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【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち

ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。

数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。

グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。

本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。

ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(41〜50)

ピアノソナタ ホ短調 Op.7 第1楽章Edvard Grieg

2022ピティナPre特級二次 グリーグ:ピアノ・ソナタ,Op.7 三井 柚乃:Mitsui, Yuno
ピアノソナタ ホ短調 Op.7 第1楽章Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグが22歳のときに作曲した『ピアノソナタ ホ短調 Op.7』は、グリーグ唯一のピアノソナタであり、初期の意欲的な試みが詰まった作品です。

第1楽章では自身のイニシャル「E.H.G」を用いてメロディを開始するなど独自の技法が見られ、メロディが1オクターヴを超える音域で下降することでダイナミックな印象を与えています。

民族音楽的な特徴こそ強くありませんが、後の彼の作品へとつながる音楽的特徴が随所に感じられる1曲です。

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(51〜60)

ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16Edvard Grieg

Ryoma TAKAGI performed Grieg Piano Concerto with New Japan Phil for J-LODlive
ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16Edvard Grieg

ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグの唯一のピアノ協奏曲『ピアノ協奏曲 イ短調 Op.16』。

25歳の若さで書かれたこの作品は、グリーグの初期の傑作とされています。

この作品は、3つの楽章で構成され、ソナタ形式、複合三部形式、ロンドソナタ形式が採用されているのが特徴。

第1楽章の流れ落ちるようなピアノのフレーズはフィヨルドの滝を、第2楽章の弦楽器の旋律は柔らかな充実感を、第3楽章は軽快で荘厳な雰囲気を表現しています。

シューマンの影響を受けつつ、「真の北欧の魂」と評されるグリーグならではの世界観が詰まった名曲です。

ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第3曲「アニトラの踊り」Edvard Grieg

アニトラの踊り – ペール・ギュント(グリーグ)Grieg – Anitra’s Dance – Peer Gynt − pianomaedaful
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第3曲「アニトラの踊り」Edvard Grieg

母国ノルウェーの音楽の伝統に深い愛情を注ぎ、民族的な色彩を作品に織り込んだエドヴァルド・グリーグ。

自然豊かな故郷の風景や、北欧の神秘的な雰囲気を感じさせる彼の作品は、今なお世界中の人々を魅了してやみません。

『ペール・ギュント』第1組曲に収められた『アニトラの踊り』は、主人公が旅の途中で出会う美しい娘、アニトラの踊りの様子を表現した、軽快でリリカルなメロディが印象的な楽曲。

ノルウェーの大自然に思いをはせながら、この名曲に酔いしれてみてはいかがでしょうか。

ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第4曲「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

グリーグ #山の魔王の宮殿にて #ピアニスト 近藤由貴/Grieg: In the Hall of the Mountain King, Yuki Kondo
ペール・ギュント 第1組曲 Op.46 第4曲「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

母国ノルウェーを愛し、ノルウェーの民族音楽から着想を得て数々の作品を生み出した国民楽派の作曲家、エドヴァルド・グリーグ。

代表作『ペール・ギュント』のなかの1曲『山の魔王の宮殿にて』は、静かでゆっくりと始まる主題が次第にスピードと音量を増していく構造が印象的な作品です。

主人公ペールが出会った脅威に満ちた場面を、力強いピアノの音色で表現しているこの曲は、発表会やコンサートの曲目としてだけでなく、テレビCMや映画のBGMとしても使用され、幅広く親しまれています。

ペール・ギュント 第1組曲 作品46「オーゼの死」Edvard Grieg

グリーグは、ノルウェーの音楽家です。

1874年、ノルウェーの戯曲作家イプセンの依頼を受け、戯曲「ペール・ギュント」の付随音楽をグリーグが作りました。

第2曲「オーゼの死」は、ペールが祖母オーゼの死を見守る様子が描かれている哀歌です。

ペール・ギュント 第1組曲 作品46「山の魔王の宮殿で」Edvard Grieg

グリーグ #山の魔王の宮殿にて #ピアニスト 近藤由貴/Grieg: In the Hall of the Mountain King, Yuki Kondo
ペール・ギュント 第1組曲 作品46「山の魔王の宮殿で」Edvard Grieg

ノルウェーの作曲家、エドヴァルド・グリーグが手掛けた組曲『ペール・ギュント』は、ノルウェーの劇作家イプセンの戯曲のために作られた劇付随音楽の一部。

その中の「山の魔王の宮殿で」は、主人公ペール・ギュントがトロールたちに追い詰められる場面を描いています。

緊張感と不気味さを増すため、徐々にテンポと音量が増していく構成が特徴的。

静かに始まり、クライマックスに向けて加速していく展開は、迫り来る危機感を見事に表現しています。

ノルウェー民族音楽の影響を受けたスタイルも感じられ、グリーグの「国民楽派」としての一面がうかがえますね。

ハロウィンの雰囲気作りにぴったりの1曲。

不気味で幻想的な世界観を楽しみたい方にオススメです。

ペール・ギュント 第1組曲 作品46より「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

Edvard Grieg: In the Hall of the Mountain King // Nicolò Foron & London Symphony Orchestra
ペール・ギュント 第1組曲 作品46より「山の魔王の宮殿にて」Edvard Grieg

エドヴァルド・グリーグ書いた劇付随音楽の一部、『ペール・ギュント』。

そのなかの『山の魔王の宮殿にて』は、北欧の民話的な要素が詰まっています。

トロールの世界の不気味さを表現しており、まるで物語を聴いているよう。

ペール・ギュントという冒険者が、トロールたちに追われる様子を描いており、だんだんとテンポが速まり迫力を増していく展開は聴く人を引き込んでいきます。

1875年に初演されましたが、今でもコンサートの人気プログラムの一つ。

ハロウィンの夜に、不思議な世界へ旅立つ気分で楽しんでみてはいかがでしょうか。