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ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介

バロック音楽を代表する作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル。

劇作品に情熱を注ぎ、オペラやオラトリオを多く作曲しました。

同年代のバッハとともにバロック音楽の巨匠として名を刻みましたが、ヘンデルの特徴は、大衆向けに作られたドラマチックな表現力と感動的なメロディ。

BGMとしてバラエティ番組や映像作品で使われている楽曲もあり、クラシックにあまり馴染みがない方も、一度は耳にしたことがある曲があるかもしれません。

彼の情感豊かな音楽の世界をぜひ体感してみてください。

ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介(11〜20)

「アグリッピナ」より「序曲」Georg Friedrich Händel

アグリッピナはローマ帝国の皇族女性で、暴君ネロの母親として知られています。

ヘンデルがイタリアに滞在した際、このアグリッピナを題材にしたオペラが生み出されたそう。

序曲では典雅な旋律ながらも、どこか悲劇を予感させる雰囲気をかもし出しています。

調子のよい鍛冶屋Georg Friedrich Händel

ヘンデル:「調子のよいかじや」 (フィリップ・アントルモン)
調子のよい鍛冶屋Georg Friedrich Händel

もともとは『ハープシコード組曲 第5番 ホ長調』の終曲『エアと変奏』ですが、『調子のよい鍛冶屋』としてよく知られています。

現代ではピアノ曲として有名な1曲。

5つの変奏曲で構成され、曲が進むにしたがって徐々に華やかさが増し、聴く人の耳を楽しませてくれます。

オラトリオ「ユダス・マカベウス」より「見よ、勇者は帰る」Georg Friedrich Händel

もともとはオラトリオの1曲として作曲され、1747年にロンドンのロイヤル・オペラハウスで初めて上演されました。

海外では後に歌詞がつけられて賛美歌として歌われたり、日本においても表彰式で用いられるテーマ曲として広く知られています。

「ジョージ2世の戴冠式アンセム」より「司祭ザドク」Georg Friedrich Händel

ヘンデル: ジョージ2世の戴冠式アンセム:司祭ザドク[ナクソス・クラシック・キュレーション #特別編:サッカーW杯]
「ジョージ2世の戴冠式アンセム」より「司祭ザドク」Georg Friedrich Händel

1727年に作曲された戴冠式アンセム。

イギリス国王ジョージ2世の即位を祝うために書かれた本作は、壮大なオーケストラと合唱が融合した荘厳な宗教音楽です。

静かな序奏から一転、爆発的に始まる合唱は聴く者を圧倒します。

旧約聖書に基づく歌詞は、王の神聖性と民衆の祝福を力強く表現。

イギリス王室の象徴的な儀式音楽として、現在も戴冠式で演奏される伝統となっています。

サッカーファンにもおなじみのUEFAチャンピオンズリーグのテーマ曲にもなっており、クラシック音楽に馴染みのない方も、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

歌劇「セルセ」より「樹木の陰で」Georg Friedrich Händel

Andreas Scholl: Largo di Handel : Ombra mai fu : Aria da Xerxes HWV 40 countertenor Bonazeta YT
歌劇「セルセ」より「樹木の陰で」Georg Friedrich Händel

オペラ『セルセ』第1幕にて、ペルシャ王セルセによって歌われるアリア。

「オンブラ・マイ・フ」とも呼ばれ、ソプラノ歌手などが単体で歌うことが多い1曲。

日本では、1986年にウイスキーのCM曲として用いられ、一躍有名になりました。

歌劇「ジュリオ・チェーザレ」より「難破した船が嵐から」Georg Friedrich Händel

彼が作曲したオペラ『ジュリオ・チェーザレ』には、クレオパトラの感動的なアリアが登場します。

愛するシーザーが生きていたことを知った喜びを、嵐を乗り越えた船に例えて歌う本作。

華麗な技巧と情感豊かな旋律が、クレオパトラの心の変化を見事に表現しています。

ヘンデルが1724年にロンドンで初演し、イタリア様式を巧みに取り入れた傑作として今なお世界中で上演され続けています。

ドラマチックな表現力に魅了されたい方にオススメですよ。

ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介(21〜30)

カプリッチョ ト短調Georg Friedrich Händel

カプリッチョとはイタリア語で「気まぐれ」を意味し、奇想曲とも訳される音楽形式です。

2分足らずの短い曲ですが、不思議な印象の旋律と美しい音の重なり合いが強烈なインパクトを与えます。

他の曲とは少し系統の違うヘンデルの曲を聴きたいときにオススメですよ。