【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操
高齢者の方の、心身の健康に欠かせないレクリエーションと言えば体操ですよね。
体力や筋力の低下を防ぐのはもちろん、転倒予防などにも効果があります。
ですが、高齢者の方の中には激しい運動ができない方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にオススメなのが椅子に座ってできる体操です。
音楽にあわせてテンポよく動くので、楽しく取り組めるのが魅力的ですよ。
さらに筋肉や脳に刺激を与えることで血行がよくなり、認知症などの予防にも期待が高まります。
体を動かすのが苦手な方でも、手軽に楽しめる体操ばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操(11〜20)
きよしのズンドコ体操

お年寄りにも大人気の、氷川きよしさんが「演歌界のプリンス」といわれていた頃の曲『きよしのズンドコ節』に合わせて、楽しみながら体操をしてみましょう。
テンポがよい曲で、体もノリノリです。
イスに座った状態でも大丈夫、動きも簡単で高齢の方にもおススメですね。
欲を言えば、タイトルにもある「ズンドコ」のあとに指でリズムをとりながら「きよし」と合いの手が入ると完璧です。
氷川さんの公式動画を見ると、そのポイントがわかりますよ。
リンゴの唄体操

みなさんおなじみの曲に合わせて、楽しく体操を始めてみましょう。
今回は懐メロの超代表曲『リンゴの唄』を使っています。
体を急激に動かしてはいけませんが、無理せずに大きく「曲げる」「伸ばす」「ひねる」という動きで、終わった後は気持ちがよいです。
ゆったりとした体操に見えますが、これがなかなか充実した動きで、かえっていまの若い人の方がついて行けないくらいの体操ではないでしょうか。
きつねダンス

みさんは「きつねダンス」をご存じでしょうか。
プロ野球、日本ハムファイターズを応援するチアリーダーが踊る、あのダンスです。
こちらは、高齢の方でもイスに座って踊れるように、少しアレンジされているところがよいです。
前半は上半身だけ、後半は足踏みも加えたダンスになっています。
ぜひ耳と尻尾を付け、高齢者向け「ファイターズガール」を目指してかわいく踊っていただきたいですね。
高齢者の方が楽しんでいただけること間違いなしです。
憧れのハワイ航路岡晴夫

戦前から戦後にかけて活躍した歌手である岡晴夫さんの代表曲で、1948年にリリースされ大ヒットしたのが『憧れのハワイ航路』です。
岡さんや美空ひばりさんが出演し映画にもなったので、高齢者の方なら知っている人も多いはず。
腕を大きく上下左右に伸ばしたり肩をたたいたりする振り付けなら、上半身だけでも可能なので施設のレクリエーションにオススメです。
ぜひみなさんで歌いながらダンスにチャレンジしてみてくださいね!
OK指体操

指を意識して手を動かしていくことは、脳の活性化や血行の促進、スムーズな日常生活につながりますよね。
そんな指の動きを改善していくように、しっかりと力を込めて、指を動かしていくシンプルな体操です。
手をにぎってから開く運動と、手をひねる運動を順番に進めていき、しっかりと動けているかどうかもチェックしていきます。
手だけでなく足の指も同じように動かしていくのがオススメで、ここから全身の血行促進にもつなげていきましょう。
ふるさと 3つの動きで盛り上がる歌体操

童謡『ふるさと』のメロディーにあわせて手を動かし、手の動きだけでなく故郷へのイメージで脳を活性化させましょう。
2回の手拍子の次に手で数字を作るという流れで、曲のリズムを意識しながら次の数字を考えるという流れですね。
数字は両手で5を作ったあとには1に戻るので、ここではしっかりと集中してよりスムーズな動きを目指してもらいます。
より集中力を高められるように、慣れてきたらスピードを上げていくパターンもオススメですよ。
【高齢者向け】椅子に座ってできる楽しい体操(21〜30)
かえる体操でコグニサイズ

椅子に座って、両手足を動かしていきましょう。
体全身を無理なく動かせるので、血流の流れをよくし、むくみの予防や改善につながりますよ。
体操をしながら、手の指をパーの形に開いておきましょう。
パーの形にしながら、足などを動かすことで脳の活性化に役立ちます。
コグニサイズは、デュアルタスク体操とも呼ばれています。
デュアルタスク体操も、運動をしながら何かを考えるなど複数を同時にすることを指しますよ。
同時に二つのことをすることで、脳を刺激し効率的に活性化するそうです。
難易度を徐々に上げて、間違えてもいいので体を動かしていきましょう。