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【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち

ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。

数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。

グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。

本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。

ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!

もくじ

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(1〜20)

弦楽四重奏曲ト短調 作品27Edvard Grieg

とても力強いパッセージで始まりますが、その後に激しい旋律が奏でられていきます。

中間部になると穏やかな顔を見せますが、チェロの低音部がトリルで表現されているため、どこか不安げな気持ちになります。

後半になると、解放的で柔らかな曲想に。

後世にも大きな影響をもたらした、独創的で挑戦的な弦楽四重奏曲の一つです。

ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード 作品24Edvard Grieg

『ペール・ギュント』が完成された1875年から翌1876年にかけて作曲されたピアノ曲。

楽曲の全体的が和音進行で演奏されています。

曲想は何とも言えないノスタルジックで、どこか切なくなる感情が表れています。

2つのノルウェーの旋律 作品63Edvard Grieg

Grieg: Two Nordic melodies op. 63 – Thomas Dausgaard & Helsinki Philharmonic
2つのノルウェーの旋律 作品63Edvard Grieg

ノルウェーの豊かな自然と文化を音楽で表現した作品。

弦楽合奏のための2つの楽章から成り、民謡や舞曲の旋律を巧みに取り入れています。

第1曲は、哀愁漂う旋律が5回の変奏で展開され、徐々に盛り上がりを見せます。

第2曲は、のどかな「牛寄せ歌」と軽快な「足踏み踊り」が対照的に描かれ、ノルウェーの風景や人々の暮らしが目に浮かぶよう。

1895年に作曲された本作は、グリーグの民族音楽への深い愛情が感じられる名曲です。

ノルウェーの自然や文化に興味がある方、心温まる弦楽の響きを楽しみたい方にオススメの1曲です。

チェロソナタイ短調Edvard Grieg

グリーグが兄ヨーンのために書いた唯一のチェロソナタ。

3楽章構成で、豊かな表現力と情感あふれる旋律が印象的です。

第1楽章は激しく情熱的、第2楽章は穏やかで美しく、第3楽章はノルウェー民俗舞踊の躍動感が感じられます。

グリーグの故郷ノルウェーの自然や風景を思わせる音楽性と、ドイツロマン派の影響が見事に融合した作品。

1883年10月にドレスデンで初演され、グリーグ自身がピアノを演奏しました。

チェロとピアノの対話が生み出す深い情感は、聴く人の心に強く響きます。

ノルウェーの風土や民族性を感じたい方にオススメですよ。

リカルド・ノルドローク追悼の葬送行進曲 EG107Edvard Grieg

葬送行進曲の形式をとりながら、ノルウェーの民族音楽の要素を巧みに取り入れた本作。

変ロ短調の重厚な主部と、長調の中間部から構成され、ノルウェー風の旋律が特徴的です。

親友の早すぎる死を悼む深い悲しみと、彼への敬意が込められた曲調は、聴く者の心に染み入るような感動を与えます。

グリーグ自身も本作を非常に高く評価し、自身の葬儀でも演奏を望んでいました。

ノルウェーの荒々しい自然や民族性を感じさせる音楽に興味がある方にぜひオススメしたい1曲です。

山の娘 作品67Edvard Grieg

Grieg: Møte from Haugtussa, Op.67 (Lyric Video), Lise Davidsen & Leif Ove Andsnes
山の娘 作品67Edvard Grieg

ノルウェーの民俗音楽を取り入れたこの作品は、羊飼いの娘ヴェスレモイの恋と失恋を描いた8曲からなる連作歌曲集です。

シューベルトの『美しき水車小屋の娘』の女性版とも評され、女性の視点から描かれた恋愛物語として独特の魅力を放っています。

ブルーベリーの丘での想像や、若者との出会い、そして心の浄化を求める様子など、娘の心情を繊細に表現。

北欧の自然や神秘的な要素が色濃く反映され、グリーグの民族主義的作風を代表する傑作として知られています。

北欧の風景や文化に興味がある方、そして人間の感情の機微を音楽で味わいたい方にオススメの1曲です。