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【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち

ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。

数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。

グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。

本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。

ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!

もくじ

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(41〜60)

森の静けさEdvard Grieg

グリーグ 抒情小品第10集 森の静けさ (ギーゼキング)
森の静けさEdvard Grieg

冒頭の高い音の和音が、太陽の光を表しているかのようです。

その後すぐに奏でられる穏やかな旋律は、森の木々の間から差し込む光を表現しているように思います。

ほんの少しの間が短調になりますが、これはにわか雨が降る様子を感じさせます。

その後は、冒頭の太陽の光が再現されます。

風の精Edvard Grieg

グリーグ 抒情第7集”風の精”Op 62-1
風の精Edvard Grieg

とても細かく軽やかに弾むようなリズムは、自由にあっちへこっちへ飛び回る風の精を想像させてくれます。

半音階的に奏でられる部分は、風の精が飛んだ後の輝く線を表しているかのようです。

終わりの部分は、風の精が今の場所から消えるようにディクレッシェンドされています。

ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第1曲「朝」Edvard Grieg

Edvard Grieg – Peer Gynt : Morning Mood – Piano Solo | Leiki Ueda
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第1曲「朝」Edvard Grieg

イントロの旋律を聴けば、ほとんどの方が「朝がきたなあ」と感じるのではないでしょうか。

テレビ番組などで朝に絡んだシーンのBGMとしても多く使われており、曲の詳細を知らずとも、日本人としては爽やかな朝を思わずイメージしてしまうこちらの『朝』は、ノルウェーの作曲家であるエドヴァルド・グリーグが手掛けた組曲『ペール・ギュント』の1曲です。

朝にぴったりの美しい旋律は、演奏者や聴衆を心地よい気分に導いてくれます。

この曲のモデルとなった戯曲のストーリーや作者がこの曲に込めた思いを知ることで、より深みのある演奏に仕上がるでしょう。

ホルベルク組曲(ホルベアの時代より)Op.40 第1曲「前奏曲」Edvard Grieg

グリーグ:《ホルベルク組曲》より 第1曲 「前奏曲」 Op.40-1/田中 梨瑚(第46回入賞者記念コンサートB級[金賞])
ホルベルク組曲(ホルベアの時代より)Op.40 第1曲「前奏曲」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグが1884年に作曲した『ホルベルク組曲』。

『組曲「ホルベアの時代より」』のタイトルでも知られるこちらの曲集は、バロック時代の組曲のスタイルに習って作られており、第1曲目の『前奏曲』にもバッハの『平均律クラヴィーア曲集』のような高貴な雰囲気が感じられます。

細かい音符を正確に演奏するためには、指先への意識やテクニック練習が必須。

部分的に取り出しながら丁寧に練習し、粒がそろった美しい演奏を発表会で披露しましょう!

抒情小曲集 第1集 Op.12 第1曲「アリエッタ」Edvard Grieg

その名の通り抒情的で美しい作品が収録されたエドヴァルド・グリーグの『抒情小曲集』は、全66曲からなるピアノ小品集。

全10集に分かれており、『アリエッタ』は第1集の冒頭に収録されています。

第1集が出版された1867年は、グリーグが妻であるニーナ・ハーゲルップと結婚した年。

およそ34年後に出版された第10集の最終曲『余韻』に『アリエッタ』のモチーフが変奏された形であらわれ、曲集の幕が下ろされています。

抒情小曲集 第8集 Op.65 第6曲「トロルドハウゲンの婚礼の日」Edvard Grieg

【解説付】グリーグ 抒情小曲集より「トロルドハウゲン婚礼の日」/Wedding day at Troldhaugen Op.65-6 / Edvard Grieg
抒情小曲集 第8集 Op.65 第6曲「トロルドハウゲンの婚礼の日」Edvard Grieg

ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグが30年以上にわたって書き続けたピアノ曲集『抒情小曲集』の第8集に収録されている『トロルドハウゲン婚礼の日』。

トロルドハウゲンはグリーグと妻ニーナが過ごした土地の名前で、この曲はニーナにささげられた作品です。

曲中のさまざまなテーマは、それぞれテンポも曲調もまったく異なるため、表現力を身につける練習としても最適!

具体的なシーンを自分なりに想像しながら弾いてみると、より情感豊かに演奏できるでしょう。