【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち
ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。
数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。
グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。
本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。
ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!
【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(21〜30)
ピアノソナタOp7Edvard Grieg

このピアノソナタは、1865年に作曲されました。
全体的に、自由で模倣的にピアノが奏でられていきます。
分散和音が随所にちりばめられ、煌びやかな感じを受けたかと思えば、不協和音的な響きによって、どこか古典的な雰囲気が醸し出されています。
抒情小品集 第5集 Op.54 第3曲「小人の行進」Edvard Grieg

ノルウェーの国民的作曲家エドヴァルド・グリーグ。
若い頃から音楽への情熱を燃やし、郷土の民俗音楽に根差したリリカルで洗練された作品を残しました。
『抒情小品集 第5集 Op.54』は、1891年に発表された5曲からなるピアノ曲集。
中でも『小人の行進』は、ノルウェーの伝承に登場する妖精トロルをイメージした茶目っ気のある小品で、起伏に富んだ技巧的な旋律が魅力です。
曲調の異なる主部と中間部が交互にあらわれる構成で、物哀しくも美しい北欧の世界を感じさせます。
ピアノ三重奏のためのアンダンテ・コン・モートEdvard Grieg

グリーグの未完の作品として知られるこの曲は、ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための美しい三重奏です。
1878年に作曲されながら、約100年後の1978年に初めて出版されました。
単一の力強いテーマがドラマティックに展開され、3つの楽器全てによる壮大なクライマックスへと導かれていきます。
グリーグ特有のノルウェーの自然を思わせる暖かな旋律と、深い感情表現が魅力的。
クラシック音楽ファンはもちろん、北欧の風景に思いを馳せたい方にもオススメの1曲です。
君を愛すEdvard Grieg

ロマン派を代表する作曲家、エドヴァルド・グリーグが21歳のときに婚約者に捧げた歌曲。
グリーグの作品5『4つの心の歌』の第3曲として収録されました。
アンデルセンの詩に基づいており、愛する人への深い思いが込められています。
シンプルながら情熱的な旋律と、永遠の愛を誓う歌詞が見事に融合しています。
結婚式や記念日の演奏曲としても親しまれており、大切な人と聴くのがオススメ。
ヴァイオリンとピアノの編曲版もあり、さまざまな楽器編成で楽しめるのも魅力的です。
アニトラの踊りEdvard Grieg

「ペールギュント」の中の代表作の一つです。
アニトラがペール・ギュントの財産を狙って、誘惑しようとするダンス曲です。
冒頭から終わりまで、和音系で演奏されていきます。
その奏法やピアノの響きは、まるでバッハのバロック音楽を想起させます。