【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち
ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。
数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。
グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。
本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。
ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!
【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(1〜10)
抒情小曲集「蝶々」作品43-1Edvard Grieg

グリーグの作品の中でもとりあげられることが多い名曲。
きらびやかな上下するピアノの音が、まるで美しい蝶がたくさん飛び交っている様子を想像させてくれます。
随所に聴こえるタッタタッタというリズムは、蝶の力強い羽音そのものを表現しているかのようです。
弦楽四重奏曲ト短調 作品27Edvard Grieg

とても力強いパッセージで始まりますが、その後に激しい旋律が奏でられていきます。
中間部になると穏やかな顔を見せますが、チェロの低音部がトリルで表現されているため、どこか不安げな気持ちになります。
後半になると、解放的で柔らかな曲想に。
後世にも大きな影響をもたらした、独創的で挑戦的な弦楽四重奏曲の一つです。
「ペール・ギュント」第1組曲「朝」作品46-1Edvard Grieg

組曲「ペール・ギュント」より、第1組曲の中に入っているとても有名な曲。
冒頭のフルートの旋律が日の出を連想させ、ファゴットに引き継がれた後、さまざまな楽器の音色が重なっていきます。
音も大きくなっていき、完全な朝の風景が想像できる1曲ですね。
ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード 作品24Edvard Grieg
『ペール・ギュント』が完成された1875年から翌1876年にかけて作曲されたピアノ曲。
楽曲の全体的が和音進行で演奏されています。
曲想は何とも言えないノスタルジックで、どこか切なくなる感情が表れています。
ホルベルク組曲 作品40Edvard Grieg

ホルベルクとは、ノルウェー文学の父と呼ばれた作家のことです。
グリーグが40歳の頃に、ホルベルク生誕200年祭のために作曲されました。
舞曲形式から成り、グリーグらしい弾むような表現が随所にちりばめられた楽曲です。