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ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介

バロック音楽を代表する作曲家、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル。

劇作品に情熱を注ぎ、オペラやオラトリオを多く作曲しました。

同年代のバッハとともにバロック音楽の巨匠として名を刻みましたが、ヘンデルの特徴は、大衆向けに作られたドラマチックな表現力と感動的なメロディ。

BGMとしてバラエティ番組や映像作品で使われている楽曲もあり、クラシックにあまり馴染みがない方も、一度は耳にしたことがある曲があるかもしれません。

彼の情感豊かな音楽の世界をぜひ体感してみてください。

もくじ

ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介(1〜20)

もろびと こぞりてGeorg Friedrich Händel

ヘンデルの作品の中でも特に人気が高いのが、クリスマス・キャロルとして親しまれているこの曲です。

実はヘンデルが直接作曲したわけではなく、19世紀にローウェル・メイソンが彼の作品から引用して編曲したのだそう。

歌詞は神学者アイザック・ワッツが旧約聖書の詩篇を基に書いた詩を使用。

救世主の到来を祝う喜びに満ちた内容で、明るく力強いメロディが特徴的です。

ピアノや管弦楽、合唱などさまざまな形態で演奏され、クリスマスシーズンになると世界中で奏でられます。

オラトリオ「ユダス・マカベウス」より「見よ、勇者は帰る」Georg Friedrich Händel

もともとはオラトリオの1曲として作曲され、1747年にロンドンのロイヤル・オペラハウスで初めて上演されました。

海外では後に歌詞がつけられて賛美歌として歌われたり、日本においても表彰式で用いられるテーマ曲として広く知られています。

ヘンデルの名曲|人気曲を一挙紹介(21〜40)

オルガン協奏曲第13番「かっこうとナイチンゲール」Georg Friedrich Händel

オラトリオ「エジプトのイスラエル人」の初演に合わせて1739年に初披露されたオルガン協奏曲。

4つの楽章で構成され、かっこうとナイチンゲールの鳴き声がオルガンで巧みに表現された、軽やかで可愛らしい作品です。

カプリッチョ ト短調Georg Friedrich Händel

カプリッチョとはイタリア語で「気まぐれ」を意味し、奇想曲とも訳される音楽形式です。

2分足らずの短い曲ですが、不思議な印象の旋律と美しい音の重なり合いが強烈なインパクトを与えます。

他の曲とは少し系統の違うヘンデルの曲を聴きたいときにオススメですよ。

水上の音楽ヘンデル

ヘンデル:組曲「水上の音楽」
水上の音楽ヘンデル

荘厳で華やかな管弦楽の調べが美しく響き渡る作品。

1717年7月のテムズ川での舟遊びのために、ヘンデルが作曲したこの楽曲には、穏やかな川の流れが音楽で表現されています。

ホルン、オーボエ、弦楽器など多彩な楽器の音色が織りなす豊かな響きは、まるで水面に光が揺らめくように優雅で心地よい雰囲気を醸し出しています。

本作は現代においても、NHK-FMの『古楽の楽しみ』のテーマ曲や京都駅の発車メロディとして使用されており、その普遍的な魅力が証明されています。

集中力を必要とする作業や勉強時に、静かに心を落ち着かせたい時にオススメの一曲です。

オペラ『リナルド』より「私を泣かせてください」Georg Friedrich Händel

007ヘンデル オペラリナルドより 私を泣かせてください Lascia ch’io pianga
オペラ『リナルド』より「私を泣かせてください」Georg Friedrich Händel

オペラ『リナルド』の中で歌われるアリアで、囚われの身となったヒロインの悲しみと自由への渇望を表現しています。

シンプルながら深い感情を湛えた旋律が特徴で、3拍子の穏やかなリズムと繰り返されるメロディーラインが印象的です。

1711年2月に初演されたこの曲は、ヘンデルがイギリスで発表した最初のイタリア語オペラの一部であり、ヘンデルの国際的な名声を確立する契機となりました。

オペラの世界に興味のある方や、バロック音楽の美しさを感じたい方におすすめの1曲です。