RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち

ノルウェーの民族音楽からアイデアを得て、国民楽派の作曲家として注目されたエドヴァルド・グリーグ。

数々の名曲を残し、没後も後世にその名前をとどろかせました。

グリーグの作品は、ノルウェーの自然豊かな風景を連想させる美しい作品が多くあります。

本記事では、そんなグリーグの名曲、人気曲を紹介します。

ピアノ曲や歌曲、管弦楽曲や吹奏楽曲などさまざまなジャンルの作品があるので、クラシックに馴染みがある方もそうでない方も、ぜひ一度彼の作品に触れてみてください!

もくじ

【グリーグの名曲、人気曲】ノルウェーの自然を感じられる作品たち(1〜20)

抒情組曲 作品54Edvard Grieg

Edvard Grieg: Lyric Suite. Edward Gardner and Bergen Philharmonic
抒情組曲 作品54Edvard Grieg

グリーグの『抒情組曲』は4つの楽章で構成され、それぞれが独特の雰囲気を持っています。

1904年に完成したこの組曲は、グリーグのピアノ曲『抒情小曲集』から選ばれた4曲を編曲したもので、彼の故郷への愛情が感じられます。

羊飼いの少年の牧歌的な情景、農民たちの力強い行進、静かな夜の風景、そして妖精たちの賑やかな行進が、豊かなオーケストレーションで見事に表現。

ノルウェーの風景や民話に興味がある方、心温まる旋律を求める方にオススメの1曲です。

抒情小曲集「蝶々」作品43-1Edvard Grieg

Grieg Pappilon(Butterfly) op.43-1 グリーグ 蝶々ritephanon
抒情小曲集「蝶々」作品43-1Edvard Grieg

グリーグの作品の中でもとりあげられることが多い名曲。

きらびやかな上下するピアノの音が、まるで美しい蝶がたくさん飛び交っている様子を想像させてくれます。

随所に聴こえるタッタタッタというリズムは、蝶の力強い羽音そのものを表現しているかのようです。

「ペール・ギュント」第1組曲「朝」作品46-1Edvard Grieg

Vienna Philharmonic & Zubin Mehta – Grieg: Morning Mood (Summer Night Concert 2015)
「ペール・ギュント」第1組曲「朝」作品46-1Edvard Grieg

組曲「ペール・ギュント」より、第1組曲の中に入っているとても有名な曲。

冒頭のフルートの旋律が日の出を連想させ、ファゴットに引き継がれた後、さまざまな楽器の音色が重なっていきます。

音も大きくなっていき、完全な朝の風景が想像できる1曲ですね。

「ペール・ギュント」第1組曲「山の魔王の宮殿にて」作品46-4Edvard Grieg

グリーグ:《ペール・ギュント》第1組曲 「山の魔王の宮殿にて」 (PeerGynt Suite No.1 “In the Hall of the Mountain King” )
「ペール・ギュント」第1組曲「山の魔王の宮殿にて」作品46-4Edvard Grieg

この楽曲は、ペール・ギュントが山の中でトロールの王に出会った時の曲です。

冒頭に金管の低音部が響き、トロールの王が出現した様子が見えます。

その後の四分音符のリズムはまるで足音のよう。

次第に不気味な旋律が奏でられ、魔王を彷彿とさせています。

抒情小曲集「夏の夕べ」作品71-2Edvard Grieg

Edvard Grieg – Sommeraften(Summer Evening) グリーグ 夏の夕べ 抒情小曲集Op.71-2
抒情小曲集「夏の夕べ」作品71-2Edvard Grieg

夏の夕暮れの様子が綺麗に表現された楽曲。

日が暮れ、徐々に月が出てくる様子が、冒頭より表現されています。

ピアノが音階的に下降してくる技法は、まるで月の光がキラキラと照らしているよう。

それは後半になると一層大きく奏でられ、満月の夜を想像させてくれます。

ヴァイオリンソナタ第3番ハ短調 作品45Edvard Grieg

グリーグ: ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調,Op.45 1. アレグロ・モルト・エド・アパッショナート Pf.宮本聖子:Miyamoto,Seiko Vn.馬渕清香:Mabuchi,Sayaka
ヴァイオリンソナタ第3番ハ短調 作品45Edvard Grieg

グリーグのヴァイオリンソナタのなかで最も人気の高い作品で、現在でも多く演奏されています。

いきなり勢いの良いパッセージから始まり、中間部からはヴァイオリンの柔らかい響きによって、愛らしい表現となっています。

1887年に初演されたときは、グリーグ本人がピアノを弾いたそう。

伝統的なソナタの形式を使って書いた最後の作品です。