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【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち

ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。

数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。

グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。

本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。

ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!

もくじ

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(1〜20)

ホルベルク組曲 作品40Edvard Grieg

グリーグ/ホルベルク組曲 1.前奏曲,Op.40/演奏:西畑久美子
ホルベルク組曲 作品40Edvard Grieg

ホルベルクとは、ノルウェー文学の父と呼ばれた作家のことです。

グリーグが40歳の頃に、ホルベルク生誕200年祭のために作曲されました。

舞曲形式から成り、グリーグらしい弾むような表現が随所にちりばめられた楽曲です。

ノルウェー舞曲 作品35Edvard Grieg

グリーグ「ノルウェー舞曲」 ウェルドン / ロイヤル・フィル
ノルウェー舞曲 作品35Edvard Grieg

ノルウェー舞曲は、4曲の小曲から成り立っています。

はじめはピアノの連弾として作曲されましたが、現在はオーケストラによって演奏されています。

冒頭は力強く細かいリズムによって演奏されていきますが、中間部からはファゴットの柔らかい響きによって、曲の雰囲気も変化していきます。

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(21〜40)

幻影Edvard Grieg

グリーグ 抒情小品第6集3番 “幻影” Op.57・ミズキ
幻影Edvard Grieg

幻影を探し求めているように旋律が奏でられ、どこか悲しい音階的旋律が流れていきます。

半音階の部分は、まるで探し疲れたか迷いながらも懸命に探しているように聴こえてきます。

最後には、最初と同じ曲想に戻り静かに終わります。

ピアノ三重奏のためのアンダンテ・コン・モートEdvard Grieg

Seri plays Mendelssohn Piano Trio No.1,Op.49 II. Andante con molto tranquillo
ピアノ三重奏のためのアンダンテ・コン・モートEdvard Grieg

グリーグの未完の作品として知られるこの曲は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための美しい三重奏です。

1878年に作曲されながら、約100年後の1978年に初めて出版されました。

単一の力強いテーマがドラマティックに展開され、3つの楽器全てによる壮大なクライマックスへと導かれていきます。

グリーグ特有のノルウェーの自然を思わせる暖かな旋律と、深い感情表現が魅力的。

クラシック音楽ファンはもちろん、北欧の風景に思いを馳せたい方にもオススメの1曲です。

郷愁Edvard Grieg

グリーグ 抒情小品集第6集 Op 57-6 “郷愁”
郷愁Edvard Grieg

とてもセンチメンタルな曲想です。

実際にこの楽曲は、グリーグが異国に滞在中に、故郷を思いながら作曲したそうです。

右手と左手の重なり合う和音が、グリーグ自身の早く帰りたくてたまらない心の内をしっかりと表現しています。

君を愛すEdvard Grieg

ロマン派を代表する作曲家、エドヴァルド・グリーグが21歳のときに婚約者に捧げた歌曲。

グリーグの作品5『4つの心の歌』の第3曲として収録されました。

アンデルセンの詩に基づいており、愛する人への深い思いが込められています。

シンプルながら情熱的な旋律と、永遠の愛を誓う歌詞が見事に融合しています。

結婚式や記念日の演奏曲としても親しまれており、大切な人と聴くのがオススメ。

ヴァイオリンとピアノの編曲版もあり、さまざまな楽器編成で楽しめるのも魅力的です。