【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち
ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。
数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。
グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。
本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。
ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!
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【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(11〜20)
チェロソナタイ短調Edvard Grieg

グリーグが兄ヨーンのために書いた唯一のチェロソナタ。
3楽章構成で、豊かな表現力と情感あふれる旋律が印象的です。
第1楽章は激しく情熱的、第2楽章は穏やかで美しく、第3楽章はノルウェー民俗舞踊の躍動感が感じられます。
グリーグの故郷ノルウェーの自然や風景を思わせる音楽性と、ドイツロマン派の影響が見事に融合した作品。
1883年10月にドレスデンで初演され、グリーグ自身がピアノを演奏しました。
チェロとピアノの対話が生み出す深い情感は、聴く人の心に強く響きます。
ノルウェーの風土や民族性を感じたい方にオススメですよ。
リカルド・ノルドローク追悼の葬送行進曲 EG107Edvard Grieg

葬送行進曲の形式をとりながら、ノルウェーの民族音楽の要素を巧みに取り入れた本作。
変ロ短調の重厚な主部と、長調の中間部から構成され、ノルウェー風の旋律が特徴的です。
親友の早すぎる死を悼む深い悲しみと、彼への敬意が込められた曲調は、聴く者の心に染み入るような感動を与えます。
グリーグ自身も本作を非常に高く評価し、自身の葬儀でも演奏を望んでいました。
ノルウェーの荒々しい自然や民族性を感じさせる音楽に興味がある方にぜひオススメしたい1曲です。
山の娘 作品67Edvard Grieg

ノルウェーの民俗音楽を取り入れたこの作品は、羊飼いの娘ヴェスレモイの恋と失恋を描いた8曲からなる連作歌曲集です。
シューベルトの『美しき水車小屋の娘』の女性版とも評され、女性の視点から描かれた恋愛物語として独特の魅力を放っています。
ブルーベリーの丘での想像や、若者との出会い、そして心の浄化を求める様子など、娘の心情を繊細に表現。
北欧の自然や神秘的な要素が色濃く反映され、グリーグの民族主義的作風を代表する傑作として知られています。
北欧の風景や文化に興味がある方、そして人間の感情の機微を音楽で味わいたい方にオススメの1曲です。
抒情小曲集「トロルの行進」作品54-3Edvard Grieg

ノルウェーの伝説に登場する妖精「トロル」の行進を描いた楽曲。
1891年に作曲、出版されました。
軽快で躍動感あふれるリズムと独特の和声進行が特徴的です。
冒頭のスタッカートの主題は、トロルたちの足取りを思わせ、中間部では雰囲気が一変し、愛らしさと輝きに満ちた旋律が展開されます。
この対比が曲全体に豊かな表情を与えていますね。
ノルウェーの荒々しい自然やフィヨルドを連想させる暖かみと旋律で、聴く人の心に鮮明なイメージを喚起させます。
北欧の神秘的な雰囲気や民族色豊かな音楽に興味がある方にオススメの1曲です。
抒情組曲 作品54Edvard Grieg

グリーグの『抒情組曲』は4つの楽章で構成され、それぞれが独特の雰囲気を持っています。
1904年に完成したこの組曲は、グリーグのピアノ曲『抒情小曲集』から選ばれた4曲を編曲したもので、彼の故郷への愛情が感じられます。
羊飼いの少年の牧歌的な情景、農民たちの力強い行進、静かな夜の風景、そして妖精たちの賑やかな行進が、豊かなオーケストレーションで見事に表現。
ノルウェーの風景や民話に興味がある方、心温まる旋律を求める方にオススメの1曲です。
ノルウェー舞曲 作品35Edvard Grieg

ノルウェー舞曲は、4曲の小曲から成り立っています。
はじめはピアノの連弾として作曲されましたが、現在はオーケストラによって演奏されています。
冒頭は力強く細かいリズムによって演奏されていきますが、中間部からはファゴットの柔らかい響きによって、曲の雰囲気も変化していきます。
【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(21〜30)
抒情小曲集 第5集 Op. 54 – 第3曲 小人の行進曲Edvard Grieg

冒頭の忍び寄るような旋律と、どこかユーモラスで軽快なリズムがハロウィンにぴったりの作品が、ノルウェーの作曲家エドワード・グリーグさんのピアノ小品です。
北欧の森にすむ妖精たちの行進を描いた本作は、不協和音が混じるスタッカートが、まるで小人たちのいたずらっぽい足音のように聞こえてきますよね。
中間部で一度、きらめくような美しいメロディに変わりますが、再び騒がしい行進に戻っていくドラマチックな展開も魅力です。
この楽曲は、1891年当時に公開されたピアノ曲集『抒情小曲集 第5集 Op. 54』に収められました。
楽しいけれど少し怖い、そんなハロウィンの雰囲気を演出したいときにぴったりですね!
ピアノで演奏すればパーティーが盛り上がること間違いなしなので、リズムの切れ味と音色の対比を意識して弾いてみましょう。





