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【洋楽】ファンクのルーツを辿る。一度は聴きたい名盤まとめ【初心者】

突然ですが、皆さんは「ファンク」という音楽ジャンルをご存じでしょうか。

たとえ知らなかったとしても、日常生活の中で「ファンキー」という言葉を耳にしたことはきっとあるでしょう。

音楽ジャンルとしての「ファンク」は1960年代にその原型が生まれ、1970年代以降に多くの人気バンドがファンクミュージックのヒット曲を飛ばして全盛期を迎えました。

今も当時の楽曲を現代のヒップホップアーティストたちが好んでサンプリングするなど、後世への影響も大きいファンクミュージック。

こちらの記事では特に初心者の方に向けて、まずは聴いてほしいファンクの名盤を紹介します!

【洋楽】ファンクのルーツを辿る。一度は聴きたい名盤まとめ【初心者】(11〜20)

Struttin’

Chicken StrutNEW!The Meters

アメリカのニューオーリンズで活動したザ・メーターズは、ファンクの開拓者として知られる伝説的なバンドです。

彼らの3作目にあたる『Struttin’』は、それまでのインスト主体から一転し、初めてボーカル曲を収録した意欲作。

R&Bチャートをにぎわせた『Chicken Strut』をはじめ、ニューオーリンズ特有の粘り強いグルーヴが全編にわたって展開されます。

メンバーの息遣いまで聞こえてきそうな生々しい演奏と、ジャムセッションのような即興性は聴きごたえ抜群!

この泥臭くも心地よいサウンドは、後のヒップホップにも大きな影響を与えているんですよ。

Mothership Connection

HandcuffsParliament

Pファンクの創始者、ジョージ・クリントンさん率いるパーラメントが1976年に発表した4作目となるアルバム『Mothership Connection』は、Pファンクに興味がある方にとっては最初の1枚として挙げられることも多く、最高傑作と呼ぶファンも多い傑作です。

圧倒的な情報量とコンセプチュアルな構成が、ファンクの名の元に集結した最高のごった煮サウンドは宇宙的な広がりを見せ、インパクトが強すぎるアルバム・ジャケットも含めて、一度はまると抜け出せない魅力に満ちています。

イロモノっぽい雰囲気もありますが、恐れずにPファンクの宇宙に飛び込んでみることをオススメします!

Street Songs

Super FreakRick James

ファンクミュージック界を代表するベーシスト兼コンポーザー兼プロデューサーにして、破天荒な人生を送った奇人としても知られているリック・ジェイムスさん。

1981年にリリースされ、プラチナディスクを獲得した通算5枚目となるソロ・アルバム『Street Songs』は、天才と呼ぶにふさわしい彼の才能を心ゆくまで味わえる作品となっています。

サンプリング・ソースとしても人気の高い、大ヒット曲『Super Freak』や『Give It To Me Baby』を始めとして、リックさんによるベース・ラインが最高にクールでカッコいいナンバーがめじろ押しです。

本人のボーカルも味わい深く、多彩な才能に思わずうなってしまう、ファンク史に残る名盤です!

Body Bait

Body BaitSymba

どんなジャンルにしても、たった1枚のアルバムを残して解散したグループは数え切れないほど存在していますが、だからこそジャンルに詳しくなればなるほど、そういったマイナーな1枚を掘り出したくなってしまいますよね。

日本のソウル好きにも人気の高いシンガーソングライター兼プロデューサー、アル・ジョンソンさんがプロデュースを手がけたグループ、Symbaの1980年にリリースした唯一のアルバム『Body Bait』も、隠れた名盤がお好きな方にはぜひ聴いてもらいたい1枚です。

跳ねるようなベース・ラインとパーカッシブなリズム・トラック、派手なホーン・セクションがカッコいい表題曲を始めとして、クオリティの高い楽曲がずらりと並んでいますよ。

Chaka

I’m Every WomanChaka Khan

Chaka Khan – I’m Every Woman on Jimmy Kimmel
I'm Every WomanChaka Khan

R&Bの女王と称され、70年代から長きに渡りシーンに君臨し続けるチャカ・カーンさん。

後続のアーティストに多大なる影響を与えた圧倒的な歌唱力と、精力的な活動ぶりは2020年を過ぎても健在ですが、そんな彼女が1978年にリリースしたソロ・デビュー作『恋するチャカ』を紹介します。

ダンス・クラシックとして名高い『I’M EVERY WOMAN』を始めとして、しっとりとしたバラードからディスコ・チューンまで何でもござれといった彼女の天性の才能には、思わずため息がこぼれてしまいます。

完ぺきなサウンド・プロダクションをプロデュースしたはアリフ・マーディンさんを中心に、最高のミュージシャンたちが集まった豪華な1枚です。

The Jones Girls

Who Can I Run ToThe Jones Girls

フィリー・ソウルのファンにはよく知られている、実力派の三姉妹ガールズ・グループです。

1979年にリリースされたセルフ・タイトルのデビュー作には、全米R&Bチャートで1位を記録したメロウな名曲『Who Can I Run To』を始めとして、高いクオリティを誇る上品な楽曲がずらりと並んでいます。

ジェイ・Zさんが引用したファンキーなディスコ・ナンバー『You Gonna Make Me Love Somebody Else』など、サンプリングのネタとしても有名ですね。

3人の美声と姉妹ならではの息の合ったコーラスがとにかく素晴らしく、ソウル・ファンならずとも一度は聴いてほしい名盤です。

【洋楽】ファンクのルーツを辿る。一度は聴きたい名盤まとめ【初心者】(21〜30)

Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)Sly & The Family Stone

Sly & The Family Stone – Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)
Thank You (Falettinme Be Mice Elf Agin)Sly & The Family Stone

「Everybody Is a Star」と共に、ダブルA面シングルとして1969年にリリースされた曲で、1970年にビルボードでNo.1を獲得しました。

Janet Jacksonの1989年のヒット曲「Rhythm Nation」は、この曲の間奏部分のグルーヴをサンプリングしています。