「合唱コンクールで歌う自由曲を探している」「合唱の技術向上を図りたい」そうお考えの方がここにたどり着いているのかもしれませんね!
今回この記事では、歌う難易度の高い合唱曲をご紹介していこうと思います!
テンポが速い、または急激に変化したり、メロディーの上下が激しかったり、パートごとの発声のタイミングが複雑だったり。
ここに載っている作品を歌い切れば、きっと達成感が得られますよ。
ぜひ最後までご覧になっていってくださいね!
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【合唱曲】難易度高!歌うのが難しい作品をピックアップ(1〜10)
虹作詞作曲:森山直太朗・御徒町凧/編曲:信長貴富

卒業式や合唱コンクールで親しまれている「虹」をテーマにした合唱曲。
森山直太朗さんと御徒町凧さんが作詞作曲、信長貴富さんが編曲を担当しています。
2006年9月にNHK全国学校音楽コンクールの中学校部門課題曲として発表された本作は、物事を異なる視点から見ることで新たな意味が生まれることを示しています。
音楽的には各パートの独立性と調和が重要で、特に男声パートは繊細な発声が求められます。
人生の節目や旅立ちの場面で歌われることの多い、感動的な1曲です。
聞こえる作詞:岩間芳樹/作曲:新実徳英

世界中から聞こえてくるさまざまな問題に直面する若者の心情を描いた合唱曲です。
1991年のNHK全国学校音楽コンクール高等学校の部の課題曲として制作され、その後も多くの合唱団に歌い継がれています。
ソプラノの高いソの音がきちんと歌えるか、メロディやハーモニー、リズム感などの音楽的要素をクリアできるかなど、ポイントが随所にちりばめられています。
社会や世界で起こることへの関心を持ちつつも、何もできないというジレンマを抱える若者の心情を表現した作品なので、合唱コンクールの自由曲にピッタリですね。
走る川作詞:金沢智恵子、作曲:黒澤吉徳

岐阜県の大垣市立南中学校が、作曲家の黒澤吉徳さんに頼んだことで1993年に作られた『水の翼』。
この曲は混声合唱組曲となっていて、その第2楽章が知名度の高い『走る川』です。
この曲はイントロの明るい雰囲気から、いきなり不穏な空気に変わるダイナミックな展開が印象的。
全体的にリズムも取りにくい複雑なパターンなので、高難易度の合唱曲といえそうですね。
テンポチェンジも激しい曲なので、うまく曲のスピードに合わせて歌うのには相当練習がいりそうですよ!
空駆ける天馬作詞:館蓬莱、作曲:黒澤吉徳

小学生から高校生向けの合唱曲を数多く残した、20世紀を代表する作曲家、黒澤吉徳さん。
彼の『空駆ける天馬』は、1978年に作られた混声3部合唱曲で、曲の途中でパートが5つに分かれる部分が最大の難所。
5部構成というわけではなく、あくまで3部の途中から派生して5つになるのがややこしいところ。
また、途中でいきなりテンポがダウンするパートや、音が高くなっていくパートがあり、その複雑な曲構成もこの曲の難易度をより高くしています。
IN TERRA PAX 地に平和を作詞:鶴見正夫/作曲:荻久保和明

鶴見正夫さん作詞、荻久保和明さん作曲の壮大な世界観が魅力の楽曲。
平和への願いをテーマに、ファンファーレのような迫力ある部分からみずみずしい描写まで、多彩な表現が詰まっています。
1990年に発表されたこの曲は、小学生から一般の合唱団まで幅広い層に愛され、90年代にはコンクールの自由曲として確固たる地位を確立しました。
テンポの変化や複雑なリズム、広い音域など技術的な難易度は高めですが、歌い切ったときの達成感は格別。
平和について考えるきっかけにもなる、深い意味を持つ作品です。
未来へ作詞:谷川俊太郎/作詞:信長貴富

谷川俊太郎さんの深い詩的表現と信長貴富さんの繊細な旋律が融合した素晴らしい合唱曲です。
日常の小さなものに込められた希望を歌い上げ、過去から未来へと続く生命の流れを描いています。
2008年3月、京都エコー合唱団の創立45周年記念演奏会で初演されて以来、多くの合唱団に親しまれている本作は、震災後の喪失感や悲しみを抱える人々に「未来を見据える力」を与える曲として注目を集めました。
今を大切にする気持ちと未来に向かう勇気を共有したい方にオススメの1曲です。
時の旅人作詞:深田じゅんこ、作曲:橋本祥路

1990年に発表された『時の旅人』は、深田じゅんこさん作詞、橋本祥路さん作曲の混声三部合唱曲です。
この曲の難しさの秘密はその転調の多彩さ!
第1部はヘ長調、第2部はニ短調、第3部はニ長調、第4部はト長調という激しくドラマティックな転調で、油断していると音を外してしまいそうです。
また、主旋律をソプラノが歌い続けるわけではなく、転調のタイミングで主旋律を歌うパートが変わるという構成になっているので、それを覚えるのが大変そうですね。
くちびるに歌を作詩:C.フライシュレン/訳詩・作曲:信長貴富

美しいメロディと力強いメッセージが心に響く名曲。
ドイツ語と日本語が見事に融合し、希望に満ちた歌詞が聴く人の心を奮い立たせます。
信長貴富さんの繊細な編曲によって、詩の世界観が音楽で見事に表現されていますね。
2005年に男声合唱版として初演された本作は、その後混声版や女声版も発表され、多くの合唱団に愛されています。
難易度は高めですが、歌い上げたときの達成感は格別!
ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ほらね、作詞:伊東恵司/作曲:松下耕

伊東恵司さんの詩と松下耕さんの音楽が織りなす本作は、東日本大震災の被災者を支援する「歌おうNIPPONプロジェクト」のために生まれました。
自然と人間のつながりや、日常の小さな幸せを優しく歌い上げる歌詞は、聴く人の心を温かく包み込みます。
2011年にカワイ出版から委嘱された本作は、混声4部合唱とピアノの編成で、音域が広すぎず、ピアノ伴奏も弾きやすいよう配慮されています。
学校の合唱コンクールや、被災地支援のチャリティーコンサートなど、さまざまな場面で歌われる機会の多い楽曲です。
みんなで声を合わせて歌うことで、人と人とのつながりを実感できる、心温まる1曲となっていますよ。
信じる作詞:谷川俊太郎/作曲:松下耕

詩人の谷川俊太郎さんが作詞し、松下耕さんが作曲した『信じる』は、中学生の方にとって挑戦し甲斐のある合唱曲です。
本作は、第71回NHK全国学校音楽コンクール中学校の部課題曲として制作されました。
自分を信じること、周りの人を信じることの素晴らしさが描かれた歌詞は、大人になる途中でいろんな迷いが生まれ始める中学生の方にピッタリですね。
前半はゆったりと進んでいくものの、中盤で印象がガラッと変わるので、その変化が難しいポイント。
後半ではまた前半と同じようなゆったりしたパートに入るので、1曲の中で繰り広げられるメロディと歌詞の変化をしっかり感じながら歌ってみましょう。