RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介

バロック音楽を代表する作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル。

劇作品に情熱を注ぎ、オペラやオラトリオを多く作曲しました。

同年代のバッハとともにバロック音楽の巨匠として名を刻みましたが、ヘンデルの特徴は、大衆向けに作られたドラマチックな表現力と感動的なメロディ。

BGMとしてバラエティ番組や映像作品で使われている楽曲もあり、クラシックにあまり馴染みがない方も、一度は耳にしたことがある曲があるかもしれません。

彼の情感豊かな音楽の世界をぜひ体感してみてください。

ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介(11〜20)

合奏協奏曲集 Op.6より第6番 第3曲「ミュゼット」Georg Friedrich Händel

1739年に作曲された『合奏協奏曲集 Op.6』の中の1曲、『ミュゼット』は、フランス風の田園的な雰囲気を醸し出す珠玉の名曲。

バグパイプを模した持続音が特徴的で、優雅で静かな自然の風景を思わせる音楽です。

ヘンデルお気に入りの曲としてオラトリオの幕間演奏にも使用されたそう。

田園風の情景や自然への憧れを表現しつつ、ヘンデル特有の音楽的工夫が凝縮されたこちらの作品は、バロック音楽に興味のある方にぜひオススメしたい作品です。

もろびと こぞりてGeorg Friedrich Händel

ヘンデルの作品の中でも特に人気が高いのが、クリスマス・キャロルとして親しまれているこの曲です。

実はヘンデルが直接作曲したわけではなく、19世紀にローウェル・メイソンが彼の作品から引用して編曲したのだそう。

歌詞は神学者アイザック・ワッツが旧約聖書の詩篇を基に書いた詩を使用。

救世主の到来を祝う喜びに満ちた内容で、明るく力強いメロディが特徴的です。

ピアノや管弦楽、合唱などさまざまな形態で演奏され、クリスマスシーズンになると世界中で奏でられます。

ハープ協奏曲 変ロ長調Georg Friedrich Händel

Handel – Harp Concerto in B flat Major, Morgan Mackenzie Short, 2014 Young Artist Concerto Winner
ハープ協奏曲 変ロ長調Georg Friedrich Händel

音楽史上初といわれるハープ協奏曲は、18世紀にヘンデルによって生み出されました。

華やかで明るい弦楽と、透明感のあるハープの響きが耳に楽しい楽曲で、現在でも単体で演奏されることのある、大変有名な作品です。

歌劇「セルセ」より「樹木の陰で」Georg Friedrich Händel

Andreas Scholl: Largo di Handel : Ombra mai fu : Aria da Xerxes HWV 40 countertenor Bonazeta YT
歌劇「セルセ」より「樹木の陰で」Georg Friedrich Händel

オペラ『セルセ』第1幕にて、ペルシャ王セルセによって歌われるアリア。

「オンブラ・マイ・フ」とも呼ばれ、ソプラノ歌手などが単体で歌うことが多い1曲。

日本では、1986年にウイスキーのCM曲として用いられ、一躍有名になりました。

オルガン協奏曲第13番「かっこうとナイチンゲール」Georg Friedrich Händel

オラトリオ「エジプトのイスラエル人」の初演に合わせて1739年に初披露されたオルガン協奏曲。

4つの楽章で構成され、かっこうとナイチンゲールの鳴き声がオルガンで巧みに表現された、軽やかで可愛らしい作品です。

カプリッチョ ト短調Georg Friedrich Händel

カプリッチョとはイタリア語で「気まぐれ」を意味し、奇想曲とも訳される音楽形式です。

2分足らずの短い曲ですが、不思議な印象の旋律と美しい音の重なり合いが強烈なインパクトを与えます。

他の曲とは少し系統の違うヘンデルの曲を聴きたいときにオススメですよ。

ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介(21〜30)

水上の音楽 ホーンパイプGeorg Friedrich Händel

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルによる、王室の舟遊びを彩るための管弦楽組曲があり、その中の一曲は夏にふさわしい涼やかさと華やかさを兼ね備えています。

本作は、1717年7月のテムズ川での初演時、国王ジョージ1世があまりの素晴らしさに何度もアンコールを命じたという記録が残るほど、当時から人々の心をつかんでいました。

トランペットやホルンといった管楽器が躍動し、聴く者を晴れやかで祝祭的な気分へと誘います。

映画『いまを生きる』のワンシーンを彩ったことでも知られていますね。

蒸し暑い日々に爽快なひとときを求める方や、バロック音楽の持つ荘厳かつ軽快な魅力を気軽に楽しみたい方にはうってつけの一曲かと思います。