にて #ピアニスト 近藤由貴/Grieg: In the Hall of the Mountain King, Yuki Kondo
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第4曲「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

母国ノルウェーを愛し、ノルウェーの民族音楽から着想を得て数々の作品を生み出した国民楽派の作曲家、エドヴァルド・グリーグ。

代表作『ペール・ギュント』のなかの1曲『山の魔王の宮殿にて』は、静かでゆっくりと始まる主題が次第にスピードと音量を増していく構造が印象的な作品です。

主人公ペールが出会った脅威に満ちた場面を、力強いピアノの音色で表現しているこの曲は、発表会やコンサートの曲目としてだけでなく、テレビCMや映画のBGMとしても使用され、幅広く親しまれています。

ペール・ギュント第2組曲 より「ソルヴェイグの歌」Edvard Grieg

グリーグ:《ペール・ギュント》 第2組曲 Op.55-4 「ソルヴェイグの歌」
ペール・ギュント第2組曲 より「ソルヴェイグの歌」Edvard Grieg

ノルウェー音楽から影響を受けた、国民楽派の代表的な存在として知られている、ノルウェー出身の作曲家、エドヴァルド・グリーグ。

オーレ・ブルやニルス・ゲーゼを師に持ち、職業的な演奏家にはなりませんでしたが、すさまじいピアノのテクニックを持っていたことで知られています。

そんな彼の代表的な作品の一つが、こちらの『ペール・ギュント第2組曲 より「ソルヴェイグの歌」』。

切なさや美しさはもちろんのこと、冒険をイメージさせるようなミステリアスなメロディーが登場したりと、一つの作品のなかにさまざまなイメージが膨らみます。