ファンクのルーツを辿る。一度は聴きたい名盤のアルバム
1960年代から音楽シーンを席巻してきたファンク。
スライ&ザ・ファミリー・ストーンやアース・ウィンド&ファイアーらが生み出した名盤の数々は、人々の心を熱く揺さぶり続けています。
官能的なベースラインとグルーヴ感あふれるリズムが織りなす極上の音世界。
パーラメントやブーツィー・コリンズさんなど、ファンクの真髄を伝える名手たちの珠玉の一曲をご紹介します。
- ソウルミュージックの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
- 洋楽のおすすめファンクバンド。海外の人気バンド
- 洋楽ジャズファンクの名盤まとめ~定番から最新作まで
- 50代の方が聴いていた邦楽のダンスミュージック。懐かしの名曲
- 邦楽のおすすめファンクバンド。ファンキーな日本のアーティスト
- R&Bの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム
- ソウルミュージックのレジェンドたち。名曲で振り返る歴史と魅力
- 【初心者向け】定番の洋楽ソウル・ファンク人気バンドまとめ
- フィリー・ソウルの名曲|甘いソウルミュージックが続々登場
- おすすめのダンス曲。定番のダンスミュージック
- ダンサーが選ぶ、20代にオススメのダンスミュージック。人気の曲集
- ORIGINAL LOVE(オリジナル・ラブ)の名曲。かっこいいムードが光る人気曲
- 【日本のR&B】注目の名曲&新しい曲、Japanese R&Bの代表曲
- 邦楽のブラックミュージックの名曲。ブラックミュージック魂の注目作
ファンクのルーツを辿る。一度は聴きたい名盤のアルバム(1〜20)
Girl Don’t Make Me WaitBunny Sigler

1960年代から活動を続けるシンガーソングライターにしてマルチ・プレイヤー兼プロデューサー、バニー・シグラーさん。
いわゆるフィリー周辺のソウル・バンドやアーティストに楽曲を提供するなど裏方としてシーンを支えていた彼は、1967年に記念すべきソロ・アルバム『レット・ザ・グッド・タイムス・ロール・アンド・フィール・ソー・グッド』をリリースします。
後にフィーリー・ソウルの重鎮としてシーンに君臨するバニーさんの、20代の若々しい感性が目一杯詰め込まれた、聴いているだけで楽しい気持ちになれる隠れた名盤ですよ。
フィラデルフィアのソウルはそれ自体が1つのジャンルとして形成されておりますので、そういった歴史に興味がある方にもオススメです!
Watermelon ManBernie Worrell

バーニー・ウォーレルさんは、ジョージ・クリントンさん率いるPファンクの主要メンバーにして、70年代から長きに渡ってファンク・シーンを支えてきたキーボード奏者です。
Pファンクとしての活動が収束した80年代以降は、ジャンルをこえたバンドやアーティストと共演するなど活動の幅を広げました。
そんなバーニーさんが2011年にリリースした作品『STANDARDS』は、正統派とも言えるジャズのスタンダード集です。
Pファンクの革新的な音作りは控えめに、生のピアノやホーン・セクションも取り入れたサウンドで自身のルーツへの愛情を示した作品となっています。
Tight JeansPrince Charles And The City Beat Band

後にスタジオ・エンジニア兼プロデューサーとして素晴らしい仕事を残し、2003年にはグラミー賞を受賞という輝かしい経歴を持つプリンス・チャールズ・アレクサンダーさんが表舞台で活動していた頃のバンドです。
1980年にリリースされた、デビュー・アルバム『Gang War』のジャケットから漂う、いかにもキワモノといった雰囲気は、ファンクミュージックのリスナーからすれば、引くどころかむしろ期待してしまうのでは?
内容自体も、Pファンクからの影響が大きいB級エレクトロ・ファンクといった趣が期待を裏切らない出来栄えとなっていますよ。
Who Can I Run ToThe Jones Girls

フィリー・ソウルのファンにはよく知られている、実力派の三姉妹ガールズ・グループです。
1979年にリリースされたセルフ・タイトルのデビュー作には、全米R&Bチャートで1位を記録したメロウな名曲『Who Can I Run To』を始めとして、高いクオリティを誇る上品な楽曲がずらりと並んでいます。
ジェイ・Zさんが引用したファンキーなディスコ・ナンバー『You Gonna Make Me Love Somebody Else』など、サンプリングのネタとしても有名ですね。
3人の美声と姉妹ならではの息の合ったコーラスがとにかく素晴らしく、ソウル・ファンならずとも一度は聴いてほしい名盤です。
Disco to GoBrides Of Funkenstein

アルバム・ジャケットもユニット名も強烈なインパクトを残す、ファンカデリックやパーラメントのバッキング・コーラス隊として活躍した女性2人組が、1978年にリリースしたデビュー・アルバムです。
当然ながら、Pファンクの創始者ジョージ・クリントンさんがプロデュースを手がけており、ブーツィー・コリンズさんを始めとするPファンク軍団がばっちりサポートを固めています。
Pファンクの路線を基本としながらも、ジャズっぽいアレンジが随所に見られるのがおもしろいですよ。
派手さはありませんが、Pファンクの愛好家としては押さえておくべき作品でしょう。
Soul Power ’74Maceo and the Macks

サックス奏者としてPファンクの重鎮であるMaceo Parkerのこの楽曲をサンプルしたJennifer Lopezの「Get Right」は後に大ヒットを果たします。
思わずクラップしたくなるリズムはオリジナルも同じです。