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【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち

ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。

数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。

グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。

本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。

ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(31〜40)

piano concerto A-mol op.16Grieg

グリーグ ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 第一楽章
piano concerto A-mol op.16Grieg

ノルウェーの作曲家グリークのピアノ曲。

この曲を作った時、グリークは25歳だったそうですが、これがあまりに傑作すぎて、以降ピアノ協奏曲は作曲しませんでした。

冒頭のフレーズは誰でも一度は聴いたことがある有名なフレーズです。

森の静けさEdvard Grieg

グリーグ 抒情小品第10集 森の静けさ (ギーゼキング)
森の静けさEdvard Grieg

冒頭の高い音の和音が、太陽の光を表しているかのようです。

その後すぐに奏でられる穏やかな旋律は、森の木々の間から差し込む光を表現しているように思います。

ほんの少しの間が短調になりますが、これはにわか雨が降る様子を感じさせます。

その後は、冒頭の太陽の光が再現されます。

抒情小品集第10曲-2「夏の夕べ」Edvard Grieg

グリーグ 抒情小品第10集夏の夕べ Grieg Lyrical pieces “Summer Evening” (piano : Walter Gieseking)
抒情小品集第10曲-2「夏の夕べ」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグの名曲『抒情小品集第10曲-2「夏の夕べ」』。

タイトルの通り、夏の夕べをイメージさせる淡い曲調に仕上げられた作品なのですが、おもしろいことに一部のフレーズではジャズのようなメロディーがかなでられます。

恐らく、グリーグのルーツであるノルウェーの民族音楽を主体とした国民楽派の一面が、このような現代的なメロディーを生んだのでしょうね。

非常にエモーショナルな作品ですので、ぜひ卒業アルバムでも片手に楽しんでくださいませ。

詩的な音の絵 Op.3 第5曲Edvard Grieg

グリーグ :《詩的な音の絵》 Op.3より 第5番/秋田 佳乃羽(第46回入賞者記念コンサートA1級[金賞])
詩的な音の絵 Op.3 第5曲Edvard Grieg

ノルウェーの作曲家、エドヴァルド・グリーグの『詩的な音の絵 Op.3』は、彼が21歳の時に発表した若さあふれる感性と圧倒的な才能が光るピアノ曲集。

明るく穏やかな曲調が特徴的な第5曲は、ロマンティックで叙情的な旋律が印象的な作品です。

グリーグならではの豊かな表現力とピアニスティックな書法は、ピアノを学ぶ人にとって大変勉強になるはず。

ピアノの練習曲としてだけでなく、音楽の楽しさや美しさを味わえる1曲として、ぜひ演奏してみてください。

ペール・ギュント 第1組曲 作品46より「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

Edvard Grieg: In the Hall of the Mountain King // Nicolò Foron & London Symphony Orchestra
ペール・ギュント 第1組曲 作品46より「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグ書いた劇付随音楽の一部、『ペール・ギュント』。

そのなかの『山の魔王の宮殿にて』は、北欧の民話的な要素が詰まっています。

トロールの世界の不気味さを表現しており、まるで物語を聴いているよう。

ペール・ギュントという冒険者が、トロールたちに追われる様子を描いており、だんだんとテンポが速まり迫力を増していく展開は聴く人を引き込んでいきます。

1875年に初演されましたが、今でもコンサートの人気プログラムの一つ。

ハロウィンの夜に、不思議な世界へ旅立つ気分で楽しんでみてはいかがでしょうか。